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ところで、今さらですが、「地下水」の定義とはなんだかご存じですか? 日本地下水学会のFAQによると、 「地下水」という用語の定義について、地下水学会としてまとめたものは残念ながらありません。しかし地下水学会の会員が中心となり「地下水」の用語について定義している身近な出版物があります。
ということで、その出版物の内容を引用しますと、(1) 地下水は動的な水であり、地下水体の水とそれに接している水を厳密に区別することは困難である。例えば、地下水とその上にある毛管水帯の水を厳密に区別することは困難であり、区別することに本質的な意味は無い。 (2) 従来、地下水とは地下水面より下の帯水層に存在する飽和状態の水のことを指す用語であった。しかし現在では地下水面より上の不飽和状態にある水も含めて地下水とする考え方が取られるようになっている。今日、地下水とは地下に賦存する水の総称である。 このことから云えることは、「地下水」には境目がなく、水脈がある限りどこまでも続いているということだと思います。 すると、ある一地点で汚染された地下水は、その一地点、一地域の問題ではすまないと云うことです。 それを踏まえた上で、次の情報を見て頂きたいと思います。これも同じく日本地下水学会のホームページから「ちかすいニュース」というコーナーで掲載されている記事です。 滋賀県野洲市の農薬工場の跡地で地下水汚染 情報掲載日 2006/05/01(月) 野洲市にある農薬工場跡地の地下水からエンドリンが基準値を超えて検出されたことが明らかになった。残留性の強いエンドリンが基準値を超えて検出されたのは、製薬会社の農薬製造工場の跡地で、会社の発表によると、今年3月〜4月にかけて工場敷地内の地下水を調査したところ、21箇所の観測井戸のうち3箇所から、最高で基準値の約4倍のエンドリンが検出されたということです。この工場跡地では昭和31年〜昭和46年にかけて、エンドリンを原料にした殺虫剤がつくられており、会社では当時の製造工程で敷地から地下水や土壌に漏れたのではないかと説明しています。なお会社側は工場敷地内の汚染された土壌を今後2年程度かけて洗浄して埋め戻すことにしています。(2006年4月28日、びわ湖放送ホームページ) 最後の部分が問題です。 会社側は工場敷地内の汚染された土壌を今後2年程度かけて洗浄して埋め戻すことにしています。 工場敷地内だけで済む問題なのでしょうか? 琵琶湖のそばの地下水、ということであれば、琵琶湖の流水域とも無関係ではないはずで、それが琵琶湖の生物や近隣の取水に影響していないと云いきれるのでしょうか? それとも単なる杞憂としておくべきでしょうか? 確かに、地下水の流れは遅く、すぐに周囲へ広がるというような心配はない、かもしれません。 ですが、地下に国境はありません。 云うまでもなくそれは、そもそも最初から、水の営みが地球規模の問題であるということです。 「風が吹くと桶屋が儲かる」ではないですが、全く関係のないいくつかの独立した営みが、実は連鎖して、影響し合うということは、想定内の事態として把握しておくべきでしょう。 汚染は蓄積されるモノです。 水にだけでなく、人体にも。 ▼以下映画情報他▼
映画「水霊 ミズチ」公式サイトhttp://www.mizuchi-movie.com 山本清史ブログ「愛幻通信」http://blog.goo.ne.jp/yamamotokiyoshi チャンネルNECO「映画”水霊”見る前に見る!!」 http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0921200605092455.html |
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地下水を汲み上げて温泉が出て来る場合は、地底にマグマが活動して熱せられた地下水が湧いてくるのだろうか?。一体どれくらい掘れば地下水なのか温泉なのか分かりませんか?。地域的にも違いがあると思うけどどうでしょう?。
2006/5/7(日) 午後 2:43
ATCグリーンエコプラザ「地下水問題セミナー」開催日時:平成18年7月20日(木)14:00 〜 16:40講演1:「都市域の表層地下水問題と有効利用」講演2:「地下水利用における必要な基礎知識と問題点について」講 演3:「大阪府北部地域における地下水汚染脆弱性マップの構築」講演4:「汚染地下水処理技術の実際」http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=9568&category=31
2006/7/2(日) 午前 5:27 [ yon*kas* ]
地下水をタダで企業が使うのは如何なものでしょうか?
美しい地下水を護り、いつまでも地下水の恵みを得るには、
応分の負担が必要だと思います。
2010/5/25(火) 午前 6:52 [ 水を護る国家事業の実施を ]