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イギリス海軍

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インド洋作戦時の航空母艦『赤城』 (昭和17年3月26日 スターリング湾)
後方左から「蒼龍」「飛龍」「比叡」「霧島」「榛名」「金剛」「瑞鶴」「翔鶴」
Mar.26,1942: CVA "Akagi".
 
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 本日4月5日は、1942年第二次世界大戦セイロン沖海戦が始まり、日本海軍急降下爆撃により英国東洋艦隊の重巡洋艦コーンウォールドーセットシャーを撃沈してから71周年にあたります。
 
 そこで、本日はセイロン沖海戦戦勝71周年特集としてアマゾンの軍事関連書籍の書評を行います。
 
 
 「セイロン沖海戦をご存じない方は、リンク先の"Wikipedia"の項目をご覧下さい。
 
 
 
下にアマゾンに公開したレビューを掲載します。
 
万人向けとは言い難い作品です
評価 ★★★★
本書は、1942年4月5日から4月9日にインド洋のセイロン島沖で日本海軍の空母機動部隊とイギリス海軍の東洋艦隊の間で行われた海戦の中で、第一航空艦隊によってイギリス海軍の「ドーセットシャー」と「コーンウォール」が撃沈された戦闘を描いたDVDの映像がメインの書籍となっています。

戦闘シーンが極めて地味な作品ですが、史実に忠実なためある程度は仕方がないと言えるでしょう。

万人向けとは言い難い作品なので、星四つです。
 
 明らかに内容が不足していますので、近日中に加筆する予定です。
 
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 冒頭の写真は、ブログ「旧日本海軍・艦艇写真のデジタル着彩」様の作品「航空母艦『赤城』 CVA AKAGI, March.1942」より引用しました。
 
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 2012年8月1日は、1798年ナイルの海戦で、ホレーショ・ネルソン率いるイギリス艦隊がフランス艦隊に対して歴史的な勝利を収めてから、214周年の記念日にあたります。
 
 そこで本日は、「ナポレオン 獅子の時代」第1巻第2巻第5巻第9巻第13巻覇道進撃 第2巻の書評に引き続き、少年画報社の雑誌「アワーズ」で絶賛連載中の長谷川 哲也先生のマンガ単行本「ナポレオン 12―獅子の時代の書評を行います。
 
 ナイルの海戦をご存じない方は、Wikipediaから引用した概要をご覧下さい。↓
概要
ナイルの海戦(ナイルのかいせん、: Battle of the Nile)は、フランス革命戦争ナポレオン戦争)における戦闘の1つである。アブキール湾の海戦(アブキールわんのかいせん、: Battle of Aboukir Bay)またはアブキール海戦: Bataille d'Aboukir)とも呼ばれる。
 
エジプト北部アレクサンドリア沿岸のアブキール湾において、1798年8月1日から8月2日早朝にかけ、ホレーショ・ネルソン率いるイギリス艦隊がフランス艦隊に対して圧倒的勝利を収めた。
 ナイルの海戦の詳細をさらに知りたい方は、リンク先の"wikipedia"ご覧下さい。
 
 それでは、アマゾンに公開したレビューを掲載します。
 
評価 ★★★★★
<あらすじ>
1798年7月3日、イギリス艦隊の追跡を強運によって逃れたナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍はアブキールの港からエジプトに上陸した。7月4日には地中海岸の最重要都市アレクサンドリアを占領し、エジプト遠征の橋頭堡を無事築くことに成功したかに見えた。だが、ナポレオンの幸運も長くは続かなかった。

1798年8月1日午後2時、ホレーショ・ネルソン率いるイギリス艦隊がついにフランス艦隊をアブキール港で発見。世に言うイギリス側でナイルの海戦、フランス側でアブキール海戦とも呼ばれる海戦が勃発した。恐るべきネルソンの大胆な用兵とイギリス艦隊の錬度によって、壊滅するフランス艦隊。ナポレオンの中東遠征は事実上崩壊し、アブキール海戦の敗戦はナポレオンにとって遠征と言う名の地獄の釜の蓋が開いた瞬間でもあった!

<書評>
本書の書評では、どうしても言及しなければならない点があります。それは「天は二物を与えず」。つまり、ナポレオンは陸戦の天才であっても海戦では素人同然だったということです。

本シリーズでは触れられていませんがナポレオンは、少年時代には海軍士官を志望したこともあり、海軍の知識が不足しているにもかかわらず、様々な制約をフランス艦隊に加えます。

フランス艦隊司令長官フランソワ=ポール・ブリュイ提督が意図したイギリス艦隊がアレクサンドリアに再び来航した場合、その背後をとることが可能となる外洋での待機の提言に対して、艦隊を手元に置いておきたいナポレオンは艦隊の出帆を許さず、小型艦と輸送船団はアレクサンドリア港に、主力艦隊をアブキール湾にそれぞれ停泊させる有害な掣肘を加えた結果、アブキール海戦の敗戦を招いた点は、後世の人々にとって有益な戦訓になるでしょう。

つまり「自分の専門外に関して、無責任な行動を取るな!」という戦訓です。これは、東日本大震災時の当時の首相の行動を見れば、明らかとも言える教訓です。

本書は、良い意味で単なる娯楽作品の枠を超えた価値を持つ作品と言え、その価値に星5つです!
 
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Battlecruiser HMS "Hood". 英国海軍巡洋戦艦『フッド
 
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 本日、5月24日は第二次世界大戦中の1941年に、デンマーク海峡海戦が生起してから、71周年にあたります。
 
 
 まずは、「デンマーク海峡海戦」のご存じない方は、下の"Wikipedia"の概要や「デンマーク海峡海戦を描いた動画をご覧下さい。
 
概要
 イギリス戦艦プリンス・オブ・ウェールズ巡洋戦艦フッドは、通商破壊作戦のために北大西洋に出撃しようとするドイツ戦艦ビスマルクおよび重巡洋艦プリンツ・オイゲンデンマーク海峡に迎撃した。
 
 イギリス艦隊が砲撃を開始して10分足らずのときに、ビスマルクの砲弾がフッドの後部弾薬庫付近に命中した。フッドは爆発し、3分もかからずに沈没した。生存者はわずか3人だった。
 
 プリンス・オブ・ウェールズはビスマルクと交戦し続けたが、主機の深刻な故障に悩まされていた。これに戦闘の被害が加わり、主砲の大半が使えなくなったため、戦闘から離脱せざるを得なくなった。
 
 ビスマルクも作戦行動は十分に行えたものの損害を受けており、プリンス・オブ・ウェールズの追撃は諦めて、プリンツ・オイゲンとともに大西洋に向かった。
 
 
 
 
 下の動画は、重巡洋艦プリンツ・オイゲンから撮影した実写映像です。この映像以外に、戦艦ビスマルクから撮影された巡洋戦艦フッドが撃沈した映像があったのですが、戦艦ビスマルクの喪失と共に失われました…。音なしですが。お楽しみ下さい!
 
 下にアマゾンに公開したレビューを掲載します。
 
「問題山積の巻頭特集
評価 ★
イメージ 2 本書の巻頭の第一特集は、ドイツ海軍の「ビスマルク級戦艦」であるが、まずこの記事の内容を検証してみたい。まず、ビスマルク級戦艦のメカニック検証すると、多々問題が有ることがわかる。

 18P、38センチ主砲の紹介文で主砲の口径(砲身長)を、「47口径(口径の47倍の長さ)」としているが、日本、イギリス式とドイツ式の口径表示は異なり、ドイツ式の口径表示は薬室の底部から砲身の長さを示し、日本、イギリス式の口径表示は尾栓頭からの砲身の長さを示すので、同じ口径でも、ドイツ式の口径表示は短くなる。日本、イギリス式にビスマルクの主砲38cm SK C/34の砲身長を換算すると51,66口径であり、ドイツ軍の公称より長砲身である。

 次に砲弾の解説で「徹甲弾、準徹甲弾、榴弾」としているが、ビスマルクで使用された砲弾に関しては、情報が錯綜している。"Wikipedia"ドイツ語版のビスマルク級戦艦の記述によると徹甲弾の"Psgr L/4,4 m Bdz"、2種類の榴弾"Spgr L/4,6 m Bdz"、"Spgr L/4,6 KZ"の合計3種類が確認できるが、"Naval Weapons of the World"というサイトの記述ではもう一種類の榴弾である"Spr.gr. L/4,5 Bdz"の存在が確認できる。"Naval Weapons of the World"の中にある2種類の榴弾の炸薬量を比較すると、"Spr.gr. L/4,5 Bdz"の炸薬量が32.6 kgで、"Spr.gr. L/4,6 Kz"の炸薬量が、64.2 kgであるとことから、本書の記述にある準徹甲弾が"Spr.gr. L/4,5 Bdz"で、榴弾が"Spr.gr. L/4,6 Kz"と推測される。即ち、"Wikipedia"ドイツ語版のビスマルク級戦艦の記述が、L/4,5とすべきところをL/4,6とした誤記である可能性がある。しかし"Naval Weapons of the World"内にある"GERMAN SHELL FUZES OF WORLD WAR II"の記述では、以下の一文がある。

*The 38cm Spgr.m.Bdz L/4,6 used with BISMACK and TIRPITZ had a thin, but complete,AP cap to allow intact penetration into heavy cruisers or battle-cruisers, which had relatively thin face-hardened armor.

 つまり上記の文章を読む限り、榴弾である"Spgr L/4,6 m Bdz"に、被帽付徹甲弾のような被帽が施されており、対艦攻撃に使用されたと読み解ける。これらから類推すると、38cm SK C/34用に準徹甲弾として"Spr.gr. L/4,5 Bdz"(名称からも解るように、厳密にはこの砲弾をドイツ軍では榴弾としていた。この砲弾を半(準)徹甲弾としているのは英語圏の文献であることに注意が必要である)が存在していたがビスマルクには搭載されず、徹甲弾の"Psgr L/4,4 m Bdz"と2種類の榴弾の内"Spgr L/4,6 m Bdz"が被帽付榴弾、"Spgr L/4,6 KZ"が純粋な榴弾として、用いていた可能性がある。そのため、本書の記述に関して、疑念が残る。

 さらに「砲弾は薬莢を使う莢砲で水上艦では珍しい。これはドイツ海軍の特色で、被弾時の防爆対策のためだ。」と解説しているが、ビスマルクの主砲弾の装填は、弾頭、絹のパッケージの副装薬、薬莢の主装薬の順で行われ、金属薬莢は尾栓から発砲時に火薬のガス漏れる垂直鎖栓式特有の現象を防ぐために存在するのであって、絹のパッケージの副装薬が用いられていることから解るように金属薬莢の使用は、防爆対策ではない。また「水上艦では珍しい。」とあるが、米英の巡洋艦では金属薬莢を用いている艦が散見されることから、「戦艦では珍しい。」の誤りといえる。

 16P、19P「対空兵装」の解説文とCGに「3.7cm連装機関砲」とあるが、ラインメタル社製3.7cm SK C/30は「高角砲」であり、「機関砲」ではない。人力で砲弾を一発づつ装填するのである。大戦中に「ビスマルク」と「ティルピッツ」にドイツ海軍が使用した37mm機関砲W42およびW43が搭載された事実は無い。

 20Pのティルピッツに搭載された"G7aT1"魚雷の解説で、「炸薬量は300キログラム、(中略)米英の魚雷と比べても少なめだ。ドイツ海軍は水上艦の戦闘では魚雷に期待していなかったといえよう。」とある。しかし、"G7aT1"の炸薬量は280kgとの資料が多数散見され、さらに"Naval Weapons of the World"の"G7aT1"の項目では、以下の一文がある。

I have seen numbers as low as 617 lbs. (280 kg) and as high as 948 lbs. (430 kg). It is possible that the lower numbers were for torpedoes issued early in the war and then heavier warheads were introduced during the war.

 この一文からも解るように、"G7aT1"の炸薬量は戦争中に280kgから430kgに増量されていると思われる。次に、米英海軍の魚雷の炸薬量を下に挙げる。

米海軍 Mark15 Mod3 爆薬種類 TNT 炸薬量 363kg もしくは 爆薬種類 HBX 炸薬量 373kg
英海軍 Mark9 初期 爆薬種類 TNT 炸薬量 327kg 後期 爆薬種類 Torpex 炸薬量 365kg
(英海軍の魚雷"Mark9"の数はローマ数字ですが使用出来ないため、アラビア数字を代用)

 上記の炸薬量からも解るように初期の炸薬量では"G7aT1"の炸薬量が、米英海軍の魚雷を下回るものの、戦時中には"G7aT1"の炸薬量が、米英海軍の魚雷を上回っており、本書の「米英の魚雷と比べても少なめだ。ドイツ海軍は水上艦の戦闘では魚雷に期待していなかったといえよう」との記述は、信頼性に乏しい記述と言える。

 21P、船体/防御の解説で「水線装甲帯には(中略)ビスマルクは、装甲板に新しいヴォータン鋼を採用している」としているが、実際に使用されている鋼鈑の名称は"KC n/A"鋼で、ヴォータン鋼は水平防御及び水雷防御に用いられている。

MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2011年 03月号 [雑誌]の次号広告の惹句は、以下の通りであった。

「ビスマルクってそんなに強いイメージあるー?それどこ情報?どこ情報よー?」

 これら、問題の多々ある記事の詳細を見た上で、上記の惹句は極めて不適切と言え、他の記事には価値があるものの、その価値を相殺して余りあるほど問題があるので、星は一つである。
冒頭の写真は、ブログ「旧日本海軍・艦艇写真のデジタル着彩」さんの作品「HMS Hood (51)」より引用。
 
 実を言いますと、上の原稿はあの内容でも書き掛けです!MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2011年 06月号」の内容は、極めて酷いの一言に尽きます。つまり、あまりにも誤りが多くて誤りの全てを書けるかどうか解らないくらい多いです!これでは、イギリス空軍が用いた飽和爆撃ならぬ愚劣な飽和攻撃に対応不能に陥ったドイツ空軍といったところでしょうか…。
 
 さらに情けないのは、アマゾンのレビューを見ると解るように、いい加減な内容で、装甲板の名称や機関砲と高角砲の区別すら満足に把握できない著者(敢えて名前を挙げませんが)の書籍に高評価を与える愚か者があまりにも多いことです。本レビューでも挙げた海外の優良軍事サイトに日本の有料軍事書籍が甚だしく劣るのは、ひとえに低レベルな読者、所謂、B層的な物を考えない人間によって支えられていると痛感させられます。
 
 なお、さらに改訂したバージョンは、5月27日に脱稿の予定です。(期待している人が、何人いるか判りませんが!w)
 
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 本日3月19日は、1982年フォークランド戦争勃発から30周年にあたります。
 
 そこで、フォークランド戦争勃発30周年特集としてアマゾンの軍事関連書籍の書評を行います。
 
 書評の対象は、堀 元美著海戦フォークランド―現代の海洋戦」原書房です。
 
 「フォークランド戦争」をご存じない方のために、"Wikipedia"の「フォークランド戦争項目から概要をご紹介します。
 
 1982年3月19日から1982年6月14日に行われたフォークランド紛争(マルビナス戦争)は、近代化された西側諸国の軍隊同士による初めての紛争であり、その後の軍事技術に様々な影響を及ぼした。両軍で使用された兵器のほとんどは実戦を経験していなかったが、この紛争で定量的に評価されることになった。また、アルゼンチンはイギリスから兵器を一部輸入していた上、両軍ともアメリカやフランス、ベルギーなどの西側第三国で設計開発された兵器体系を多数使用しており、同一の兵器を使用した軍隊同士の戦闘という特徴があった。

 アルゼンチン軍の攻撃によりイギリス軍は多数の艦船と乗組員を失い、戦争中のイギリス軍の艦艇の損失はアルゼンチン軍のそれを大きく上回ったが、揚陸作戦を成功させ、経験の豊富な地上軍による陸戦や長距離爆撃機による空爆、同盟国であるアメリカ軍の援助を得た情報戦を有利に進めた結果、最終的に勝利を収めた。

 アルゼンチン軍は果敢な航空攻撃によりイギリス海軍艦艇に大きな損害を与えたが、イギリス軍の逆上陸を阻止できず、また一部で頑強な抵抗を示したものの経験豊富なイギリス地上部隊に対抗できず、降伏に至った。
 
 さらに「フォークランド戦争」の詳細を知りたい方は、"Wikipedia"のフォークランド戦争項目をご覧になるか、昭和63年8月12日にNHK特集として放送されたドキュメンタリー作品「栄光の代償(兵士が語るフォークランド戦争)」(製作ヨークシャー・テレビジョン 1987年 英国)で、フォークランド戦争」の実態をご覧下さい。このドキュメンタリー作品を見てから、下の書評を読むと単なる目次でも見方が根本的に変わります。
 
 
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日本にとって貴重な戦訓
評価 ★★★★★
 本書の裏表紙にある紹介文と本書の目次は、以下の通りである。

第2次大戦以来の大規模な海戦となったフォークランド戦争を詳しく検証すると、そこには現代海洋戦の典型、さらには将来戦の行方を予想させる貴重なデータにあふれている。民間船の徴用、補給計画から、対空戦、潜水艦戦、電子戦に至るまで、新事実を駆使して描く同時代戦争のすべて。

1英機動部隊南へ…1
ロンドン郊外の地下作戦室/機動隊と補給船隊/「空母アーク・ロイヤルがあったなら・・・」/十分でなかったア軍の補給蓄積/米ソ情報戦と後続部隊の出動準備/「戦争」を知り抜いたイギリスの行動/4月16日、アセンション島を出撃
 
撃沈されるヘネラル・ベルグラーノ
イメージ 12南太平洋の海戦…21
サウス・ジョージア島奪還!/「心胆を寒からしめる」/原子力潜水艦の任務/ア軍航空母艦、作戦中止のナゾ/巡洋艦ベルグラーノの撃沈/イギリス、制海覇権を握る/ミサイル戦時代の危機管理/ヘリコプターによる艦船攻撃
エグゾセ対艦ミサイルが命中し炎上するD80 シェフィールド
イメージ 23駆逐艦シェフィールドの最後…42
エンダール機とエグゾセ/「ファイヤ・アンド・フォーゲット」/ナゼ防御手段をとらなかったのか/「チャフ」にだまされるミサイル/エグゾセは不発だったが、火災は起こった/軍艦の"生存性"を高める

4英艦隊の航空戦力…66
機動部隊の戦略的任務/早期警戒機の必要/太平洋戦争の教訓/航空母艦無用論の愚/ガルチエリ将軍の自信/V・STOL機の傑作、シー・ハリアー/シー・ハリアーの戦闘実績/2隻の航空母艦/第3の空母「アトランチック・コンベイヤー」

5揚陸作戦の前奏曲…86
戦況は次第に深入りする/低空に強いシーウルフ/予定揚陸地点の地ならし攻撃

6サン・カルロスの揚陸戦…101
ペンギン島/手痛い教訓/奪回作戦の発令/揚陸作戦の特殊艦/揚陸地点の選定/サン・カルロスの揚陸戦/アルゼンチン軍の反撃/「アーデント」の沈没/不発弾に救われた英艦隊/太平洋戦争と変わらぬ戦況

アルゼンチン空軍機の爆撃により浸水傾斜したD118 コヴェントリー
イメージ 37水上艦隊と飛行機の果し合い…126
英軍、橋頭堡を確保/独立記念日の猛攻撃/高度な技法「トス・ボンビング」/エグゾセ、輸送船コンベイヤーに命中す/エグゾセは回避されたのか?/その後の作戦にひびいたコンベイヤーの損失/アルゼンチン機の戦法/ミサイル・システムの弱点を修正/ハリアーとシー・ハリアーの活躍/艦隊の対空能力

8攻略開始以後の海戦…152
二手にわかれて進撃/増援部隊の上陸/最後のエグゾセ攻撃/ミステリアスな3つの事件/スタンリー包囲網の形成/「サー・ガラハド」の悲劇/アルゼンチン軍の降伏/機雷の掃海

9ミサイル戦時代と水上艦…176
誘導ミサイルと無誘導ロケット/出撃機の3割が帰還せず/空対艦ミサイルの脅威/誘導と妨害の競争/被弾しても生き残る方策/水上艦のミサイル防御の方策/イージス・防空システム/機銃でミサイルを落とす/これからの水上艦

10現代の水上戦…205
航空母艦の時代/潜水艦によるシーレーンの断絶/小型艇にもミサイル能力/巡洋艦、駆逐艦、護衛艦/ソ連の"巡洋戦艦"キーロフ

11現代の対潜水艦戦…217
イギリスの対潜水艦作戦/2000海里離れた音もキャッチ/魚雷、爆雷、機雷/潜水艦の防御手段

12現代のロジスティック…225
戦力を支えるもの/作戦基地の役割/武装する商船/アラパホ計画とLAMPS

 本書は、海軍技術中佐であった堀 元美(ほり もとよし)氏が執筆し、軍事関連書籍で優れた本を出版している原書房から発売された本であり、非常に価値のある分析がされている。

 しかし、本書は1983年12月1日に1刷が刷られており、フォークランド紛争終結した1982年6月14日から約1年半で出版されているため、十分な情報公開が行われていない時点で執筆した関係上、著書が推測した部分があるのが、現在の視点から見た本書の欠点である。具体的には、イギリス軍のハリアー及びシー・ハリアー戦闘機が、垂直離着陸機の特性を生かしたVIFF能力で空中戦を行ったと、本書では解説しているが、後年の情報公開で、ハリアー戦闘機は通常の空中戦を行ったことが明らかになっている。

 この様な瑕疵があるものの、フォークランド紛争直後の限られた情報から、極めて貴重な分析を著者は行っている。特にアルゼンチン空軍と海軍航空隊が行った低空爆撃は、爆弾の投下高度が低すぎて安全装置が外れずにその多くが不発となり、もし不発の爆弾が爆発していたら、イギリス側の作戦継続が断念された可能性が明らかになる件や、イギリス海軍の米海軍への依存を前提とした海軍力の縮小によって生じた早期警戒機を搭載できる正規空母の欠如が、多くのイギリス艦艇の喪失の原因になったのみならず、アルゼンチンによるフォークランド侵攻を招いた原因となったことを詳らかにした点は、本書の優れた分析として挙げたい。

 本書は非常に古い本ではあるが、現在の日本でかつてのフォークランド紛争型の島嶼部争奪戦が近隣諸国との間に高まっている情勢を踏まえると、決して内容的には古くなっておらず、むしろ価値が高まっていると評者は考える。当時の価格は1600円であるがプレミアが付いていない場合は是非手に入れたい逸品である。そのため、本書の評価を星5つとさせて頂いた。
 
 あのイギリスのベトナムとも称された「フォークランド戦争」から30年の歳月が流れました…。拙ブログの読者の中には、「フォークランド戦争」後に生まれた方も多いと思われます。出来ればその若い方に、この「フォークランド戦争」を知っていただければ幸いです。
 
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左の写真は、英海軍で不採用になったタイプとは関係ありません。w


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英国海軍が隊員を「PSP」で教育、本を読まない世代の学力アップを狙う。

 外出中でも楽しめ、持ち運びにも便利な携帯ゲーム機。普通にゲームを楽しむだけでなく、通信機能を使って仲間と一緒に遊んだり、音楽や動画の再生をしたりと、特に若者にとっては必須アイテムになりつつある。ゲームを遊ぶ以外にも教育関連、生活関連のソフトも充実してきており、いろいろなシーンで使えるのも強みだ。英国海軍はそんな携帯ゲーム機の便利さと人気に目を付け、海上で手軽に勉強してもらおうと隊員にソニーの「PSP」を配布し、そのための教育ソフトまで開発した。
 英紙デイリー・テレグラフによると、ハンプシャー州にあるコリングウッド海軍戦術学校では、生徒の4分の1の成績が落ちていることを重視。全体の教育強化を目指し、携帯ゲーム機を活用するアイデアを思いついた。トレヴァー・プライス司令官は「本を読むことが、今や“つまらなくて退屈”と思われていることを前提に、プロジェクトに取り組んでいる」と、その意図を説明する。本から学ぶことに慣れていない若い世代に意欲を持たせるために、このプロジェクトが発案されたというわけだ。
 英国海軍は手始めに駆逐艦リバプールの乗員に「PSP」を230台配り、プロジェクトの試験運用をスタート。気になるソフトの中身は「数学、電気工学や電子理論、電子機器や武器の仕組みをカバーする」(英紙ポーツマスニュースより)エンジニア向けの内容で、図を使った解説ビデオがメインのようだ。プログラムを開発したマーク・ウィリアムズ少佐は、「多くの船で与えられる1人のスペースは非常に狭い」  (英紙タイムズより)と、限られた場所でも勉強ができる有意性を強調している。試験運用では、ほとんどの隊員がゲーム機の扱いに慣れていることもあり、今回のプロジェクトは好評だったそうだ。
 また、英国海軍が「PSP」を採用した理由にはもう一つ大きなポイントがあり、「とにかく器材を壊すと評判の水兵にとって、衝撃への耐久性を重要視」したという。タイムズ紙では実際にソニーの関係者がゲーム機を壁に投げて耐久性を示し、衝撃に強い「PSP」に決めたいきさつも紹介している。自由時間には持ち込んだ「PSP」のソフトでゲームを楽しむことも許可され、これも人気を得ている一因となっているようだ。 
 今回のソフトにかけた開発費用は5万ポンド(約714万円)、それに「PSP」の配布する台数分の本体購入費が上積みされることを考えると、決して安い投資ではない。しかし、海軍関係者は長いスパンで見れば効率アップによる学力強化が期待できるだけでなく、これまでの訓練の運用に比べて1時間当たり200ポンド(約2万8,000円)のコスト削減にも繋がると、「PSP」の導入は英国海軍にとってメリットが大きいと見ている。今後は、ほかの艦船でも順次導入を進める予定で、当初の配布では「ピンクの本体は拒絶された」ことから、ブルーの「PSP」で統一していくようだ。 

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