ゼロ・グラビティ
いよいよ次のアカデミー賞の発表ですね!
第86回アカデミー賞で最多7部門賞
に輝いた映画です。
果てしなく広がる漆黒の宇宙空間を舞台にした2013年アルフォンソ・キュアロン監督の
SFサスペンス。
宇宙空間の映像のリアルさと静寂漂う美しさ
に感動です。
出演者 サンドラ・ブロック ライアン・ストーン博士
ジョージ・クルーニー マット
他・・
地球の上空600キロ。 酸素も気圧も存在しない音の無い宇宙空間。
スペースシャトル“エクスプローラー号”でハッブル望遠鏡復旧ミッションのため船外活動中のストーン博士とミッション・コマンダーのマット、シャリフ。 ヒューストン管制から、人工衛星の破片が時速32,000㌔という猛烈なスピードで軌道を周回中との連絡をうける。 しばらくしてヒューストンから二次被害でさらに大量の破片がそちらにむかっている為、ただちに作業中止緊急避難の指示が・・。 避難をはじめるが破片雲は彼らに到達してしまいライアンはシャトルのアームごと飛ばされ、マットは、無事だったがシャリフは破片が頭部を貫通し死亡する。
ストーン博士は、アームから離れるが無重力空間で自身の回転を止められずパニック。そんな中でもマットは、冷静沈着な指示をおくりライアンの体勢を安定させ、確保するが通信衛星は、連鎖により通信不能、ヒューストンと交信が途絶える。 二人は、シャリフの遺体を回収。 シャトルへ戻れるが船内は壊滅状態で乗組員達は無言で無重力の中を漂っていた。 マットは地球帰還にはソユーズが必要と判断。
二人はシャトルを放棄しISS(国際宇宙ステーション)にある宇宙船ソユーズをめざすことに・・
しかしISSも被害をうけ、宇宙船ソユーズ1はすでに避難。ソユーズ2はパラシュートが開いてしまっていた。 向かう二人はもう少しのところで減速できないまま船体に衝突、またもや放り出され二人をつなぐテザーも切れ飛ばされる。 必死で何かをつかもうとするストーン博士の足に運よくパラシュートのロープがひっかかる。マットのロープもすばやく掴み取るストーン博士。 しかしマットはこのままだと二人とも危険だといいストーン博士にロープを離すよう伝えるが諦められない彼女の様子からマット自らロープのフックを離外すのだった・・
ストーン博士は、ソユーズで救けに行くというがマットは自分のことは諦めて必ず地球へ生還するように言う。 ストーン博士がISSへ乗り込むまでマットは、博士と交信を続ける。
宇宙服内の酸素切れがまもないストーン博士は、国際宇宙ステーションの居住区画に入りエアーを再開させ肺を酸素で満たす。 酸素のせい?火花に気が付かず通信システムにたどり着いたライアンは、ヒューストンやマットに通信を続けるが火災が発生。 無重力空間で消火活動するが爆発は勢いを増しライアンは、急いで宇宙船ソユーズへ避難、隔壁で遮断。 宇宙船を切り離そうとするが、引き戻されうまくいかない!船外を見るとパラシュートが絡まっていた。ライアンは、船外へ出てパラシュートを外すが地球を一周した大量の破片が再び彼女の横をかすめてゆく・・。 必死に船内へ戻ると大量の破片が宇宙ステーションに次々と衝突しステーションは粉々に破壊される。
その後ライアンは、ソユーズで中国ステーションへ行こうとするがメインエンジンが始動しない!
燃料切れだった。 怒りと絶望で激しく身を揺さぶるライアン・・
AM周波数で救助要請を叫ぶが子供をあやすアニンガという地球上の人物が応答してきたもののどうにもならずストーン博士は覚悟をきめ船内の酸素供給を止め静かに目をつぶる。
すると突然、窓をノックする音が・・
マットだった。マットは船内に入ると、弱気なライアンに今の状況から逃げずに地球に戻るのだと話す。
夢からさめた博士は、ハッとしてまわりを見渡すがマットの姿は、どこになかった・・
生気をとりもどしたライアンは、てきぱきと酸素供給再開後、中国の宇宙ステーション天宮に向かう。
接近すると天宮は高度を下げ始めていた。 あと少しの距離を残し博士は宇宙服で船外へ飛びだし、消火器の噴射(伏線がいっぱいあったと後から気づく!)を利用し,かろうじて天宮に到達できると宇宙船「神舟」に乗り込む。
いざ操作しようとするが中国語のボタンに戸惑うストーン博士。
しかしここは、訓練のたまもので起動に成功する。 いよいよ地球帰還への落下がはじまり天宮から「神舟」は切り離され大気圏へ突入すると大きな炎に包まれる。
ストーン博士は、今にも分解しそうな船内でヒューストンと一方通信の中、結果はどうあれ最高の旅だったと伝える。 青い地球がそこにあった。ストーン博士をのせた着陸船以外は大気圏で燃え尽きていく・・
そして着陸船部分が分離されぐんぐんと落下し高度を下げていく・・
大陸や海面がどんどん近づきパラシュートは開き、湖に着水する。
ハッチを開くと同時に船内へ
どっと水が流れ込み、もがきながらストーン博士は、沈む船内から無事脱出。宇宙服を脱ぎすて、水をかきわけ水面へ浮上すると大きく息を吸いこみ残る力で岸辺に泳ぎ着く・・。
しばらくしてストーン博士は、重い足で立ち上がると全身で重力を感じ生還の喜びをかみしめながら
大地を踏みしめてまた歩き出すのだった。
宇宙で一人ぼっちになった恐怖と闘うライアン(サンドラ・ブロック)最初は居心地がいいと言っていた宇宙すら「宇宙なんて大嫌い!」と言いながら、絶対に生き延びて地球に帰還Go home!しようと色々な手段と方法で切り抜けていこうとする迫真の演技が光っていました。
ライアンの涙(すごく小さい)が無重力を漂う様子や、船体の温度が下がっていく様子(窓が凍りはじめたり吐く息が白くなったり・・)酸素欠乏で顔面蒼白だったりなど細かいところもみせてくれます。
それに極限状態のライアンの前にマット(ジョージ・クルーニ)の亡霊?幻覚?が現れるシーンが科学的な話でありながら非科学的な現象の登場で人間的な場面にホッとしました。打つ手はなくなりもう無理だと諦めるライアンに何か方法はあるといい、ここは誰もきずつけない居心地がよい安全な場所だが、生きる意味がどこにある? 娘を失ったことは、これ以上の悲しみはないが今をどうするかが問題で、もし戻るなら逃げるのをやめろ くよくよせず旅を楽しめ・・大地を踏みしめて自分の人生を歩け・・
地球へ帰るんだ。 と言ってマットのセリフが自分に響き(^_^;)とても感動でした。
ほんとに人生は奇想天外。
ライアンの心と、このミッションでの緊急事態をうまく重ね合わせていました。
ともかくリアルで静寂の大宇宙空間の映像美にどっぷり浸れ、ねっちんもフワフワ宇宙遊泳を存分に体験できた一味違ったSF映画でした。 日頃、特に美しい冬の星空の美しさばかりに気を取られがちのねっちんでしたが、宇宙は、船内ならまだしも人間が生きられない死の世界だったと思い出しました。
本当は恐怖いっぱい神秘の宇宙です(^_^;)
地球よ ありがとう!
生命力フル充電したい貴方に・・ SFサスペンス「ゼロ・グラビティ」
オススメです