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「水の日 水の週間」をご存じですか? 国道交通省では、水資源の貴重さと水資源開発の重要性について国民の理解を深めるため、1977(昭和52)年に毎年8月1日を「水の日」と定めたのです。 この日から1週間を「水の週間」とし、各地で水に関する行事が実施されています。 例えば東京の科学技術館では「ウォーターフェア東京」が催され、またこの時期に全国中学生による水の作文コンクールが開かれているようです。ぼくも中学生の頃何か作文を書いていた筈ですが、何を書いたのか全く覚えていません。 全く関係ないですが、作文で覚えているのは歯磨きに関するもので、「歯ブラシマンが歯磨き粉くんと協力して歯垢を退治する」という巫山戯たヒーローモノのストーリーを書いたことくらいです。 さて、「水の日」がこの日に決まったわけは、8月上旬に渇水や大雨など水への関心が高まっているため、ということです。水に関する諸行事を行うためには、年間を通じて水の使用量が多く、水について関心が高まっている時期が適当ですから、8月1日にスポットが当たったというわけです。 一方、1992年には国連で「国連水の日」が毎年3月22日と定められました。 これはアジェンダ21という行動計画があって、簡単にまとめると21世紀に持続可能な開発を実現させることを目指す地球規模の行動計画のことなわけですが、「国連水の日」はこのアジェンダ21を受け、世界レベルで水不足や水質汚濁、淡水資源の安定供給の重要性を訴えていこう、と呼びかけているのです。 ちなみに「アジェンダ21」とは、このような行動計画です。 1992年、リオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(UNCED)で「環境と開発に関するリオ宣言」「森林原則宣言」とともに採択され、前文と「社会的・経済的要素」「資源の保全と管理」「主要な社会構成員の役割強化」「実施手段」の4つのセクションから構成。 条約のような法的拘束力はないが、各国の政策への反映が期待されている。また、このサイトでもわかりやすく紹介されています。 水資源機構によれば、「水の日」の意義について、わが国の水需要は、生活水準の向上、経済の進展等に伴って近年著しく増大してきましたが、一方、水資源の開発は次第に困難になっており、渇水時には水不足が生じることが予想される状況になっていますと紹介されていますが、確かに外国で暮らしたりすると、水の貴重さ、尊さを実感します。水に関して知らないことは多い。このような日を設けることで、水への関心が高まればいい、そういう気持ちはあります。 が、そうはいっても、政治的にキャンペーンをぶち上げたところで、それが本当に人々の心に届くかと云えば、それは疑問です。甚だと云っていいほど、疑問です。日本は安全すぎるので、安全でない水を想像することすらできない人々が、大勢いると思うのです。安全意識こそが危機意識だという認識は、学校では教えてくれません。
水を飲んでお腹を壊したり、虫に感染したりすれば、毎年決まった行事をこなすよりはよっぽど「水の大切さ」を思い知る、というのはなかなか皮肉なことではありますが。 |

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