ミッドウェー海戦研究所

本部URL:http://ameblo.jp/naval-warfare-midway/

イギリス空軍

[ リスト ]

困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

イメージ 2
Avro Lancaster B.1 (R5868)
 
↓記事を読む前にクリックでの応援をお願いします。m(_ _)mイメージ 3
 
 
 
 
 
 本日5月17日は、第二次世界大戦中の1943年イギリス空軍第617中隊によってチャスタイズ作戦が行われてから69周年にあたります。
 
 そこで、チャスタイズ作戦69周年特集としてアマゾンの軍事関連書籍の書評を行います。
 
 書評の対象は、「チャスタイズ作戦」で活躍したイギリス空軍爆撃機「アブロ ランカスター」を取り上げた「アブロ・ランカスター爆撃機―ドイツを崩壊させた英空軍機 (光人社NF文庫)です。
 
 恐らく、多くの人が「チャスタイズ作戦」をご存じないと思いますので、"Wikipedia"の「チャスタイズ作戦項目から概要をご紹介します。
 
 
チャスタイズ作戦(-さくせん、Operation Chastise)とは、第二次世界大戦中の1943年5月17日に実行された(作戦自体は同年3月10日より始まる)、イギリス空軍第617飛行中隊による、ドイツ工業地帯のダムの破壊を目的とした作戦。この作戦には「反跳爆弾(Bouncing bomb)」が使用された。作戦後、同中隊は「ダムバスターズ(ダム攻撃隊)」として知られるようになる。
 
 さらに「チャスタイズ作戦」やアブロ ランカスター爆撃機詳細を知りたい方は、"Wikipedia"のチャスタイズ作戦」の項目をご覧になるか、アブロ ランカスター爆撃機の動画をご覧下さい。
 
 
 下の動画は、「チャスタイズ作戦」を映画化した「暁の出撃」(1955年封切り)の映像を、恐らくイギリスの有志が編集した映像と思われます。「チャスタイズ作戦」の状況を容易に知ることが出来る映像となっております。
 
 
 下にアマゾンに公開したレビューを掲載します。
 
「ドイツを崩壊させた?爆撃機」
評価 ★★★★★
イメージ 1<目次>
はじめに 9
1 「月は満ちていた」 21
2 ヒコーキ野郎A・V・ローの苦闘 45
3 傑作、アブロ504練習機 69
4 ベストセラー哨戒機「アンソン」 95
5 「マンチェスター」から「ランカスター」へ 127
6 「ランカスター」VSドイツ戦闘機隊 169
7 戦艦「ティルピッツ」撃沈! 199
8 デルタ翼にかける夢 233
あとがき 259
 
<書評>
 本書は、第二次世界大戦当時に活躍した英国3大名機の一つであるアブロ・ランカスター爆撃機の活躍を中心に描いた「アブロ「ランカスター」―ナチを崩壊させた英空軍爆撃機 (1979年) (第二次世界大戦ブックス〈76〉)」を復刻再販した戦史小説です。

 本書の詳細を見てみると、冒頭でドイツのメーメルダム爆撃を行った「チャスタイズ」作戦を取り上げ後、目次の内容からも判るように本書の約半分の第2章から第4章までの内容は、イギリス航空機の黎明期から、アブロ社がランカスター爆撃機開発に至るまでの発展の歴史を取り上げており、本書の副題を「ランカスター爆撃機開発までのアブロ社発展史」としても、差し支えない紙幅となっています。

 第5章では、イギリス空軍の"双発"爆撃機P・13/36の開発要求からマンチェスター"双発"爆撃機を経てにランカスター"四発"爆撃機開発、そしてその詳細を他国の爆撃機と比較して、ランカスター爆撃機の特徴を説明しています。イギリス贔屓の記述からかランカスター爆撃機の欠点、つまり対空火器が弱火力である点や副操縦士がいない点には、触れられていません。

 次に、第6章でランカスター爆撃機が行った夜間無差別爆撃を取り上げられているものの作戦の概略を述べた通史であって、ランカスター爆撃機に関して突出して解説している訳ではありません。また、イギリス空軍が夜間無差別を行うまでの戦間期から開戦時以降の航空戦略の経緯や昼間精密爆撃を主張し実践したアメリカ陸軍航空軍との戦略上の論争、イギリス空軍が主張したアメリカでのランカスター爆撃機のライセンス生産計画による連合軍の生産爆撃機の一本化(つまりB−17とB−24の生産停止要求)、夜間無差別爆撃と昼間精密爆撃の軍事的効果の是非、つまりランカスター爆撃機が行った夜間無差別爆撃がドイツの継戦能力に影響を与えず、大きな戦果が無かった点に関しては、一切言及していません。

 本書の著者である鈴木五郎氏は、日本の航空機の黎明期に関わった経歴上のその経歴が本書の内容に反映されているようで、前半でのイギリス航空機開発史に軸足を置いた記述と軍事戦略的な側面の紙幅の少なさに反映されているように見受けます。そのため、第5章から第6章の内容的には質量共に不足気味で機体の詳細を知りたい方は、他の書籍「夜間戦闘機―ドイツの暗闇のハンティング (光人社NF文庫)」や「チャスタイズ」作戦に参加した第617中隊の詳細を語った「暁の出撃 (新戦史シリーズ)」そしてイギリス空軍とアメリカ陸軍航空軍との関わりを述べた「戦略空軍 (文庫版航空戦史シリーズ (26))」の併読をお勧めします。

 原著の出版の1979年からかなりの年月が経過しており、その間の戦史研究の進展により、本書の内容が相対的に現在の戦史研究水準から見て低い水準の点がありますが、ランカスター爆撃機を語った日本語で唯一の戦史小説である過去の著作を後世に残す意義と本書の約半分を占めるイギリス航空機開発史は評者としては興味深く、また1970年代の戦史研究水準を知る上で一定の価値が本書にはあると思われます。

 しかし、本書は冒頭で述べたように内容の経年劣化と本書のカバーが環境保護を目的とした光沢印刷を使用することで非常に脆弱で角が擦り切れたり、印刷が落ち易く、その点も本書の評価を下げざるを得ない部分がありますので、星4つとさせていただきます。
 
 来年の「チャスタイズ作戦」70周年記念特集では、満を持して映画の原作になり、本書評でも触れた「暁の出撃 (新戦史シリーズ)」朝日ソノラマ文庫の書評を行う予定です。ランカスター爆撃機を好きな奇特な方は、来年までお待ち下さい!w
 
 上のアマゾンに公開したレビューにご賛同いただける方で、アマゾンの「このレビューは参考になりましたか?」の項目に「はい」にクリックをお願いします!
 
↓記事を読み終わりましたら、こちらにもクリックをお願いします。m(_ _)m
\¤\᡼\¸ 1\¤\᡼\¸ 3

閉じる コメント(2)

顔アイコン

ランカスター萌え・・・

2012/5/17(木) 午後 11:36 [ - ]

結局連合軍最良の爆撃機はB-17とB-29なんでしょうね。いつものごとくアマゾンにも出張してきます(笑)。

傑作&ランクリ

2012/5/18(金) 午前 0:06 [ 鳳山 ]


.
小窪兼新
小窪兼新
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(42)
  • mana
  • 健康環境安全のために法律を学ぶ
  • 後ろの6時
  • いそっこ
  • 大和タケル
友だち一覧
検索 検索
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

日本海軍

一般情報

政治

経済

趣味

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事