アルバム:VERDI: Rigoletto - Pavarotti / Nucci /Anderson / Chailly
演 奏 家:ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)
管弦楽団:ボローニャ市立歌劇場管(Orchestra e coro del Teatro Comunale di Bologna)
指 揮 者:リカルド・シャイー(Riccardo Chailly)
録 音:恐らく1989年(発売:1989年11月)
レーベル:DECCA
と言うのも、今でもそうなのですが、実はオペラが苦手なのです。
これでも声楽を勉強していたのですが、私は正直言って「嫌い」でした。母が無理やり通わせていた、と言うもので、しぶしぶ学生時代、毎週月曜日に通ってたのです。
そんな私が買ったこのアルバム。その経緯は・・・。
学生時代、オペラ好きの母に連れられてリゴレットを観にいきました。その時の四重唱があまりにも凄くて、「もう一度聴きたい!」と思ったのでした。
感動した?のかも知れませんが、本音を言いますと、よく分からないのです。ただ、ステージにいる4人の歌手がそれぞれの立場(感情、思いなど)を歌ったこの四重唱は、オペラに全く関心のなかった私の心をも揺さぶる迫力でした。
もう一度、と言う思いから、翌日、学校の帰り道にCDショップにより、数多くあるヴェルディのリゴレットのCDから一枚選ぶのは大変でした。何せ、演奏家の好みも何もないのですから。
で、知っている名前を、と思って探したら、そこらじゅうに
パヴァロッティー
の名前が!これまた悩む・・・と思って色々悩んだ末、2枚組になっているこの一枚を買うことにしたのです。と言うのも、四重唱のタイトルが分からなかったので、収録曲数が多いほうが当たる可能性が高い、という、非常に・・・申し訳ない理由で。
三大テノールの一人のパヴァロッティーですが、私は実はホセ・カレーラスが好きなのです。パヴァロッティーのソロ・リサイタルに行ったことがありますが、なんかこう・・・あまりにも歌と同化し過ぎていて、当時の私には全くついていけない、卓越しすぎたものがあったような記憶があります。
今、改めてこのCDを聴いて、パヴァロッティーが三大テノールの一人として名前が世界中に広まった理由がなんとなく分かったような気がします。努力の賜物ので出ている声ではなく、天からの授かりものの声、なのです(逆に、イヂワルい言い方をすると、ソルフェージュがあまりなっていないのですが)。
ヴェルディと言うと、なんとなく重苦しい歌劇の印象があるのですが、どの作品も旋律が非常に分かりやすくて、初めて聴くのに全く違和感が無いというのが嬉しいです。
そもそも、オペラにあまり興味がないのは、愛だの恋だの、と言うストーリーにあまり興味がないからなのかも知れません。映画もロマンス物は全く観ません。
歌劇だから「美しい!」と思えるけれど、お話として読んでみると案外「・・・(絶句)」という内容が多かったりもしますし、そういうのには学生の頃から恐ろしいほどに冷めていました。
そんな下らない理由で素晴らしい作品を観ないなんて、もったいない!
と思う人もいらっしゃるかも知れません。私自身、そう思うことがあります。でも、オペラは本当に苦手。だけど、土曜日の夜にこうして聴くのには程よいのかも知れません。ちょっと優雅な気分になります。
《収録曲》
=CD#1=
<Act 1>
1. Overture (Preludio)
2. Introduzione. "Della mia bella incognita borghese"
3. "Questa o quella...Partite? Crudele!"
4. "Gran nuova! Gran nuova!" - "Tutto è gioia, tutto è festa" (Scena e Coro)
5. "Ch'io gli parti...Voi congiuraste contro noi"
6. "Quel vecchio maledivami...Va, non ho niente"
7. Scena e Duetto. "Pari siamo"
8. "Figlia..Mio padre!"..."Quanto dolor"
9. "Veglia, o donna, questa fior"
10. "Giovanni, ho dei rimorsi...E il sol dell'anima"
11. "Che m'ami, deh, ripetimi" - "Addio... speranza ed anima"
12. Scena ed Aria. "Gualtier Maldè" - "Caro nome"
13. Scena e Coro - Finale I. "Riedo!... Perché?"
14. "Zitti, zitti...Soccorso, padre mio"
=CD#2=
<Act 2>
1. "Ella mi fu rapita...Parmi veder le lagrime"
2. "Duca, duca!" (Scena) - "Scorrendo uniti"
3. "Possente amor" Luciano Pavarotti
4. Scena ed Aria. "Povero Rigoletto!" "La rà, la rà"
5. "Cortigiani, vil razza dannata...Ebben piango"
6. "Mio padre!...Compiuto pur quanto"
7. "Schiudete, ire al carcere"
<Act 3>
8. Scena e Canzona. "E l'ami!"
9. "La donna è mobile" - "E là il vostr'uomo"
10. Quartetto. "Un dì, se ben rammentomi"
11. "Bella figlia dell'amore"
12. "Venti scudi hai tu detto"
13. "Ah, più non ragiono!..."
14. "Della vendetta alfin...Chi è mai"
15. "V'ho ingannato" - "Lassù... in cielo"
II Duca di Mantova - Puciano Pavarotti (Tenore)
Rigoletto - Leo Nucci (Baritone)
Gilda - June Anderson (Soprano)
Sparafucile - Nicolai Ghiaurov (Basso)
Maddalena - Shirley Verrett (Mezzosoprano)
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