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在来種とは・・・昔からその土地に根ざしている種のことです。
種をとり、またその種を撒いて収穫します。
わが町、西谷にある在来種の紹介です。
『西谷ネギ』
でも、この種、実は千葉県より来ました。
昭和20年代、農家の分家で八百屋を営んでいた方が、
千葉に良いネギがあるという話を聞いてきました。
そこで、西谷の産物にしようと、八百屋さんと、その本家の農家、
そして私の父が千葉に出向き、分けていただいてきたのが、
後の西谷ネギになるわけです。
より良いネギを残すため、品質低下を恐れてさらに種を分けてもらいに、
再び千葉に出向いた事もあるそうです。
そのネギは、播種(9月)→仮植え(翌年5月)→本植え(8月)→収穫(翌年3月)
のスタイルをとり、収穫までは一年半かかります。
一本のネギが分けつして増えていくのが特徴で、町内ではおくネギと呼ばれています。
西谷でも大変よくできて、近隣の農家も大変気になる存在だったようです。
見に来たり、買って帰ったり・・・
母によれば『布団の中までネギ臭かった』というように、
その後昭和40年代前半まで、西谷町の農家では盛んに作っていました。
しかし、西谷ネギは香りと味が良い反面、
分けつネギのため、形が○にはならず、
半分がペッタンコ。
さらに、柔らかいので傷がつきやすく市場出荷しにくいため、
現在では栽培量が減っています。
うちでは、平成3年頃まである程度の量を出荷していましたが、
現在では直売のみの極少量です。
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