ミッドウェー海戦研究所

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未来兵器シリーズ第4弾は、「偽装巡航ミサイル」!
週刊「オブイェクト」さんで既出の話題ですから、ご存知の方も多いでしょうが、ご覧下さい。
 
 
イメージ 1世界の戦争の常識まで変える可能性も...
 
マレーシアはクアラルンプールで開催されたミリタリー系の展示会「Defence Services Asia」におきまして、あっと世界を驚かせる巡航ミサイルシステムが登場し、慌てた米国などが一斉にロシアのミサイルメーカーへと猛抗議する展開になってますよ。そりゃね、もうわざわざ高いお金を払って軍艦とか装備しなくっても、普通のコンテナ船で十分に戦闘能力を高められるという代物ですからね。こんなものがバカスカと世界に出回ったら、どんな空母もたまったもんじゃないでしょう!
 
一見するだけでは普通のコンテナが軍事大国もタジタジの高性能巡航ミサイル発射システムと化す「Club-K」の脅威のすべてを、動画解説なんかも交えながら続きにて掲載してありますので、どうぞご覧くださいませ。これは恐ろしい時代になりますよ〜
 
モスクワに本社を置くConcern Morinformsystem-Agatは、すでに数々の「Club」シリーズのミサイルを世界各国に向けて販売中です。例えば、潜水艦からスピード展開して発射可能な「Club-S」でありますとか、洋上の戦艦に配備して巡航ミサイルを打ち上げる「Club-N」などなどです。
 
しかしながら、新たに今回開発がアナウンスされたClub-Kのすさまじいポイントは、ごくごく普通の長さ40フィート(約12m)のコンテナの中に、すべて数分で全自動展開する巡航ミサイルシステムを詰め込んでしまい、コンテナ船上ではもちろんのこと、コンテナトラックや列車など、なんでもミサイルコンテナキットを輸送できる乗り物を一瞬にして高性能戦闘マシンに変えちゃえる点です!
 
おまけに衛星からのサポートで着実にターゲットへと打ち込める、Club-Kの4発セットのミサイルの詳細は明らかにされてませんが、どうやら同じロシアのNovatorが開発を手がけた数百キロの射程距離を誇るミサイルが搭載されるみたいですね。Novatorといえば、世界的にも有名な非常に命中精度も高い長距離地対空ミサイル「SA-12 Gladiator」でも知られているように、かなり強力なミサイルがコンテナ内に装備されてそうです。
 
しかも、このコンテナから打ち出されるミサイルには核兵器まで搭載することも可能であると発表されており、一メーカーが流通販売を手がける製品にしては、あまりにも完成度が高く、十分に国家レベルでの戦略的配備にも適しているとの評判まで獲得しちゃってますよ。1セットの価格は1650万ドルとなっており、この値段さえ出せるなら、どの国にでも即販売しちゃいますよなんて売り込んじゃったものだから、すでにイランやベネズエラ、アラブ首長国連邦などなど、そう簡単には巡航ミサイルを搭載する艦船なんて大量配備できない国々が、続々とコンテナ船を戦艦に変えて防衛ラインに導入しようとの思惑などから、購入の問い合わせに殺到しているんだとか。
「まだClub-Kは開発段階にあり、完成品として実際にどこかの国に渡ったという事実はありませんけど、もし本当に販売が進めば、世界の戦争の構図を根底から変えてしまう恐るべき力が秘められていますね。どう見ても外からは、まったく普通のコンテナにしか見えないですから、だれも簡単にはコンテナ船が実は軍艦であるとは即時に判別できず、どの程度の防衛ラインが海上に張られているのかの予想すらつかなくなります。

おまけに驚いたのは、これほどのシステムが一般公開されている展示会で堂々と幅広く宣伝されており、だれでも望めば購入できる状況になっていることです。テロリストなどの手にも容易に行き渡る可能性すら否定できません」
 
そう軍事評論家のロバートさんが語るように、どうやらかなりヤバいミサイルコンテナのようですね。
「認めるのは残念ですけど、このミサイルコンテナの完成度は想像以上に優れています。ほとんど遠くから見分けるなんて不可能でしょう。単に防衛目的のみならず、ごく一般的な船舶が沿岸に近づいてきたなと思っていたら、いきなり艦載されたコンテナが火を噴いてミサイル攻撃を仕掛けてくるなんて使い方まで想定されます。

もしもっと販売時期が早く、イラクのサダム・フセインがClub-Kを手にしていれば...と考えると恐ろしくなりますね。ペルシャ湾岸に展開していた空母などにも、次々と偽装艦船から高精度な巡航ミサイルを発射され、イラクの領土へと容易に近づくことはできなかったのではないでしょうか」
 
こう述べたペンタゴン(米国防総省)の軍事コンサルタントを務めるジョンソンさんは、あまりの危険を感じ取ったからか、ロシア政府に対して、Club-Kの販売差し止めを求めています。すでに非公式ながら、メーカーのConcern Morinformsystem-Agatには、開発中止を要求するリクエストが、各国政府機関からも届いているようですね。
「私たちはロシア政府の許可を得ながら、合法的に事業を営んでいます。ですから、他国から、当社の貴重な製品ラインナップに横槍を入れられる筋合いなどはありません。

どの国家でも巨額の防衛予算を組めるわけではなく、戦艦を大量配備できる環境が整っていない国だって数多くあります。しかしながら、Club-Kは、こうした国々にも新たな道を開く画期的な発明であり、どの国家にも、望むところには平等に提供していく方針です」
 
主要各国から相次ぐ非難ゴウゴウのブーイングなんぞものともせず、超強気の公式声明を発表してきたConcern Morinformsystem-Agatは、もう間もなくClub-Kの供給体制も整うと答えてますよ。いやいや、なんでもミサイルと疑ってかからないと殺られてしまう大恐怖の時代が到来ですね〜
Adam Frucci(原文/湯木進悟)


GIZMODO JAPANより引用
 
※注意 用語が明らかに誤っている部分がありますが、著者の主張を反映させるために、そのままにしてあります。また、動画は引用先の物がリンク切れを起こしているために、こちらで用意した物に変更してあります。
 
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人工知能で先端走る日本、急速に追いつく中国
長足の進歩を遂げる戦車が航空機に勝る日
2010.05.24(Mon) 篠田 芳明
 
車についての著作は多数発刊されており、専門的な内容はそれらの文献で求めていただくこととして、本稿では戦車についてあまり馴染みのない方を対象として解説することを主眼に展開してみたいと思う。
 
 戦車は古代から使われて、皆さんはお馴染みの映画“ベンハー”で主演チャールトン・ヘストンが馬に牽引された戦車で死闘を繰り広げるシーンを思い浮かべる方もあると思う。
 
 しかし、本稿では第1次世界大戦中に開発され、同大戦で初めて戦場に出現した動力を持って鉄の甲を纏い、火砲を装備した近代戦車についての解説をする。
 

戦車とは何か

イメージ 7
米国アバディーン戦車博物館に展示された戦車
 
 戦車のはっきりとした定義はないが、一般的には下記の特徴を有している兵器の総称である。
 
●強力な火砲を搭載している。

●重い車体をも路外不整地走行に適応させる無限軌道(キャタピラ)を装着している。

●敵の砲爆撃から身を守る強力な鉄(最近は特殊な装甲を持っている)の甲を纏っている。
 
 これらがこれまで戦車の3要素(火力・機動力・防護力)としてその性能評価の基準とされてきた。
 
 しかし、最近は後で詳しく述べるように、通信・コンピューターの発達で、人工知能(AI: Artificial Intelligence)力を駆使する事によって戦車の性能は従来とは格段に向上している。
 
 この3要素(最近はプラスAI)を有した戦車はMBT(Main Battle Tank)として陸上戦力の骨幹、引いては国の運命をも左右する最重要兵器として世界の主要各国はその開発近代化に心血を注ぎ、莫大な予算を投入してきた。
 

戦車に関する欧州戦場における簡単な歴史

戦場に初めて出現した英国Mk.I戦車
イメージ 1 詳細な近代戦車の歴史はほかの文献に任せるとして、ここでは戦車を知るうえで、最小限必要と思われる出来事を簡単に記述する。
 
●戦場に戦車が出現
 戦車が最初に戦場に出現したのは1916年9月15日、第1次世界大戦の西部戦線ソンム会戦中盤で、英国のMk.I(57ミリ砲2門、機関銃4門)である。
 
 第1次世界大戦の西部戦線では塹壕戦が戦線を膠着状態とし、これに新兵器の戦車(当時は新兵器の実体を隠すため、当時の英国海軍大臣ウインストン・チャーチルが名づけた“タンク”と称したのが後々戦車のことをTankと呼ぶ事になった始まりである)を50両投入した。
 
 その成果はドイツ軍の野戦砲の直撃で阻止されたため限定的で、戦線を10キロ程度ドイツ側に拡張しただけに終わった。翌1917年11月20日のカンブレーの戦いでは300両余りの大量投入で成功し(その後ドイツ軍に半数以上撃破されたが)、戦車の地位を一挙に高めた。
 
 しかし、第1次世界大戦を通じ、戦車が戦場の王者として君臨するには至らなかった。
 
●第2次世界大戦欧州戦場を支配したのは戦車
 
独I号戦車
イメージ 8 第1次世界大戦の敗戦国として、天文学的な賠償請求された戦後のドイツは国内の疲弊不満が渦巻き、極端な右翼政党ナチスの出現を促す原動力となり、1929年の世界恐慌を期に益々増長し、1933年、ついにアドルフ・ヒトラー率いるナチスが政権を奪取し再軍備を許してしまった。
 
 
 
 
独II号戦車
イメージ 9 ヨーロッパは一挙に暗雲がたれ込め、ナチスの軍事力を背景とした強引な政策に弱腰の各国は譲歩を重ねたが、1939年9月、I号、II号戦車を中核として電撃的にポーランドに侵攻したドイツに対しついに宣戦布告し第2世界大戦が火蓋を切った。
 
 ポーランドを瞬く間に占領したドイツ軍は1940年5月東部戦線から反転してドイツ西部からオランダ・ルクセンブルクを侵攻占領した。
 
独III号戦車
イメージ 10 引き続きフランスが誇る巨大なマジノ線要塞をアルデンヌ方向から迂回してフランス東部に侵攻、英仏軍をドーバー海峡に面する港町ダンケルクに追いつめた。全滅寸前の34万人もの英仏軍が着の身着のまま無事に英国に脱出できたのは奇跡的と言われている。
 
 このドイツの目を見張るような戦車の巧妙な運用と素晴らしい成功で、世界の軍事関係者は一挙に戦車の重要性に着目し、激しい戦車開発競争が始まる。
 これらの作戦で活躍したのがIII号戦車と急降爆撃機ユンカース87型機の組み合わせ攻撃(電撃戦)である。
 
●ロンメル将軍のアフリカ軍団が活躍
 
北アフリカを進撃するロンメル・アフリカ軍団
イメージ 11 戦車の歴史には、必ずと言って良いほどロンメル、アフリカ軍団の名が出てくる。1941年2月14日、劣勢のイタリア軍を救出するため、ロンメル大将率いるアフリカ軍団がトリポリに上陸、イタリア軍を隷下に収め北アフリカを東方に軍を進め英国軍を撃退、快進撃して4月11日にはリビア東部のトブルクを包囲したが占領には至らなかった。
 
 5月から11月にかけエジプト国境に迫ったが、補給が続かなかったうえ、英国軍に対する米国の支援増強のため、1942年1月6日にはエルアゲイラまで撤退する。
 
●クルスクの大戦車戦
 
レニングラード近郊の戦車戦
イメージ 12 1941年6月からドイツは独ソ不可侵条約を破棄してソ連南東部に侵攻、石油等の資源獲得を目論む大作戦(バルバロッサ作戦)を展開する。
 
 当初破竹の勢いで進撃したドイツ軍もソ連のT-34中戦車、KV-1重戦車、カチューシャ砲等に阻まれ冬将軍の到来とともに苦境に陥った。
 
 しかし、1942年春になってソ連軍の攻勢は和らぎ、その後、戦線は膠着状態となった。
 
ソ連T-34戦車
イメージ 13 1943年スターリングラードを占領していたドイツ軍はソ連軍の総攻撃を受け、10万人近い捕虜を出して2月2日ソ連軍に降伏した。事後ドイツ軍は劣勢へと追い込まれていく。
 
 同年7月5日から始まったクルスク付近での戦いは戦車同士の戦いで、史上最大規模となる両軍合わせて1700両近い戦車が死闘を繰り広げる壮絶な戦いとなった。
 
ソ連KV-1重戦車
イメージ 2 この戦いでドイツ軍は予備兵力の大半を消耗してしまい、再び東部戦線で攻勢に出ることはできなかった。
 
 1944年になって、ソ連の攻勢により、ドイツ軍はレニングラードの包囲網を突破され、敗走することとなる。
 
●ナチスドイツ軍の終末
 
タイガー戦車
イメージ 3 1944年6月6日にノルマンジーに連合軍が上陸し、ドイツ軍は西部戦線でも敗走を続けるが、最後の反攻(バルジ大作戦)を12月16日から開始、一時的に130キロ突破したものの頓挫、以後1945年5月8日の敗戦へと進む。
 
 これらの欧州戦場で戦闘終盤に活躍したのがドイツ軍のタイガー戦車である。強力な88ミリ戦車砲を装備し、当時強力とされた米国戦車M4(シャーマン)の4両分に匹敵する戦車とされ、連合軍の恐怖の的であった。
 
ドイツ突撃砲P2エレファント
イメージ 4 しかし、ドイツ国力は疲弊して製造が間に合わず、あまりにも数が少なかった。
 
 また、タイガー戦車を改造した突撃砲P2(エレファント)は100ミリの強力な火砲を装備しいかなる目標も撃破できる能力を持っていたが、砲塔旋回ができないため敵を素早く照準できないことと、全重量が80トン近くにもなって、平地における速度も最大で時速20キロと遅く、近距離からの敵速射砲や戦車の格好の餌食となった。
 
米M4シャーマン戦車 4万両以上製造された
イメージ 5
 一方、連合軍の継戦能力は米国の強力な支援を受けて、益々増強された。特にM4シャーマン戦車はドイツの優秀な戦車に能力は劣っていたが、数で圧倒した。英国は終戦近くになって巡航戦車Mk.VIIIクロムウェルを欧州戦場に送り出した。
 
 
 
●日本の戦車
 
日本97式中戦車
イメージ 6 日本の戦車は欧州のような近代戦場での戦いには歯が立たなかったが、中国戦線やシンガポールへの進撃には効果を発揮した。しかし、戦闘後半には対戦車火力が貧弱なうえ、防護力は決定的に不足していた。


(2)へ続く
 
※注意 写真のキャプションや記事内容が明らかに誤っている所がありますが、著者の主張を反映させるために、そのままにしてあります。
 
jbpress.ismedia.jpより引用。
 
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