櫻井道裕の経営雑感

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今日の日経新聞に主要商品・サービスシェアについての記事が一面で扱われていました。「どうしてそんなに順位にこだわるの」って思う人もいるんじゃないでしょうか。
私なども比較的闘争心のない方で、他人と比べて勝ったとか負けたとかあまり気にしない方です。男性ホルモン”テストステロン”があまり多くないのかもしれません。
我々コンサルタントには結構競争心旺盛な人も多く、他人の年収などを気にする人もいます。

ただ、企業の場合は、競争相手との相対的なシェア優位性は結構大事です。ちゃんと経営を勉強した人にとっては目新しいことではありませんが、

第1に「規模の経済性」があります。多く製造した方が製品1単位当たりの固定費負担が少なくて済みますから、コスト競争力が高くなります。
簡単な例で示すと、
製品1個当たり変動費が10,000円、固定費総額1,000,000,000円(内製造固定費700,000,000円、管理固定費300,000,000円)の会社が、200,000個製造した時の1個当たり原価は、
10,000円+1,000,000,000円÷200,000個=15,000円
になります。
一方製品1個当たり変動費が10,000円、固定費総額1,100,000,000円(内製造固定費800,000,000円、管理固定費300,000,000円)の会社が、250,000個製造した時の1個当たり原価を計算してみます。
製造固定費は幾分増加すると仮定していますが、変動費のように製造個数の増加に比例的に連動して増えることはありません。管理固定費は製造個数には全く無関係ですので同額としています。そうすると、1個当たり原価は、
10,000円+1,100,000,000円÷250,000個=14,400円
になります。
このようなことが、企業が規模を追求する第一義的な意味です。

第2に、ボストン・コンサルティング・グループが提唱する概念で「経験曲線」があります。
これは累積生産量の増加にともなって、習熟度の向上などで単位当たりのコストが低減していくというものです。
このことの戦略的な意味は、競争相手に対して相対的にシェアで優位にたつということで、競争相手より早く経験をつみ、コスト競争力を高めることができるということです。

第3に、「情報の蓄積」をあげることができます。
No.1企業には、自然と情報が集まってくるということです。たとえば、その製品分野での相談を持ちかけるとしたら、やはりまずはNo.1企業のところですから。

第4に、「信用やブランド価値の高まり」も無視できません。
No.1であるというだけで、何となく信用してしまったり、ブランドを好ましいものと考える心理がありそうです。

なんだか、経営の教科書みたいなことになってしまいました。この辺でやめておきます。

PS:今日も朝ウォーキングをしました。大阪の近郊の都市であり、自然と呼べるものはほとんどないところですが、今日はウォーキングコースの幅2メートルぐらいの小さな人口の川にカルガモの親子と、青サギを発見しました。ここらあたりも捨てたものではありません。


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