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はやとちり、おもち

冬の朝、ちりはすっきり目覚めた。
隼人は先に起きていた。
「ちりちゃん。朝日がきれいだよ」
アパートの東の窓から朱色の鮮烈な光が射している。
ちりは窓を開けた。
1月の空気は澄みきっていて、寒さが心地よい。
「コント、次のネタどうする?」
ちりは隼人に振ってみたが、苦笑いされた。
「おもちのネタになるけどいいかな?おもちを親戚が持ってきてくれて、食べたらおいしかった。ところが、おもち、大量すぎ!どうする?のネタ」
「地道に消費すれば?」
「ところがワンパターンだと飽きるのに、海苔と醤油しかない!」
(いつも、隼人がたくさんしゃべる)
ちりはきな粉と砂糖を取り出した。
「あの、ちりちゃん。おもち、あるのかな?」
「お母さんが追加で昨日くれたよ。焼いて食べよう」
きな粉もちを作って食べた。
グリルで焼いて、きな粉と砂糖をまぶした。
少し、お湯で溶くのがポイント。
「今、便利な時代だからレシピがネットにいっぱい載ってるよ」
と、ちりがスマホで検索している。
「あ、明太子チーズもち、ピザもち、美味しそうだね」
隼人も嬉しそうだ。
「よかった。これで大丈夫だね!」
二人はレパートリーが増えたことに安心した。

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