プリンストンからの手紙

プリンストンは四季折々の自然が豊かです。

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みなさん、そしてご家族、ご親戚、お友達のみなさんは無事でしたでしょうか?
被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
津波の映像は見るたびに恐ろしく、そのスピードとパワーの大きさの前にはなす術がないのだと呆然としました。

我が家では、夜中に日本の本社から緊急連絡を受け、すぐ家族に連絡を取ろうとしたのですが、電話が繋がらず、心配で眠れない夜を過ごして、朝方やっと電話が通じて、家族の無事が確認できました。

こちらの日本人会では、NHKが見られるサイトやら、安否確認のために利用できるサイト情報などが寄せられていますが、岩手に住む親戚の安否が確認できないとか、福島の友人がどうなったかわからないという方たちが何人もいらして、心を痛めていらっしゃるのだろうと思います。
私も仙台の友人にメールをして、無事の返事があったときは、ホッとしました。

アメリカの友人からは、次々と家族の安否を心配する電話やメールが相次ぎ、その対応の早さと、心遣いのあたたかさに感激しました。
 
新聞やテレビでも日本の地震のニュースが大変大きく報道されていますが、こんな非常事態でも、暴動など起きず冷静に行動する日本人はすごい、というコメントがされています。 

まだまだ余震もあり、電車の運行が不規則だったり、計画停電が行われたり、いろいろ大変なことと思います。
被災地に少しでも早くライフラインが復活整備されますように。
 
そして、こんな災害時に、たまたま日本を旅行していた観光客も多いと思うのですが、日本語のわからない方はどう対処したのだろうかとふと考えました。日本では、こういった非常時に、日本語の通じない方への対応マニュアルがなにかあるのかどうか気になるところです。

春はすぐそこに・・・

いつの間にかすっかり雪が溶けたプリンストン。
暖かい日差しに春の訪れを感じて喜んだ翌日は、また寒さがぶり返してマフラーをぐるぐる巻きにする・・・そんなことを繰り返しながらも、少しづつ空の色が春めいてきたような気がします。

大学図書館の前のマグノリアのつぼみもだいぶふっくらとしてきました。

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4月には、青空をバックに大きな美しいピンク色の花を木いっぱいにつけるかと思うと、今から楽しみです。

そして、やはりキャンパスに咲いていたこんな花。

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スイスの友人が「Witch-hazel blossoms」 というんだよ、と教えてくれました。
魔女のヘーゼルの花??
ヘーゼルはヘーゼルナッツのヘーゼルです。
ググってみたら、日本名は「アメリカマンサク」
このウィッチヘーゼルの樹皮や葉を蒸留した液は、炎症の冷却、止血、そして保湿の効果があるのだそうで、ウィッチヘーゼルアストリンジェント、とか、化粧水がたくさん紹介されていました。この化粧水を使っているとニキビが出なくなるそうです。
花の形も変わっていますが、樹皮や葉が化粧水になるというのも面白いですね。

スーパーに行くと、色とりどりの花たちや大きなアマリリスが売られていました。

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春色の花には見とれてしまいます。

そして、氷の上に立てて置かれている芽キャベツ。

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アメリカでこうやって芽キャベツが売られているのを初めて見たときは驚きましたが、もいでお料理に使うのもなかなか楽しいものです。

生パスタもいろいろな種類がいっぱい。

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今日は芽キャベツを使ったパスタ料理にしようかな・・・

友人がプレゼントしてくれたチューリップとスイセンも可愛らしくリビングを飾ってくれています。

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この小さなスイセン、英語ではNarcissus (ナルシス)ですが、フランス語ではTete-a-tete (テット ア テット) という名前で、頭と頭をくっつけるかわいらしいしぐさのことを言います。同じ花をみて、イメージするものが国によって違うのも面白いなと思います。この可憐な花には、Tete-a -tete のほうが似合っているような気もします。

長〜い冬の後にやってくる春。
花が咲き乱れる季節が今から楽しみです。

アメリカのお寿司特集

アメリカで「SUSHI」といえば、知らない人がいないくらい有名な代表的日本料理ですが、いつの間にか「SUSHI」はひとり歩きして、日本の寿司の常識をはるかにこえたフュージョン料理になっています。

例えばこれ。

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中国、タイ、韓国、日本といったアジアンテイストが味わえるレストランがあると、友人に誘われていったお店でお寿司を頼んだら、これが出てまいりました〜!
デザインされたソースの上に置かれた鰻の巻きずしとなにやら葉っぱにくるまれたお寿司。トップは赤いとびこで飾られています。日本の「寿司」とは違った食べ物だと思って食べれば結構いけます!

これはスパイダーロール

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まん中がスパイダーの胴体で、足が伸びているイメージでしょうか?

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これもドレッシングのようなソースがたっぷりかかっています。
アメリカ人は何でも味を濃くしてカロリー多めにしてしまうのですよね。

 
 
 
 
 
そしてこれはかなりまともな寿司盛り合わせ。
 
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アボガドで巻いたドラゴンロールやら、天かすをまぶしたボストンロール(なぜボストン?)やらいろいろ盛られています。

 
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こうなると、カリフォルニアロールなどというものはとっても普通に感じられます。

そしてこれは今日のランチにオーダーしたイエローテールロール。

 
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Yellowtailとは、ブリやヒラマサなどの黄色い尾びれの魚のことですが、それにしてもこのお寿司、全く酢飯を使っていなくて、ただのご飯にお魚を置いて巻いただけ。その上ご飯はのりのようにつぶれてくっついています。
横に添えられているのはマヨネーズ2種類。
レストランの内装は和風でいい感じなのに、お寿司の味はひどくて、おまけに高くて、とっても損した気分でお店を後にしたのでした。
これが「SUSHI」だと思われると困るな〜

ということで、昨今「国際寿司検定」なるものが始まりました。
これだけSUSHIがひとり歩きしてしまうと、本当の寿司とはなにか、きちんと知ってほしくなる気持ちもわかります。
「SUSHI」が様々にデザインされて変わっていくのも面白いけれど、酢めしの作り方とか、お寿司を作る時の力の入れ具合とか、基本的なところは抑えてくれたらな〜と思うのです。

タトゥー

スティーグ・ラ―ソンの"The Girl With The Dragon Tatoo"を読んだから、というのではないのですが、最近タトゥーを入れている人が多くて妙に気になっています。

ジムに行くと、まず受付の男性がのどのすぐ下に「虹」という字を刺青していて、それを見るたび、あんな皮膚の薄い所に刺青したら痛いんじゃないかな、と思ったりします。

そして、着替えていると、ティーンエイジャーの女性の肩や腰には、バラや星のマークやへなちょこの仏像などが彫られていて、このタトゥーがなければきれいなのに、と思ってしまいます。

先日、何気なくスペインから来た友人に、アメリカではタトゥーが流行っているよね、と言ったら、私もしてるよ、と髪をあげてうなじを見せてくれました。
そこには黒く「天」の文字が入っていました。

そして、学生食堂で、日本語を教えながら、筆ペンで漢字を書いて見せていた時、学生食堂で働いている黒人のスタッフがうれしそうに声をかけてきました。
「僕のタトゥーは全部Chinese Characterだよ」、というのです。
そして、袖をまくって見せてくれた腕には、「愛」とか「誠」とか、「空」とかいろいろな漢字が踊っています。
そして、「Christは漢字でどう書くんだ?」と聞くので、「基督」と書いてあげたら、その紙を大切そうにポケットに入れて、今度はこれを彫ってもらう、と言って仕事に戻っていきました。

私としては、刺青がない方がいいのに、と思うばかりで、痛い思いをしてなぜ刺青をするのか全くわからないのですが、なにかティーンエイジャーを引き付けるものがあるのでしょうか?
そして、漢字はかっこいいと思わせる何かがあるのでしょうか?
この先、タトゥー文化というのはまだまだ流行るのか、気になるところです。

追記:

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スウェーデンのジャーナリスト、スティーグ・ラ―ソンの3部作の中の第1作目の英語版タイトルが ”The Girl With The Dragon Tatoo", 邦題は「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」ですが、スウエ―デン語の原作の題名は「女を憎む男」。そのタイトルのほうがぴったりくるようにも思います。
作者は残念ながら本の出版を待たずに亡くなっていますが、出版後大反響を呼び、全世界で翻訳され、800万部以上売りあげて、映画もかなりの興行成績を記録したようです。
この本を読んでいると話すと、「私も読んだ!」とか「3巻全部読んだよ!」という人が多くて、大変なベストセラーだったのだというのを実感しました。
映画は、ハリウッドのリメイク版が作られるようですが、私は映像はなんだか怖くて見れない気がします。
大学の寮で、バレンタインデーパーティーが開かれました。

日本では、バレンタインデーは、女性から男性にチョコをあげる日ということになっていますが、アメリカでは男性が女性に花束やプレゼントをあげる日。オフィスの秘書や女性スタッフのために花束やチョコを買っていく男性のビジネスマンもたくさんいます。
小学校では、クラスの全員が全員に一枚一枚カードを書いて、それを交換したりします。中にハート型の小さなチョコを入れてあるカードなどもあって、封筒を開けるのが子どもたちの楽しみです。
中学生、高校生あたりになると、男の子からデートのお誘いがあったりするらしく、ドキドキの日でもあるわけです。
スイスはチョコレートで有名な国ですが、特にバレンタインは祝わないのだとか・・・国によってバレンタインもまちまちですが、それにしても、日本ではなぜ女性が男性にチョコをあげる日になったのでしょうね?

さて、バレンタインデーパーティーに行くと、チョコフォンデュが用意されていました。

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イチゴやメロン、マシュマロやビスコッティなどを、溶かしたチョコにつけて食べます。イチゴは定番だけれど、はたしてメロンにチョコはあうのかしら、と恐る恐る試してみると、なかなか美味しくてびっくり。
フルーツを食べる感覚で、チョコフォンデュをつけてぱくぱく食べてしまい、しまった、と思い始めたころ、ゲームの開始となりました。

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ゲームは、テーブルに用意された紙をそれぞれが取り、そこに書かれている単語を表わす絵を書きます。そして、隣の人に、単語の部分を折って隠し、絵だけ見えるようにして渡します。すると隣の人は、絵を見て、何を表わしているのか、その単語を推測して書きます。これをテーブルが一巡するまで繰り返して、自分の所に戻ってきた時に、紙に書かれた単語がどう変わっているか見る、というゲームです。
romance とか Cupid とか、jewel とかいう単語で始まった紙が一巡する間に、なぜかdinner とか stairs とか handcuff とかに変わっているのに大笑い。学生時代、合宿などで、似たようなゲームをやったな〜と懐かしく想い出しながら、久々のゲームを楽しみました。

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