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スーパーに行くと挙動不審の男性店員が牛乳を不器用に時間をかけて並べている。こちらが買い物をしたくて手を伸ばせないでいるのを察することもなく、ちらちらとこっちを眺めながら。見るからに障害者。邪魔なんだけど、と思いながら他所の売り場に回る。
ホームセンターに行く。値札が付いていない商品があったので店員さんを呼んで尋ねる。「風で飛んじゃったんですね」「え、値段は? 買いたいと思ってるんだけど」
店員さんはおもむろに立ち去る。何か調べに行ったのか、と思いながら寒風の中待つ。しばらくたっても来ない。寒さに耐えられず中に入ってレジの女性に聞く。
「今店の方に値段を聞いたら戻ってこないんだけど」と言うと、店内放送をかけてくれた。その男性が何か機械をいじりながら戻ってくる。レジの女性が話を通し、再び商品のところに戻る。
「値段分かりました?」「あ、今これで見てみます。」と、機械をかざす。
「このブルーベリーは種類はなんですか?」
「札が付いていないんで」、とさりげなく言う店員さん。「でも、種類は知っておきたいんだけど」と言うと、「おっしゃることは十分わかります」。
と、再びサッサと立ち去る。
こりゃ戻ってこないな、と思い商品を持ちレジへ。
レジの女性に話すと、ちょっと困った顔で、「あの人はいつもそんなんで・・・」と口ごもる。察するに障害者。
公的機関ですら守れないような障害者雇用のノルマ。障害者自立保護育成の意図は分かるがパーセンテージが高すぎはしないか。企業にも消費者にも、負担感はぬぐえない。教育にも育成にも時間、人的費用がかかる事は明らか。買い物をする側からすれば変なストレスにもなる、どこかにしわ寄せの来る。
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