Talk & Recitalの楽しみ方

仕事、音楽、遊び、バランス良く

iPodのメロディ

[ リスト | 詳細 ]

通勤時に愛用しているiPodで聴いた曲について思ったこと、気づいたことなどをご紹介。「この曲、このアーティスト、このアルバムもいいよ!」というのがあれば、是非ご紹介下さい!
記事検索
検索

全19ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

Chopin: Berceuse, Op. 57

朝から聴いてはいけない曲でした。

でも、聴いちゃいました。

さて、実はこの曲、ショパンの中でも私が最も好きな作品の一つです。静かに同じ調子で続く左手に、右手の主旋律が少しずつ変化していくところが素晴らしいと思います。

…私、変なことを言うようですが、今日、この曲を聴いて幻聴が…(笑)

ショパンの咳が聞こえたような気がしました。もちろん、ショパンがどのような声を発し、どのような口調で喋ったのか知る由もありません。したがって、どのような咳をしたかも想像するほかありません。だけど、何度聴いても、同じところで同じような咳が頭の中で聞こえるのです。

この作品を書いた時、もしかしたらショパンは体調をだいぶ崩していて、咳をしながら熱に半分うなされながら書いたのかも・・・そんな印象を受けました。私もよく高熱を出していたので、その時の感覚に似た曲だなぁ・・・そんなことを考えながら聴いていました。

高熱にうなされた経験のある方なら御存知かも知れませんが、寝ているのか覚醒しているのか自分でも分らない、しかもちょっとフワフワした不思議な世界を彷徨っているような感じがします。中途半端な高熱(39度とか)だと辛いのですが、それを過ぎて40度を越すと、実はちょっと楽なのです(脳や身体には大きな負担ですが)。意識が朦朧としているからなのでしょう。

ショパンが実際どのようなコンディションであったかは分りませんが、健康体ではなかったことは私たちもよく知るところです。そして、この頃になると、ジョルジュ・サンドとの仲も終局を迎えています。

病気で孤独。もしかしたら、ショパンはもう、現実の世界は見ていなかったのかも知れない、そう、思わせる作品のように思います。それにしても美しい作品です。「子守唄」と呼ぶには、あまりにも痛々しい気がしてならないのは、きっと私の考えすぎなのでしょう。

Yukio Yokoyama (pf)

iPod、通勤時の必需品です。また、ランチの時の寛ぎにも必須です。

さて、最近はまっている作品があります。

サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番、特に3楽章!

私にとってサン=サーンスは未知の作曲家で、知っていると言えば「サムソンとデリラ」ぐらいです。なんとなく受け付けないというか、大味なのにやたらと細かい、という印象があるのです。

正直、この作品も初めて聴いたときは「うーん・・・」と思っていましたし、今も心の底から「おー、いい作品だ!」とは言えません。

ただ、今日のようなお天気(東京は晴れ。比較的湿度も低く過ごしやす・・・くはないけれどまぁ、「夏!!」という感じ?)の時にはなんとなくピッタリ、と思ってしまいました。

ピアノはアルページョがふんだんに使われているお陰で、きらびやかさを演出しており、それが真夏の太陽の日差しのよう。1楽章はまだ早朝の日差しですね。2楽章は若干重い感じがするので、ちょっと入道雲に隠れちゃったかな・・・という印象。

しかし、この3楽章!

胸が空くような清々しさがあります。テンポのよさ、ピアニズム、リズム感、オケとの掛け合い。

実は今日のランチは食欲もなかったので近くのスタバでゆっくりするつもりでした。地下を通って行こうと思ってiPodを聴きながら歩いていましたが、急に太陽の光を見たくなり、方向転換して銀座方面に向かってゆきました。徒歩10分強なのです。

国際フォーラムの広場には木々がたくさん植わっており、暑いけれども少しカラッとしている空気と温かい空気とを肌に感じながら、そして久しぶりに見る太陽の光!

なんだか嬉しくなってしまいました。すっかりご機嫌になってしまい、ミキモトまで行って、明日が最終日を迎える後輩(退職するんです)のためのギフトを買ってきました。本当は仕事の後に行こうと思っていたのだけど。

そんなルンルンの気持ちで調子にのって歩いていたのですが、やはり夏は暑い・・・。職場に戻ったときはバテバテでした。

でも、太陽の力は凄いです。なんだかパワーをもらったような気分!

サン=サーンスに感謝♪
参考:http://www.youtube.com/watch?v=o_LcU8rx-J8

久しぶりにこのコーナーです。本来なら「本日の Ravel」に入れるべきなのかも知れませんが、自前のCDではないので、iPodのメロディに入れてしまいます(なんつー理由・・・)

RAVEL
Ma Mere L'oye
Le Tombeau de Couperin
Valse Nobles et Sentimentales
...etc.

Orchestre Symphonique de Montreal with Dutoit

私、何気にラヴェルが大好きなのです。実はよく聴いているのですが、ベートーヴェンの次に聴く事が多いかな。

さて、このCDを借りた理由なのですが、マメー・ロワが入っていたからです。この作品の「妖精の国」を弾いたことがあるので(と言うか、この曲集全部さらったことありますが)、このオーケストレーションが久しぶりに聴きたくなったのです。

地元の図書館にはあまり大したCDもないのですが、デュトワのCDが2枚も・・・しかも、両方ともラヴェル。なので、借りてきました。そして、マメー・ロワも無事にゲット。

私はまだまだ大人になりきれていないのかも知れません。

「妖精の国」

この作品を聴いて、妙にハッピーになってしまうのです。ピアノのデュオの時は私がprimoを弾いたので、最後はグリッサンドの連続で、慣れないことをしたために血豆が出来てしまいましたが、ラヴェルの特徴でもあるグリッサンドは、本当に美しい。

例えば、道化師の朝の歌にもグリッサンドは出てきます。ピアノという楽器で音色を楽しむ、という目的よりも、描写の要素を強く感じるのですが、これがオーケストラで演奏されてもまったく遜色なく、それどころか色彩感の豊さはピアノとオーケストラと寸分違わない、というのが私の個人的な感想です。

さらに、ピアノ協奏曲ト長調。こちらも一楽章の冒頭でグリッサンドがしばらく続き、高音域から次第に低音域に移り、その音の波が厚みと深み、そして色合いをさらに増して、その余韻を十分に堪能させながら最終的にまた高音域に戻る。もう、たまりません。

そして、このマメー・ロワの「妖精の国」の最後。同じ旋律が低い所から細く始まり、それが段々と音域を上げつつ主旋律がユニゾンで奏でられる。そして、最後はかなりディズニー・チックですが相当に煌びやかに仕上がっています。これをピアノで表現するとグリッサンドになる。。。

ラヴェル、すごすぎます。

寝不足なのに・・・バカだぁ私!

週明け月曜日の出勤は1週間のうちで一番辛いな日です。何せ、朝が弱い私。朝食に何を食べたかも覚えていないし、いつも『よく無事に会社に到着できなぁ』と思うほどのボケボケぶりです。会話も覚えていないので、旅行とかでも友人らに「言ったじゃない(怒)!」と怒られることもあったり・・・最近はみんな慣れたのか、何も言わなくなってしまいました・・・。

だったら、前の日の夜、つまり日曜日の夜はさっさと寝ればいいじゃないの!と言われてしまいそう。

だけど、昨夜は無理だったのです。

実は、昨日の夜にバックハウスのベートーヴェン「後期三大ソナタ」のCDを聴いていたら、突然、横山幸雄氏の演奏が聴きたくなり、夜中の1時だというのに、部屋のどこかに置いてあるDVD(BS-hiで録画)の発掘をし、見つけてしまったので見始めてしまったのです。

数年前の演奏会の一部が放送されたもので、本プロのOp.109、Op.111、アンコールの悲愴第二楽章、テンペスト第三楽章が収録されています。

会場で聴くと解らない「技」も、残響の調整がされてしまったテレビ放送の演奏を聴くと「えっ?!そんなこと、してたの?」と思ことがいっぱいあります。そして『私はなんであんなに苦労して弾いていたのだろう』と苦笑いをしてしまいます。

それにしても、今まであまり気に留めていなかったOp.111。ソナタの中でも好きな作品ではあるものの、『私には無理だから』と、弾きたいとは思っていなかったけれど、昨晩それをじっくり聴き(観)ながら思わずうなってしまいました。

スゴイ・・・!

横山氏の演奏もすごいけど、やっぱりベートーヴェンってスゴイ〜!!!!!

だって、一楽章は両手ともに難しい和音はないんですよ!和音が多くてペダルを多用して厚みを増すのなら納得がいくのですが、そうではないこの曲は、楽器の共鳴を上手く利用していると思います。音域を幅広くとる事と、下手すると慌しいとも思える両の手の上下の動き。それと適量のペダルを合わせることでその音のみならず倍音の効果もあり音に厚みを出しています(ちなみに、倍音の効果は、私が今弾いているワルトシュタインのロンドにも見ることが出来ます。恐らく、倍音というのは必ず発生しているのでこう書くと誤解されかねませんが、明らかにそれと解るものについて言っています)。

ベートーヴェンは、難聴に悩みながらも創作活動を続けていましたが、彼の日課の一つに、早朝の散歩の他にあもう一つ、していることがあったそうです。

耳をピアノにあてて音を鳴らすこと―

これは、何か曲を「奏でる」のではなく、ピアノから出る振動を楽しんでいた、と言われています。静かに、時に激しく鍵盤を鳴らし(叩き)、一通りの「準備運動」が終わったところで創作活動にとりかかったそうです。彼は頭の中で鳴っていた音をピアノや他の楽器で表現するのに、耳で確認をするのではなく身体で感じようとしていたのかも知れません。その気持ち、なんとなく解ります。演奏会に行って、とても素晴らしい演奏の時は、耳が聴いているのではなく身体で感じますもの。

以前、横山氏がインタビューでこんなようなことを言っていました。言葉は違っていますが、だいたいこんなこと:

ハンマークラヴィールは、名曲・傑作でピアニストにとっては最高の挑戦の一つ。ただ、もしベートーヴェンの耳がちゃんと聴こえていたら、楽譜に書かれた音の多くは削られ、今聴くよりもずっとすっきりとした内容に仕上がっていたかも知れません。

それを考えると、ソナタの最後の三曲は、紆余曲折(?)を経たハンマークラヴィールがあったからこそ書くことの出来た傑作ではないかと思います(だからと言って、ハンマークラヴィールがこの三曲に劣ると言っているのではありません)。ハンマークラヴィールを境に、音の並べ方が変化ししていくのが解ります。これに関連する理由(時代背景、楽器の発達、ベートーヴェンの哲学その他)を書き始めると論文になってしまうので割愛しますが・・・。

というようなこことで感動していたら、だんだん興奮して眠れなくなってしまったのでした。そして、「32番、弾きたい!」

・・・無理だってば。

そして見終わったの、夜中の2時、ですよ・・・(^^;
私のこと、バカと呼んで!

Edvard Grieg - Lyrische Stucke

昨年暮れのY先生のプライベート・コンサートでたまたま隣のお席に座られたご夫妻の、ご主人より勧められた一枚です。

もともと民族色の濃い作品が好きな私にしては、実は持っているCDで民族色の濃い作品は少なかったりするのです。

ご主人がグリーグをお弾きになるという話から、私もそういえばソナタを弾いたことがある、という話になり、リヒテル盤を是非聴いてみては、と勧められてゲットした一枚。昨日届いたのですが、すっかり私のお気に入りの一枚になりました。

リヒテルの実直で温かみのある演奏、そして上品な解釈と漂う高貴さは、巨匠ならではの賜物だと思います。ライヴ録音ですが、「人前で弾くからにはちゃんと弾きたい」というリヒテルは、ある時から楽譜を見ながらの演奏に変えたそうです。

リヒテルほどの演奏家でも「忘れてしまって聴衆にひどい演奏を聴かせてしまうわけにはいかない」と、暗譜力の低下を不安に思うんだ・・・と驚きましたが、この正直さがそのまま演奏に出ているような気がします。なんていうのでしょう、人を欺こうとしない、というのでしょうか。

ノルウェーのショパンと呼ばれるグリーグは詩的な作品を多く残しています。この叙情小曲集、流して聴いていると何気に知っている曲が多かったり、知らない曲でもどことなく懐かしさを覚えたり。嫌味のない素朴な感じです。

このCDを聴いていると、広い野原を独り占めしている、そんな幸せな気分に浸ることができます。誰にも邪魔されず、自分だけの空間がある・・・。風の音が聞こえ、鳥の声も聞こえ、もしかしたら動物の音(鳴き声や足音)が聞こえるかも知れない。でも人の声はしない――

まるで人の存在を排除してしまったかのような、でもそれでいて望む者を温かく受け入れてくれる、そんな音楽です。

演奏家:Sviatoslav richter
録音:1993年7月

全19ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事