ミッドウェー海戦研究所

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中国人民解放軍第二砲兵部隊

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核の次は「極超音速兵器」、
次世代抑止力の獲得に中国が本腰
このままではますます日本が置き去りに
2014.01.23(木)北村 淳
コラムで、侵略的な中国海洋戦略を封じ込めるにあたって、アメリカに「多くを期待できない」と指摘したが、さすがのオバマ政権といえどもアメリカ海軍駆逐艦カウペンスに中国揚陸艦が突っ込んでくる事態を受けて、対中強硬派(封じ込め派)の要請に真剣に耳を傾けざるを得なくなった。
 
 その結果、大西洋側と太平洋側に分散配備をせざるを得ない航空母艦戦力のうち、太平洋側の戦力を微増する作業が開始された。これにより「少しは期待できる」方向へと流れが変わる可能性が現実味を帯びてきた。
 
 この空母配備再編成に関しては稿を改めて論じたいが、このようにアメリカが中国海洋戦力の脅威を再認識させられた矢先に中国は次なる矢を放ち、対中戦略家やアナリストたちは「対中警戒態勢をさらに強化すべし」との警告を発し始めた。
 

中国が極超音速飛翔体の飛行実験を実施

 1月15日、ペンタゴンは中国が極超音速飛翔体の飛行テストを実施したらしいとの情報を公式に確認した。ただし、飛翔体や飛行実験の詳細に関してのコメントはさし控えている。
 
 それを受けて中国側は飛行実験実施の事実を認めるとともに、「中国国内で実施した科学的実験であり、外国がとやかく言う筋合いのものではない」といった見解も発表した。
 
 ペンタゴンが確認した情報によると、1月9日に中国本土上空でミサイルのような小型飛翔体が超高速で飛行した。この飛翔体は、極超音速兵器の一種の極超音速滑空飛翔体の実験機と考えられ、ペンタゴンでは「WU-14」と呼んでいる。
 
 飛行実験の詳細に関しては不明であるが、アメリカ自身も開発に挑んでいる極超音速兵器の開発に中国が本腰を入れて取り組んでいるという事実は確認された。
 

アメリカが開発を進める極超音速飛翔体

 極超音速兵器というのは、アメリカが開発に先鞭をつけた超音速(マッハ1.2〜5)を上回る極超音速(マッハ5=時速6150キロメートル以上)のスピードで飛行し、かつ精密にピンポイント攻撃が可能な兵器の総称である。
 
 これらの兵器は、現存する弾道ミサイル防衛システムや防空ミサイルシステムなどを突破する能力を前提としている。
 
 このような超高速精密兵器の開発は、大陸間弾道ミサイル用ロケットや潜水艦発射型ミサイルから極超音速飛翔体を発射したり、航空機から極超音速巡航ミサイルを発射したり、あるいは極超音速航空機から攻撃を敢行する、といったアイデアに基づいて進められている。いずれも実験段階の域を出ていないが、米空軍と国防高等研究計画局(DARPA、アメリカ国防総省の機関)が共同で推進中の「ファルコンプロジェクト」が実験の最先端に位置している。
 
実験機「HTV-2」(図版:DARPA)
イメージ 1
 そのファルコンプロジェクトで使用されていた実験機は「HTV-2」という極超音速無人グライダーで、ICBM用ロケットにより打ち上げられ、ロケットブースターから切り離されると、超高速で滑空して非核弾頭を極超音速で攻撃目標に命中させる計画であった。
 
 HTV-2は実験機であるため、いかなる弾頭も搭載しない単なる飛翔体であり、2010年(HTV-2a)と2011年(HTV-2b)に飛行実験が実施された。2回ともマッハ20で30分間の滑空が計画されていたが、9分間の飛翔の後にHTV-2との通信は途絶えてしまった。
 
 2014年夏にはHTV-2による3回目の実験が実施される予定である。だが、国防予算大削減の影響もあり、マッハ20を大幅に下回る、より実現性の高い性能の飛翔体の開発へと向かうものと見られている。
 
 HTV-2とは別に、アメリカ陸軍(陸軍宇宙&ミサイル防衛集団、陸軍戦略集団)も独自に極超音速兵器の開発を進めている。
 
 「AHW」と呼ばれる陸軍の極超音速兵器は、HTV-2同様にロケットにより打ち上げられて滑空する無人グライダーである。ただし、目標とされている最高速度は極超音速の下限のマッハ5である。
 
 2011年11月にAHWの飛行実験が行われ、ハワイのカウアイ島ミサイル実験基地から発射されたロケットから切り離されたAHWは太平洋上空を最高速度マッハ5で滑空し、およそ3700キロメートル離れたマーシャル諸島クァゼリン環礁の弾道ミサイル防衛テスト場の目標に到達した。現在もAHWは実用化に向けて開発中である。
 
 HTV-2やAHWといった極超音速グライダーとは別に、米空軍は「X-51ウェーブライダー」と名付けられた極超音速無人航空機の開発にも挑んでいる。X-51はHTV-2と違って比較的距離の短い目標をマッハ5〜6程度で攻撃するための実験用無人機である。
 
 2010年から毎年飛行実験が実施されているが、3回続けて墜落した。2013年5月の4回目の実験では、B-52爆撃機から発射されたX-51はマッハ 5.1で210秒間飛行することに成功した。ただし、いまだに実用兵器には至らない段階であり、数年後の完成を目指して開発中である。
 
 1月9日に中国上空を飛行した中国版極超音速飛翔体“WU-14”は、マッハ10程度の極超音速で飛行する無人グライダー型兵器を開発するための実験機と考えらている。
 

核に取って代わる抑止力に

 そもそもアメリカが極超音速飛翔体をはじめとする極超音速兵器の開発に取り組んでいるのは、現実的な抑止効果に疑問符を付けざるを得なくなっている核抑止力に取って代わる“現実的抑止力”を手に入れるためである。
 
 米軍ではこのような抑止力を“Prompt Global Strike(PGS)”と呼んでおり、世界中の攻撃目標をアメリカ本土から1時間以内に、非核爆薬弾あるいは運動エネルギー弾によって、極めて正確に攻撃する能力を意味している。
 
 実際に、アメリカに限らずある国がPGSのツールとしての極超音速兵器の開発に成功すると、その国は「軍事力に革命をもたらすことになり」(ロシア副首相ドミトリ・ロガージン)まさに核抑止力に取って代わる次世代抑止力を手にすることになるのである。
 
 このような理由により、アメリカがPGS用兵器の開発に着手すると、それに呼応してロシアも極超音速兵器の開発に着手してPGS能力を手に入れアメリカに対抗しようとしている。アメリカとロシアだけでなく、インドもこの分野での研究開発に着手していることが確認されている。
 
 そこに、今回、中国が極超音速兵器開発に関わっていることが明らかになり、それも極超音速飛翔体の飛行実験段階に達していることが確認されたのである。
 
 近時の中国での兵器開発状況から判断すると、中国が極超音速兵器開発分野においてイニシアティブを取ってしまうかもしれない、との危惧も生じている。そして「中国は、積極的にアメリカの軍事力と正面切って対決可能な軍事力を希求している」(中国軍事専門家、リック・フィッシャー、IASC)といった警告も少なからず上がってきている。
 
 まさに、アメリカ政府は、中国との対話路線を強化する代わりに、全面的にではなくとも必要分野において中国軍事力に対して決定的優位性を保ちうる軍事能力の構築を推進しなければならない状況に直面しているのである。
 

日本にもチャンスはある

 アメリカの極超音速兵器開発の現状に照らすならば、中国が極超音速飛翔体の実験を実施した段階から何らかの極超音速兵器を実用化するまでには少なからぬ年月を要すると考えられる。
 
 そして、たとえ中国が極超音速兵器の開発に成功したとしても、それは対日攻撃兵器とはならない。なぜならば、すでに中国は対日軍事威嚇兵器としての数百基に上る長距離巡航ミサイルと100基以上の中距離弾道ミサイルを保有し、その数は日に日に増大しているからである。
 
 ただし、中国がアメリカ軍事力への対抗手段として極超音速兵器を手にした場合、アメリカの核の傘ならびに軍事力の傘に覆われることで平和を享受している日本にとっては、そのような対中抑止力が失われかねない事態に直面することになる。
 
 もちろん、アメリカがPGS分野でのイニシアティブを維持し、次世代抑止能力を手にしてくれれば、日本は引き続きアメリカの極超音速攻撃能力の傘で守ってもらえるかもしれない。しかし、アメリカの軍事状況そして中国の軍事状況に鑑みるに、日本はいつまでもアメリカの軍事的庇護にすがりついている場合でないことは、専門家でなくとも容易に理解できるであろう。
 
 海洋国家間の軍事同盟としての日米同盟を重視することは、もちろん日本にとって極めて有用であるが、日本独自に中国の極超音速兵器に対抗する努力を開始すべきである。
 
 幸い、核抑止力と違い、この次世代抑止力は非核兵器であり、日本人の多くにある核アレルギーには抵触しない。そして、極超音速兵器の開発は極めて裾野の広い研究分野や各種産業を総動員するために、日本の技術力再生プロジェクトとしても有望な分野である。
 

 「兵器の開発」と聞くだけで尻込みしているようでは国家・民族は存続できないことを再認識し、日本版の次世代抑止力を自ら手にする努力を開始しなければならない。


JBpress.ismedia.jpより引用
 
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