死別した前妻の娘と現在の妻。その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。波風の立たないよう静かに暮らす小市民的気質の社本。だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、ついに娘の万引きを招く。スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、そんな彼を救ったのはスーパー店長の友人である村田だった。村田の懇願により店長は万引きを許す。さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、娘をバイトとして雇い入れる。その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。それが、村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、同時に引き返せなくなる顛末への引き金となった。 評判を聞いてすごく観たかった1本。 だったんだけど、 うーん。心に響かないというか。。。 1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語っていうのは 確かにショッキングだし、 でも、正直、事件の全貌を覚えていなくて。 些細な日常から狂気への入り口までのその時間が早すぎて(とは言え、本編2時間超えなんだけど)、 共感が追いつかない。 どうしてそういう顛末になったのかが判らないところが、 恐ろしい、というコトもなく。 私の中のコワイ映画No.1、「黒い家」と比べると、 思いもがけず、案外平常心で観ていられた。グロい表現は比べ物にならないのに。 同じ園子温監督だったら、恋の罪のほうがショッキングだったし、 少なからずそこに共感?出来たのは、性の違い? でも、吹越さんは怪演。 この映画が語られるときは、でんでん氏の演技が評価されているようだけど、 やっぱ吹越さんの狂気が見所だと思う。
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