英国製旧式幌型複座自動車と暮す ということ

2017年、やっとイヤな花粉の時期が終わったら、今度は暑い季節に。。。

野村勲さんの作品

[ リスト | 詳細 ]

カーモデル作家 野村 勲さんの作品を、ご紹介しています。
記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

Ferrari 250GT Berlinetta Lusso

イメージ 1

かなり久しぶりの、野村さん作品のご紹介です。

今回ご紹介する作品は、Ferrariのラグジュアリー・グランツーリスモである、250GT Berlinetta Lussoです。

Lussoとはご存知の通りイタリア語で「豪華」を意味する単語で、このモデルは同時代の250GTを名乗るコンペティションモデルとは異なる、ラグジュアリーモデルでした。
思うに、レースでの名声をてこに超高級車の分野に進出するという、今に続くフェラーリのマーケティング戦略は、既にこの頃より確立されていたのですね。

私は、このLussoの実車を見たことがあります。
既に四半世紀前(!)のことですが、私は河口湖にある「原田コレクション」=河口湖自動車博物館に一時期通い詰めていました。
当時の支配人のAさんに可愛がっていただき、それこそ隔週の土曜日の午前中は、この博物館の中庭でAさんと富士山を眺めながら談笑したのは、今思い出しても懐かしくも楽しいひとときの記憶です。
ええ、当時は顔パスで、入館料をお支払いするのは4〜5回に1回くらいでしたね(笑)

そんな風に訪れたある日のこと、Aさんに「今日は午後までいなよ」、と言われたのです。
「ちょっといいクルマが来るからさ、見ていきなよ」

そんなに急ぐ用もない身のこと、そのお言葉に当然従いました。
午後を待つまでもなく、11時過ぎにトランスポーターに積載されて現われたのが、この250GT Lussoでした。
その流麗なボディに、見惚れたのは言うまでもないことです。

さらに、Aさんは私のために、3000cc V12のコロンボユニットに火を入れてくださったのです。
そのサウンドと言ったら、表現のしようもないものでした。
聞き比べたわけではないので印象だけの話ですが、その後に耳にした第二世代テスタロッサや現行のモデナなどと異なり、アイドリングはより低く、高回転はもっと咽ぶような高音を奏でてくれたように思います。

残念なことに、Aさんとはその後音信普通になり今に至りますが、あの頃の日溜まりとAさんの暖かさ、一緒に四方山話をしながら見た富士山を、おそらく私は一生忘れることがないでしょう。

さて、野村さんはこのLussoに淡いブルーのボディカラーと、アイボリーの内装色を選択されました。
このようなアイボリーの皮内装は、粋で高価なクルマによく用いられたものでした。後年のランボルギーニでも、純白の皮内装などという例があります。まことに、このクルマの性格に適った、内装色の選択と思います。

フロント・リヤともにオーバーハングも長く、デザインのためにたっぷりとしたボディ長が確保されたことが、モデルではありますが、このリヤクゥーターからの画像でも見て取れます。
このあたりのバランスの取り方の上手さは、さすがにピニンファリーナの手馴れた技ですね。

その贅沢な造りは、この時代の余裕とともに、フェラーリの当時のポジションをつぶさに表しているように、私は思います。

※この作品の撮影は、輿英治さんです。

Ferrari 250GT Berlinetta LWB

イメージ 1

ひさしぶりの、野村さん作品のご紹介です。

今回は、Ferrari 250GT Berlinetta LWB です。
あまり知識はないのですが、Ferrariにおいて250GTは多くのバリエーションを持っていたようです。
第1回日本グランプリに出場した、250GT SWBは有名ですし、250GTOもこの系譜に入るのではないでしょうか。

この作品は、1959年のル・マン24時間レースに出場した車両をモデルとしており、ルイジ・キネッティがオーナーであったN.A.R.T.からエントリー、テディー・ピレットとジョージ・アレンツのコンビで、総合4位に入った車両です。

フェラーリというと、ボディ・カラーは「赤」というイメージが強いのですが、意外とイエローも多いのです。
そしてまたこの明るいイエローが、張りのあるフェラーリのデザインにマッチします。
この250GT LWBもしかり、と私は思うのです。

野村さんは、この作品においてもその独得の塗装によって、独自の世界を築いています。この艶やかでてろりとした仕上げは、表現のしようもないほど美しいものです。
また、ガラスの縁のシルバーのモールは、おそらく洋白(ニッケルシルバー)を伸ばして貼っているのでしょう。きらりとした輝きが、ややもするとファットになりがちなイエローボディの雰囲気を引き締めています。

この作品も、私のお気に入りのひとつです。

※この作品の撮影は、輿英治さんです。

Aston Martin DBR1

イメージ 1

Aston Martin DBR1です。
1959年のル・マン24時間レースを制覇した車両で、DOHCストレート6の3リッターエンジンを搭載していました。
ドライバーは、ロイ・サルヴァドーリとキャロル・シェルビーのコンビです。

50年代のマシーンって、ふくよかなフェンダーのカーブが、何ともいえず美しいです。
すべての部分が柔らかくふくよかな曲線で構成されていて、この微妙なカーブは、すべて職人が自分の手の感触だけを頼りに鉄板やアルミ板を叩いて作り出したものなのでしょうね。

この元来美しい曲線ボディはさらに、野村さんの作品の特徴である釉薬をかけたような塗装の仕上がりによって、その美しさをより際立たせています。

さて、現代のアストンはラグジャリースポーツカーと言って良いと思いますが、DB1から3くらいまではどうだったのでしょう。
実車を見たことがないので、イメージだけで言うのは危険かもしれませんが、リアル・スポーツカー(ドライビングという命がけのスポーツを楽しむための道具)という印象を私は持っています。
そのようなシングルパーパスのクルマがここまで美しいのは、何故なのか とよく考えます。

機能と性能を突き詰めていった結果、贅肉をそぎ落とした上にこの美しさが成立したのでしょうか。
それとも、極限まで挑むスポーツカーだからこそ、美しさも極限まで追求するという美意識の賜物なのでしょうか。
これらのクルマの開発に携わった方々に、お話が聞ければなあと思うのです。

※この作品の撮影は、輿英治さんです。

Ferrari 250TR 58 <2>

イメージ 1

野村さんが製作された、フェラーリ250テスタロッサのインテリアをご覧ください。

まず気が付くのは、助手席の足元のバッテリーです。ターミナルと赤・黒のコードがしっかり付いています。メーター類、シフトゲートも綺麗に造り込まれています。あと、アクセル・ブレーキなどのペダル類も、要注目です。

この当時のステアリングは、ウッドだったのでしょうね。木目が再現されています。これは、塗装なのでしょうか?

これはご本人から伺ったのですが、ヘッドフェアリング(ドライバーシート後方ボディ上の、盛り上がり部分)は、キットのままでは立ち上がり部分のシャープさが足りなく、納得できなかったそうです。
そこで、キットのものを削り落とした上で金属の薄板を幾枚も重ねたものからヘッドフェアリングを削り出し、ここに取り付けたとのことです。
いかにも野村さんらしい、エピソードだと思います。

そして<1>の画像を見てください。ヘッドフェアリングの立ち上がり部分のシャープなかたちを見ると、その効果は十分に出ていますね。

※この作品の撮影は、輿英治さんです。

Ferrari 250TR 58 <1>

イメージ 1

野村勲さんの作品のご紹介、2つめはフェラーリ250テスタロッサです。1958年のル・マン24時間レースでウィナーとなった車両を、製作されています。
前にもお話しました通り、野村さんは多くのフェラーリを製作されています。初期の作品には、70年代後半の512BBなどが目立ちますが、全体としては50〜60年代のスポーツカーたちが多いようです。

実車は、3リッター・V12ユニットを搭載したワークス・マシンで4台造られました。
こちらはワークス・マシンなので、ポンツーン・フェンダーであった市販バージョンと異なり、通常のフェンダー形状となっています。
No.14のマシンは、前述の通り1958年のル・マン24時間レースに、フィル・ヒル/オリビエ・ジャンドビアンのコンビで優勝を飾りました。

この作品ですが、塗装のフィニッシュの素晴らしさも当然ですが、フェラーリ伝統のシフトゲージやボンネットストラップ・ボンネットピン、インストパネルなどの再現といった しっかりとした造り込みの数々を見ていただくと、この作品の完成度がいかに高いかがご理解いただけると思います。
この画像からはわからないのですが、造り込みの詳細さは、本当に驚くばかりです。また、後日クローズアップの画像をお届けします。

ただ、野村さんはディテールアップを目的として、このような造り込みをされたのではない、と私は思います。
野村さんのイメージの中にある、1958年ル・マンウィナーのフェラーリ250テスタロッサを具体的な形にするために必要であったから、その部分の造り込みを行ったのだと思います。
その結果として、これがわずか10cm程度のカーモデルと思えないほどの存在感の大きさを得ているのであり、これこそが野村さんの作品の最大の特徴ではないかと、私は思うのです。

こうして見ると、実車をスタジオに入れて撮影した、と言われても違和感がないでしょう?
この作品は、私のお気に入りの一つになっています。

※この作品の撮影は、輿英治さんです。

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.
mid*e*0948
mid*e*0948
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事