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ご報告が遅くなって失礼致しました!
8月号の「美人計画」ではガラスペン職人の佐瀬勇さんの工房にお邪魔しました。
まず、ガラスペンとの出会いから・・・
私が最初に出会ったとのは小学校時代のフランスでした。
フランスの学校では万年筆を使う事が決められていて(鉛筆は下書きなどに限り使用可)
アメリカの小学校から転校してきた私はビックリ〜!!
でも、その万年筆を買うために訪れた文房具屋さんの
ガラスのショーケースにはキラキラ輝く「ガラスペン」がありました!!
小学生の私のお小遣いでは買えない憧れペンになりました。
それから?年、最近になってガラスペンは日本で最初に作られたと親戚に聞いて
本当にビックリしました!
世界に広まっているこんな素敵な物が日本からって
嬉しいですよね〜!!
これは絶対「やまとなでしこのもと」に載せてほしいと思い
すぐ提案しました(笑)!
それでいきなり憧れのガラスペンの製作から見せていただける事になりました〜!!
ではここでちょっと〜マメ知識〜
ガラスペンは明治時代に風鈴職人の佐々木定次郎氏によって最初に日本で発明されました。
すると、誰でも簡単に書くことが出来て万年筆等より安いことから
イタリア、フランス、ドイツなど世界中にあっという間に広まりました。
その世界的なブームから、ガラスペンを作る職人さんは浅草周辺だけでも100人以上いたそうです。
しかしその後ボールペンの出現と普及からガラスペンを使う人が減り・・・
職人さんたちも減り・・・
現在、開発者直伝の技術で作っているのは佐瀬勇さんただ一人になってしまいました。
さらに残念なことに、材料のガラス棒を作る職人さん、道具を作る職人さんも少なくなってしまい
今、この伝統を伝えるのはとても難しくなってしまっています。
〜では製作過程をどうぞ♪〜
ガラス棒一本一本を丁寧に確認しながら使う物に傷や気泡がないかを確認します。
(見せて頂いたのですが、本当によ〜く見ないとわかりません。私は視力が左右両方1.5なのですがほとんど見えませんでした〜!)
ガラスの棒を900度のバーナーの火の上にあてて丁寧にねじりながらペンを作ります。
最後はペン先をすっと引っ張って作ります。でもここで力に偏りがあるとインクを吸うミゾが綺麗に入りません。真剣勝負です!
ガラスペン作りを始めて50年の佐瀬さんが作る繊細なペンは、
太さやねじりによって仕上がりまで30分〜1時間ほどかかります。
更に砂の中に入れてじっくり時間をかけて冷まします。
最後はペン先の仕上げ、ここでは跡継ぎの貴子さんが一本一本丁寧にペン先をサンドペーパーで整えます。
これだけ手をかけて、愛情をかけて出来たガラスペンはなんだか更にキラキラと輝いて見えました!
銀座の伊東屋さんには佐瀬さんのペンを始め各国のペンが売っていて、試し書き用もあるので
銀座に行かれた際は是非試してみてくださいね!
普段はメールで済ませてしまいがちなお便りも今年の夏は是非ガラスペンで書いてみられてはいかがでしょうか?
佐瀬勇さんとガラスペンの詳しい情報:
佐瀬さんとお孫さん航星君、貴子さんの夫、良知義浩さん家族みんなでガラスペンを制作して現代に伝えています!
興味深い使用例:
リハビリ:全ての方向で書くことが出来る。
イラスト:画家さんも使っているそうです
ホテル :フロントでサイン用に置いているそうです。
修理:壊れてしまったらまず相談を!修理も可能です!
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