ミッドウェー海戦研究所

本部URL:http://ameblo.jp/naval-warfare-midway/

オーストラリア

[ リスト ]

困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

↓記事を読む前にクリックでの応援をお願いします。m(_ _)m
\¤\᡼\¸ 4
 
 
 
 
アジアブームに沸くオーストラリアの死角
2010.12.10(Fri) Financial Times
 
(2010年12月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
中国向けの輸出のおかげで鉱業大手は巨額の利益を上げている(写真はピルバラ地域の鉄鉱石鉱山)〔AFPBB News
ジアの成長を表すイメージを探しているのなら、西オーストラリア州のピルバラ地区で掘られているいくつもの巨大な穴を見てみるのも悪くないだろう。
 
 これらの巨大な穴からは、中国の超高層ビルの骨組みやインドの橋げたを造る鉄を製造するのに使われる鉄鉱石が掘り出される。アジアの成長が速ければ速いほど、オーストラリアの穴はそれだけ深くなるのだ。
 
 過去10年間でオーストラリアのアジア向け輸出は急増し、輸出全体に占める割合は40%前後だったものが、今では実に72%に上っている。このことは、オーストラリアが自国の命運をアジア経済の潮流に完全に結び付けたことを意味している。
 

輸出の7割以上がアジア向け

 同国の元首相、ポール・キーティング氏は、オーストラリア政府の米国との戦略的関係およびアジアとの経済的関係に触れて、ワシントンではピアノのペダルを踏むが、アジアでは鍵盤を叩くことがオーストラリアの立場だと表現してみせた。
 
 幸い、オーストラリアにとって鍵盤は中国だけではない。72%に上るアジア向け輸出のうち、中国は25%だ(10年前はわずか6%)。日本はかなり大きくて19%、韓国が10%、インドが10年前の水準の4倍に上る6〜8%を占めている。
 
 また、やはり幸いなことに、輸出ブームは鉄鉱石に限ったものではない。石炭や液化天然ガスに対しても膨大な需要があり、五指に余る巨大プロジェクトが動き出した時には、既に3%という好調な伸びを見せているオーストラリア経済に、国内総生産(GDP)にして1.5%の成長が追加される可能性がある。
 
 この数字も、まだ実態を過小評価している。モルガン・スタンレーによると、活況を呈するコモディティー(商品)価格を反映したGDPデフレーターで調整した名目ベースで見ると、オーストラリア経済は年9.6%という凄まじいペースで成長しているという。
 
 オーストラリアの交易条件(輸入価格に対する輸出価格の比率を示す指数)は、19世紀末の前回の大好況期以来、これほど良かった時はない。野村オーストラリアのチーフエコノミスト、スティーブン・ロバーツ氏は、オーストリアは「貿易面で1世紀に1度の好況期を迎えている」と話す。
 

1世紀に1度の好況期

パースのウエイターがしかめ面になると、鉱業ブームのサインなのだとか〔AFPBB News
 
 どこを向いてもブームの兆候があり、それはシドニーの電気工の値段やパースのウエイターのしかめ面にも見て取れる。ある鉱山会社の幹部は、後者を「パース・サービス指数」と呼ぶ。
 
 しかめ面の意味するところは、西オーストラリア州の州都パースで働くウエイターが仕事を辞めてピルバラの鉱山地域でトラックの運転手をやれば、1年間に11万豪ドル(10万9000米ドル)稼げるサインなのだという。
 こうした鉱山都市の町はずれでは、100万豪ドル以上する改修された運送用コンテナで生活する労働者もいる。
 
 19年間続く現在の景気拡大期(オーストラリア人が世界金融危機をそう呼ぶのだと言ってきかない「GFC」でも脱線しなかった)の前は、オーストラリアは好況ばかりでなく不況にも慣れていた。今では多くの人が、中国やインドだけでなく、両国に続いてインドネシアやベトナムなども経済を発展させているために、さらに10〜15年は好況が続くと確信しているようだ。
 
 これは、継続的なアジアの成長に対する非常に大きな賭けだろう。エコノミストらが、今はオーストラリアの輸出が、日本が圧倒的に大きな買い手だった時よりも多様化していると指摘するのは正しい。だが、他のアジア諸国が中国から独立して成長する力があるかどうかは、まだ試されたことがない。
 

「イセエビ・ショック」の教訓

 オーストラリアは、だてに中国の5カ年計画をじっくりと研究しているわけではない。最新の5カ年計画は、建設ブームが続くことを示唆している。それでも、消費拡大に向けた経済不均衡是正の一環として、成長が鈍化する可能性があることを匂わす部分もある。
 
 中国の変化に対するオーストラリアの脆さは、先週、小さな形で明らかになった。中国による輸入停止措置が、オーストラリアのイセエビ価格を半値以下に下げたのである。
 
 たとえ活況が続いたとしても、オーストラリアは「2つのスピードの経済」と格闘しなければならない。まるで欧州のミニチュアのごとく、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、様相が大きく異なる複数の経済セクターに対して単一の金利を設定しなければならないのだ。
 
 野村のロバーツ氏は、準備銀行の金利(4.75%)は、鉱業セクターにとっては1.5%ほど低すぎるが、観光や農業をはじめとした景気の芳しくないセクターにとっては高すぎると指摘する。
 
 これは、ある程度まで自動的に修正される。豪ドルの上昇(現在は事実上、米ドルと等価になっている)の打撃を被るところもある。だが、豪ドル高は、生産性の低い経済部門から資本を移動させる助けになるほか、輸入品を安くすることでインフレを抑え、ドイツ車や韓国製テレビの価格低下を通じて消費者に恩恵を与える。
 

オーストラリアが身を守るためにできることは?

 では、オーストラリアが不況から身を守るためにできることは何かあるのだろうか。提案されている最善策の1つは、ノルウェーのように資源基金を設立することだ。現在の思いがけない大きな収入の一部を貯蓄することで、オーストラリア政府は、それが最終的にいつ来るにせよ、避けられない災難を一部埋め合わせることができるだろう。
 
 計画されている鉱業大手の超過利潤税を、全部とは言わないまでも一部、こうした基金に振り向けることができるはずだ。
 
 実際、一般のオーストラリア人は、持っているお金をすべて使う誘惑に抵抗しているように見える。2008年の危機以前は貯蓄率が事実上ゼロだったが、彼らは今、可処分所得の1割を貯蓄に回している。
 
 政府は、倹約に関する一般市民の教えに従うのが賢明だろう。準備銀行のグレン・スティーブンス総裁は先週、次のように述べた。「オーストラリアは逆境にはうまく対応するが、繁栄にはうまく対処できないと言われることがある」――。
 
 総裁が指摘するように、オーストラリアはそれが事実ではないことを証明するのに、これ以上良い機会に恵まれることは二度とないだろう。
By David Pilling
© The Financial Times Limited 2010. All Rights Reserved. Please do not cut and
paste FT articles and redistribute by email or post to the web.

jbpress.ismedia.jpより引用。
 
↓記事を読み終わりましたら、こちらにもクリックをお願いします。m(_ _)m\¤\᡼\¸ 1\¤\᡼\¸ 2\¤\᡼\¸ 3

.
小窪兼新
小窪兼新
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(42)
  • 保守プロパガンダー
  • 秋せつら
  • 大和タケル
  • ガトー
  • 地蔵
  • 中国韓国の原発リスク
友だち一覧
検索 検索
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

日本海軍

一般情報

政治

経済

趣味

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事