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チリは絵がうまく、漫画を描いて隼人に見せていた。
ネーム。
「物干し竿の上を傘を開いて渡る子供」
(良い子は真似をしてはいけません)
ママは言う。
『俺、悪い子だもんね』
選挙カーがうるさい。
「選挙のポスターに巧妙な眼鏡の落書き」
(良い子も悪い子も真似してはいけません)
『俺、普通の子』
「普通の子も落書きはダメだよ。
お父さん、お母さんによろしくね」
よーく見るとおじいちゃんの弟だった。
『なんでえ。やっちゃいけないことが
こんなにあるなんて。俺、宇宙人』
「そんな君に漫画を買ってきてあげたよ」
タイトル
「ギャラクシー宇宙ハイスクール」
「チリちゃーん。続きは?」
「読んでのお楽しみよ」
「絵の内容だけでも」
「ヌードがいっぱいよ」
隼人、大いに期待。
10日後。
漫画の内容。
「ママとお風呂」
五歳児が描いたみたいな落書き。
「象の水浴び」
劇画タッチですごくうまい。
「脱いだ林檎」
皮をむいたリンゴ。(椎名林檎とは無関係です)
「美しい男性」
ダビデ像のスケッチ。
ここまで読んで隼人は激怒した。
「全然期待してた絵じゃないよ!」
「じゃあ、現物ってことで」
チリは脱ぎ始めたと思ったところで…。
いつもの野球拳。
はやとちりは二人でお風呂に消えた。
以後、公共良俗に反するため書けません。
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