ミッドウェー海戦研究所

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中国人民解放軍空軍

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米国のエアーシーバトルに過剰反応する中国
米中対立で日本は何をすべきか〜中国株式会社の研究(160)
近諸外国の現役軍人たちとじっくり中国軍事について意見交換する機会があった。中でも議論が集中したのは「A2/AD」「エアシーバトル」の概念だ。当然後者については中国側が強く反発している。今回はこのエアシーバトルの実像と虚像について考えたい。
 

エアシーバトルとは何か

 ネットで調べたら、某有力全国紙がエアシーバトル(ASB)について次のように解説していた。ちょっと難しい言葉が並ぶかもしれないが、しばしお付き合い願いたい。
 
 なお、中国軍については最近JBPressに英エコノミスト誌の優れた記事が掲載された。一読をお勧めする。
 
【ジョイント・エア・シー・バトル】
 
 有事の際、米軍の介入を拒む接近拒否戦略に対抗するため、米国が構築を進めている軍事戦略空と海の兵力の一体運用を通した長距離攻撃が柱で、新型の巡航ミサイルや無人攻撃機の空母配備、無人潜水艦や新型長距離爆撃機の開発などが戦略の中心だ。空母建造や対艦弾道ミサイル開発を進める中国を事実上、対象としている。(太字は筆者)
 
 ほかにもいくつか解説記事はあったが、どれも似たり寄ったり。限られた字数の中でASBの本質を説明することは意外に難しい。また、揚げ足取りをするつもりはないが、ネット上の軍事オタク(?)たちもASBは意外に理解していないようだ。例えばこんな具合である。
 
●肝心の「エアシーバトルの戦略コンテクスト」というものがあまり解説されていない。
●つまりひゅうがや22DDHに海兵隊のハリアーとか「F-35B」が離着艦するってコトだろ?
●「エアシーバトル」とは、陸軍による陸上戦抜きで、海空軍のミサイルを連動させて敵の壊滅に当たることだ。ミサイル戦争においては、戦車はもちろん戦闘機も出る幕はない。徹頭徹尾、ミサイルの撃ち合いになるだろう。
 

エアシーバトルの本質

 筆者は軍事の専門家ではない。しかし、戦略と戦術・作戦運用の違いぐらいは理解しているつもりだ。そんな筆者も驚くのは、ASBが「中国軍の台頭を念頭に置いた米空軍と米海軍の共同戦略」などと誤解されていること。この点についてもう少し詳しくご説明したい。
 
http://img3.afpbb.com/jpegdata/thumb200/20110313/6951587.jpg東日本大震災で活躍「ドナルド・レーガン」〔AFPBB News
 
○ASBは作戦運用上の概念であって、戦略概念ではない
 
 最近の某有力通信社のワシントン発記事でも、ASBを「米国防総省が、軍事力を増大させる中国の脅威を念頭に打ち出した、空軍と海軍の統合作戦戦略」と書いていた。何とも誤解を招く表現だと思う。
 
 そもそも、ASBは戦略ではない。ASBの本質が、各戦域における戦術的概念か、それより小さい個々の部隊や兵器システムの運用上のノウハウに関する作戦技術的な概念であることは、実はあまり知られていない。
 
 ASBが戦術・作戦上の概念だとすれば、その上位概念はA2/AD(アクセス阻害・領域拒否)だろう。A2/ADは筆者が尊敬する米国の友人の2003年の出世作、ASBとは彼が主宰するシンクタンクの研究者たちがA2/ADの対抗手段として発展させた概念だと理解する。
 
○ASBは空と海に限られない
 
 エアとシーだから空軍と海軍が含まれるのは当然だが、ASBはこれだけではない。将来は海兵隊、陸軍はもちろん宇宙軍、サイバー軍など米軍のほとんど全ての軍種が関与するはず。「ひゅうがにF-35Bが離着艦する」か否かなどASBのごく一部に過ぎないのだ。
 
○ASBの主目的は新兵器開発ではない
 
 2011年8月国防総省内に設置されたエアシーバトル室は室長以下1桁の室員しかおらず、予算もほとんどない小さな所帯だと聞く。理由は簡単、ASB室は新規兵器開発ではなく、既存の兵器体系を活用していかにA2/ADを打ち破るかを考えるオフィスだからだ。
 
○ASBの本質は統合運用
 
 ASBは「ミサイルの撃ち合い」だけではない。ASBの本質
は異なる軍種間の統合運用であり、特に、軍種間の情報共有と相互運用性が重視される。例えば、これまで誰も考えたことがなかった「イージス艦とF-22間の情報リンク」などがその典型例だろう。
 
○ASBの対象は中国だけではない
 
 ASBは、有事の際に米軍の西太平洋展開阻止を目論む中国軍だけでなく、弾道型、巡航型の短中距離ミサイルなどを駆使して湾岸地域でA2/AD能力を高めつつあるイランなども対象に含まれる。少なくとも、中国だけ見ている限りはASBの本質を見失うだろう。
 

中国側は真剣

 これに比べれば、中国はさすがである。既に2010年11月の段階で中国網はASBにつき次のような評論を掲載している。少なくとも中国側のASB理解は、日本側のそれよりも、はるかに真剣のようだ。
 
 
●米軍の「統合エアシーバトル構想」の重点は、中国軍が「最後の切り札」とする3つの武器・装備への攻撃に集中している。
 
●第1は、中国の衛星及び作戦ネットワークの情報システムを撹乱し、攻撃し、中国軍の指揮コントロールシステムや攻撃能力を崩壊させ、麻痺させ、弱めることにより、自国の空海軍に制空権、制海権を奪取させて主導権を握ること。
 
●第2に、中国のミサイルシステムへの防御と攻撃に空母機動部隊の機動性を組み合わせて、中国の防空の弱点に切り込み、中国内陸のミサイル基地などの戦略の中心に対して全縦深打撃を実施する。
 
●第3に、中国海軍の潜水艦を攻撃し、各種の潜水艦探知システムや水中無人機を運用して中国の潜水艦活動に関する情報を探り、その情報を空海軍の空中対潜部隊に伝え、中国の潜水艦に対して非対称攻撃を実施する。
 
 要するに中国側は、これまで力を入れてきた「非対称的対米優位」を持つ分野で、米側が中国の弱点を突いてくることを強く恐れているのだ。この点は昨年12月、国防部報道官がASBを「時代の潮流に逆行するもの」として強く批判していることからも明らかだろう。
 
 中国国防部の批判は次の通り。中国側がASBをいかに警戒しているかがよく分かる。
 
●ASBは中国軍の近代化に矛先を向けたもの。その目的は、中国の玄関先での米軍の自由な行動と新たな戦略上の優位の確保にある。
 
●米国は無人機、電子戦ミサイル、サイバー戦、指向性エネルギーなど新兵器開発に力を入れ、冷戦的色彩を帯びた新たな軍事同盟体制を築こうとしている。
 
●ASBにより地域各国間の戦略面の相互信頼は破壊され、平和・発展・協力という時代の理念に逆行する。
 

日本とASB

 最後にASBと日本について一言。
 
 ASBについては先月、米国防総省が日本の防衛省に対し、その概念と具体化に当たっての同盟国との連携の重要性を正式に説明していた、と報じられた。同報道は国防総省筋のリークだから、米側の本音は日本にASBの理解を深めてほしいということだろう。
 
 問題は日本政府のASB理解が深まるか否か、ではない。中国のA2/ADは米国だけでなく、日本を含む中国の周辺国すべてに関わる大問題である。それに日本がいかに対応するかは、米国ASBの有無にかかわらず、自ら答えを出すべきだからだ。
 
 興味深いことに、日中間の安全保障問題は空、海、宇宙、サイバーなどが舞台であり、その点ではASBと基本的に変わらない。されば、日本のA2/AD対処についても、基本的には航空・海上自衛隊などを中心とする自衛隊全体の統合運用が鍵となるはずだ。
 
 要するに、中国のA2/ADに対し、日本は、ASBの是非を議論する前に、陸海空各自衛隊の真の意味の統合運用に向けてさらなる努力をする必要がある、ということだろう。日本の自衛隊が統合運用を進めれば、米国とのASB問題も自ずから進展するのである。
 

 自衛隊の統合運用はまだ始まったばかり、今後一層の深化を期待したい。


JBpress.ismedia.jpより引用
 
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応援傑作○ランクリ

2012/4/28(土) 午後 9:43 あまのじゃく

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傑作・ランクリ!!

2012/4/28(土) 午後 10:39 [ 秋せつら ]

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お久し振りです!
この手の話は 好きなのですが 解説が上手い人は
沢山居ますし より深く理解してる人も少なくありません!
日本は 完全な属国にされてしまいました!
今日のNHKスペシャルとか!
もっと 多くの人達にお伝え下さい
ポチ です!

2012/4/28(土) 午後 11:36 [ fuh*a* ]

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日本の中にはこれを妨げる勢力があります。
日本は当事者意識を持つべきです。

傑作・クリ

2012/4/29(日) 午前 7:57 保守の会会長 松山昭彦

まず日本は自国は自国で守る軍事力を保有すべきで、米国に金と技術を垂れ流してもシナから日本は守れません。

傑作・ランクリ3○です。

2012/4/29(日) 午前 9:25 近野滋之

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マイデモニュースで新しい漫才番組を作ったので”マイデモニュースの5/4”を見ること。今回は”宮家”の女性差別を題材にした。また、反戦デモ活動を真似して行ったほうがいいだろう。時間はかかるが今は、いい加減に真似しても問題はないだろう。よりよいものをすばやく取り入れて真似することはとてもいいことだと思う。

2012/5/6(日) 午後 2:16 [ Demo2 ]


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