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11月6日(日)はニューヨークシティーマラソンの日でした。
今年の参加者は47,107人。 東京マラソンの定員が35,500人ですから、それを1万人以上超える規模の大会となります。 それにしても、5km走ったら、翌日は筋肉痛でよろよろしてしまう私などからしたら、42.195kmを走ろうという人がこれほどまでたくさんいる、というのが驚きでもあります。 その上、このNYCマラソン、抽選で、走る権利を獲得するだけで大変なことなのです。 倍率5倍以上と言われる難関。 それもただで走れるわけではありません。 申込が$11、抽選に通って走るための登録料が$196。 それでも走ろうという人がこれほど多いのは、やはり走るという単純なことに、自分との戦いとか、あらゆるコンディションを考えて戦略を立てることの面白さとかマラソン特有の魅力があるからなのでしょう。 そしてそして、世界各国からこのマラソンのために人が集まってくることを考えると、その経済効果は測り知れないものがあります。 登録料だけでも単純に計算して、$196×47,107=$9,232,972 マラソン大会運営のためのコストもかなりかかるにしても、ホテル、レストラン、各種交通機関などなどNYCにとって大きなベネフィットが見込めることでしょう。 さて、その抽選に今年はもれてしまったピエール。今年のマラソンはないのだとちょっと安心していたら、日本の旅行会社が持っている割り当てを利用して再応募し、当選したのが夏の終わりくらいのことでした。再応募は$500だったと聞いて驚く私と喜ぶピエール。そしてマラソンに向けて練習は始まるはずでしたが、出張が多すぎてなかなか走りこみができず、おまけに風邪をひいて最悪のコンディションで迎えたマラソン前日。 ゼッケンを取りにコンベンションセンターに行くと、明日走る人たちでごったがえしておりました。マラソンのためのウエアや靴に始まり、エナジードリンクやパワーバーなど最新の製品がいっぱい。有名なマラソンランナーも来ていてサインをもらうための長蛇の列ができていました。左の写真はDeena Kasterさん。走っている時の迫力に比べて、とても細くて小がらなのはびっくりです。日本のAsicsもがんばっていました。 さて、ホテルに荷物を置くと、夕食を食べにハーバーに出かけました。
ピエールはボンゴレを注文。私はメニューを見ながら決めかねていると、ウエイターさんが、今日のスペシャルはシーフードスパゲッティだというので、それを注文しました。
ところが・・・いざスパゲッティが来てみると・・・ 左がピエールのボンゴレで、右が私のシーフードスパゲッティ。
明らかに私のは2倍ほどのボリュームが・・・ 私は走らないのに、これはまずい!!というわけで半分は食べてもらったのでありました。 翌日は早起きしなければいけないのだけれど、実は6日からデイライトセイビングが終わってスタンダードタイムに変わるので、時計の針は1時間戻ります。つまり1時間得をするわけです。 さて、当日は、真っ青な空が広がるマラソン日和でした。 7時過ぎにスタテンアイランドのフェリー乗り場に行くともう沢山のランナーであふれていました。 応援の人もフェリーに乗っていいというので、ランナーと一緒にスタテンアイランドに向かいます。 フェリーの中も満杯状態。そして少し離れたところには自由の女神が見えました。 フェリー乗り場から今度はバスに乗ってスタート地点に向かうピエールを見送った後、マンハッタンに帰ろうとすると、帰りのフェリーが9時までないのが判明。
仕方がないので、そこで時間をつぶしてマンハッタンへと戻ったのでした。 さて、NYCマラソンのルートは、NYCの5つの地域をくまなくまわってセントラルパークでゴールするようにデザインされています。 スタテンアイランドーブルックリンークィーンズ―マンハッタンーブロンクスー再びマンハッタンに戻って5番街からセントラルパークに入ってフィニッシュです。 このコースでは合計5つの橋を渡ることになるのです。 4万7千人が、スタート直後に橋を渡っている様子を空から撮影するとこんな感じになります。(これはもちろんマラソン専属のプロの撮影チームの写真です) 密集状態で、よくつまづかないな〜と思ってしまいます。 沿道にはたくさんの人が詰めかけてどこの通りもぎっしり人で埋め尽くされます。 応援がすごいというのもこのNYCマラソンの特徴なのです。 そんな沿道の声援の中を駆け抜けていくランナーたち。 面白いコスチュームを着ている人もたくさん見かけます。 苦しい表情の人もいれば、途中でハイタッチをしたり、応援にきている友人たちや家族と写真を撮ってからまた走り出す人もいます。 そして42.195kmを駆け抜け、美しく紅葉したセントラルパークの中のゴールへと飛び込んでいくのでした。
ピエールも無事ゴールイン!体調が悪かっただけに心配したのですが、昨年とほぼ同じタイムで完走できてほっとしました。胸に完走の金メダルが輝いていました。
帰りは、先ほどまでマラソンコースだった橋の上の高速道を逆方向に車を飛ばします。 マンハッタンがはるか遠くに見えて、あんなところまで走ったんだと思うと、マラソンを走る人ってすごいとあらためて思うのでした。 翌日のThe New York Timesには、マラソン特集が組まれ、5時間以内にゴールした人の名前が掲載されていました。 優勝者はケニアのKenyan Starさん、2時間5分6秒。もはや人間とは思えない速さと持久力です。
でもタイムにかかわらず、マラソンを走った人たちはみな大きなものを達成して、そしてまたそれぞれの場所でいつもの日常に戻っているのだろうと、このずらりと並んだ名前の列を見ながら思うのでした。 |
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2011年11月10日
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