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↑上の潜水艦は、『伊号第一潜水艦』。ニュージーランド船籍の船と衝突した艦船は、『第二昭南丸』が『伊号第一潜水艦』の以来2隻目となる。
人気ブログランキングへ反捕鯨団体船の漂流物から80センチの矢 水産庁回収水産庁は8日、南極海で調査捕鯨船団の監視船と衝突した米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)の小型高速船「アディ・ギル号」の漂流物から長さ約80センチの矢4本を回収したと発表した。銃のように引き金を引いて発射する、殺傷能力の高い弓「ボーガン」の矢とみられるが、これまでに使用が確認されたことはないという。 同庁によると、破損したアディ号は航行不能のため、仲間の船に引航されていたが、日本時間8日午前0時ごろ、2本のロープが切れ、同3時ごろ海上に放棄された。沈まず、漂流しているという。矢は長靴や瓶などと一緒に多数流れ出ている。付近には筋状に約3キロにわたって油も流出しているという。 アディ号は3隻確認されているSSの船の一つで、昨年12月から妨害行為に加わっていた。 この事件は、一見弊ブログの主旨と無関係に見えますが、今回の衝突事件の『第二昭南丸』は、ニュージーランド海軍の掃海トロール『モア』と衝突した『伊号第一潜水艦』の以来、ニュージーランド船籍としては67年ぶり2隻目となる。快挙(いや怪挙か?)を成し遂げましたので、取り上げることにしました。 まず、『ウィキペディア(Wikipedia)』で「ニュージーランド海軍の魚雷艇と衝突し座礁沈没した。」とされていますが、もちろん誤りで詳細は、橋本以行『伊58帰投せり』の中に『伊号第一潜水艦』の最後の戦闘が集録されています。 その中で、「敵艦(ニュージーランド海軍の掃海トロール『モア』)が、突然横付けしたので先任将校が軍刀で叩き切ろうと飛び乗る寸前に離れてしまった」と描写されています。 ニュージーランド海軍では、体当たりしたつもりでも体当たりの本家である日本海軍にとっては「横付けした」に過ぎませんでした。w さて余談はさておき、今回の事件の背景を真面目に解説しますと、一説(人気ブログ地政学を英国で学ぶ)によれば、地球温暖化で氷が溶け地面が露出した南極大陸の地下資源採掘権を、今回の調査捕鯨を根拠に日本が採掘権を主張されたくないオーストラリアの意向が反映されているとの事です。
←左のような意見(「美味しんぼ」作者、ブログでシー・シェパードと豪を猛批判)が、日本とオーストラリアで出ているそうなので、一つコメントさせて頂きます。 長寿グルメ漫画「美味しんぼ」原作者の雁屋哲さんが自身のブログで、自衛隊の派遣を主張したそうですが、寝言は寝てから逝って、もとい言って欲しいです。
国際法に無知な雁屋哲氏に認識してもらいたいのが、自衛隊の『護衛艦』の国際法上の位置づけです。 当たり前の話ですが、日本国憲法第9条で日本は戦争行為を禁じています。そのため、自衛隊には『軍艦』ではなく『護衛艦』が配備されています。 これが何を意味するかと言うと『軍艦』は、その所属する国家の領土の延長線上に位置します。例えば、日本に入港中の米海軍艦艇の艦上は治外法権で日本の法律は通じません。(余談ですが小窪は、そのため他国の軍艦に乗船する時は、非常に緊張します。良心的な西側の艦艇ですと乗船前に「日本の法律が通じません」と書いた看板で注意喚起してくれますが、これをしない国家も多いです)それ故、『軍艦』を他国の『軍艦』が拿捕することは出来ません。しかし『護衛艦』は、『軍艦』ではありません。即ち、日本の『護衛艦』は国際法上『商船』扱いとなり、他国の『軍艦』から拿捕が可能な存在なっています。 雁屋哲氏の主張どおり『護衛艦』をノコノコ派遣すれば、オーストラリア海軍から拿捕されるのがオチでしょう。(それが、解っているからこそオーストラリアは「戦争だ!」と叫んでいると受け取れますが、調子に乗らないことをオージーに勧めます。現在の日本は、真珠湾攻撃前の米国に政治情勢が酷似している部分があり、強硬姿勢は真珠湾攻撃に匹敵するインパクトを日本に与えます) その昔、漫画「美味しんぼ」で戦時国際法上合法である甲標的によるシドニー湾襲撃を糾弾する話を掲載した雁屋哲氏らしい○○な主張と言えます。 ![]() にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・安全保障へ(文字をクリック) |
オーストラリア
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勉強になります。
イージス艦といえども「商船」あつかいですか。
自衛官も「警察官」あつかいですから、道理です。
2010/1/10(日) 午前 0:21
いや〜
それ以前に国内法の問題を忘れてるんじゃない?
海賊対処法では海賊対処は一義的に海上保安庁の任務であって、海保に対処困難な事案のみ海自にその行動が可能になる。
シーシェパードの装備は何ら巡視船の行動に問題が無いレベル。
護衛艦派遣を主張するのはまず、国内法を理解できていないという事です。
2010/1/10(日) 午後 0:03 [ ぬくぬく ]
なるほど〜〜
海賊といっても、ロケットランチャーも持ってませんもんねぇ。
2010/1/10(日) 午後 1:44
>イージス艦といえども「商船」あつかいですか。
国際法をどの様に解釈するかで変わってきますが、政府答弁では確か慣例上『護衛艦』は『軍艦』扱いされるとなっています。ところが、総務省が電波に割り当て関して「自衛隊は軍隊ではないので、電波の優先的割り当てを行わない」としてしまっているのです。これを根拠に『護衛艦』が『軍艦』看做されない可能性が高いと思われます。
2010/1/10(日) 午後 9:01 [ 小窪兼新 ]
オノコロ様のブログで東大の問題点を指摘されていますが、ここでも東大が悪影響を及ぼしています。国際法学者横田喜三郎が東京大学法学部長時代に「日本は戦争を2度と行わないのだから戦時国際法は学ばなくても良い」という恐るべき屁理屈を述べて以後、日本の大学で戦時国際法は教えないことになり、現在へ至ります。だからこそ雁屋哲氏のような非常識な発言をする人が出てくるのですが・・・。
2010/1/10(日) 午後 9:09 [ 小窪兼新 ]
>シーシェパードの装備は何ら巡視船の行動に問題が無いレベル。
シー・シェパードが豪海軍の出動を要請しているとの報道とオーストラリアの報道で戦争だ!!叫んでいるので海保に関しては触れませんでした。政治的にこちらが先に行動を起こすのは、真珠湾の愚行の再現になる以上、オーストラリアが動いた時点で海保もしく海自(可能性は限りなくゼロですが)派遣となる以上、シー・シェパードの行動は放置が続くことになりますね。
2010/1/10(日) 午後 9:15 [ 小窪兼新 ]
既に海上保安官が乗り組んで、乗りこんで来た狂犬を逮捕してるんですが・・・
狂犬自体はすでにIWCからも非難されてる組織で、豪州海軍が動くまで動かない理由は無いと思うんですがね。すでに国として司法権行使してる訳だし。
2010/1/10(日) 午後 9:22 [ ぬくぬく ]
>既に海上保安官が乗り組んで、乗りこんで来た狂犬を逮捕してるんですが・・・
話を省略して誤解を招いたようですが、艦船の派遣の話です。
雁屋哲氏の主張を文字通り実施すれば、タラ戦争の二の舞でしょう。
2010/1/10(日) 午後 9:33 [ 小窪兼新 ]
>海賊といっても、ロケットランチャーも持ってませんもんねぇ。
この点に関しては、シー・シェパードが今後、どのような行動を取るか予想が付きません。
例えば、ソマリア沖の海賊もRPGしかありませんでしたが、海自の方と「そろそろアル・カイーダが来て、SAMを持ち出すのでは?」と予想したところ、予想通りアル・カイーダの犯行声明がありました。2chで主張されているように可能性は限りなく低いものの最悪の事態として、イエメンでのイージス艦襲撃事件と同程度を覚悟したほうが良いかもしれません。
2010/1/10(日) 午後 9:38 [ 小窪兼新 ]
>横田喜三郎が「戦時国際法は学ばなくても良い」と述べて以来
>日本の大学で戦時国際法は教えないことになり
東大だけでなく、日本中でそうなってしまったんですね。
ほんとに、売国奴ばかりです。東大法学部は。
2010/1/10(日) 午後 10:06
ここにまとまっていました。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~ttakayam/souku.htm
2010/1/10(日) 午後 10:09
ご紹介頂いたHPを拝見しました(非常に勉強になりました)が「自衛隊でも国際法に関して研究していない」と恐るべき事実が書かれていました。
海上自衛隊も旧海軍の末裔を辞任するのでしたら、東郷平八郎が、国際法の研究をライフワークとしていたことを見習って、国際法の研究に取り組んで貰いたいですね。
2010/1/10(日) 午後 11:29 [ 小窪兼新 ]
>ほんとに、売国奴ばかりです。東大法学部は。
問題児は法学部ばかりだけではないのです・・・。
このブログでもいずれ取り上げる予定の人物で、戦艦『大和』に影響を与えた東京帝国大学十三代総長・平賀譲も問題行動のデパートと化しました。森鴎外も然りで、軍関係の東大出身者には悪いイメージしかないですね。
2010/1/10(日) 午後 11:35 [ 小窪兼新 ]
自衛隊は、旧軍との「断絶」を強調するあまり、よき伝統すらトイレに流してしまったのでしょう。愚かな事です。その方が弱い軍隊になりますから、アメリカからも都合がいいのかもしれません。
東大はなんでダメなんでしょうね。頭でばかり考えるからなんでしょうか。
2010/1/10(日) 午後 11:55