|
一昨日のエントリー「ウェポン・システムの国籍を巡るゴタゴタ」で取上げたアメリカ空軍次期空中給油機の選定問題に決着がつきました。
人気ブログランキングへ米空中給油機、ノースロップが入札断念 3兆円の大型契約【ワシントン支局】米防衛大手ノースロップ・グラマンは8日、米空軍が導入する次期空中給油機の再入札を断念すると発表した。同社は欧州航空防衛大手EADSと提携し、米ボーイングと受注を争ってきた。総額約350億ドル(約3兆1500億円)規模の大型契約は、ボーイングが受注する公算が大きくなった。 ノースロップのブッシュ最高経営責任者(CEO)は声明で、国防総省が発表した空中給油機の選定基準は、より小型の機体を提示するボーイングに「明らかに有利だ」と批判。公平な競争の機会が与えられない状況で入札に参加することは、株主や下請け企業への責任に反するとした。 空中給油機は2008年にノースロップがいったん落札。ボーイングの異議申し立てを受け、国防総省が入札のやり直しを決めた。(11:50) 日経新聞より引用 次期空中給油機、ノースロップ社入札見送り ボーイングが受注へ(CNN) 米軍需メーカーのノースロップ・グラマンは8日、米国防総省が選定を進めている米空軍の次期空中給油機について、入札に参加しないと発表した。競合相手の米航空大手ボーイングに有利と判断したためだとしている。 ノースロップ社の決定で、給油機の契約はボーイング社が受注する見通しになった。契約には欧州の航空機大手エアバス社系のEADSも関心を示しているが、米企業と提携しない限り入札資格を認められない同社はノースロップ社と手を組む意向にあった。 国防総省が提案の評価方法を変更して以来、ノースロップ社は同省が新たに提示した条件が、長距離機767型を下敷きにした給油機を提案しているボ社に有利なのは明らかだと指摘。ノースロップ社のブッシュ最高経営責任者(CEO)はこの日発表した声明で、比較的大型である自社の航空機の高い性能が契約で適切に評価されないため、入札参加を見送る考えを表明し、同省の評価制度に「非常に失望した」と述べた。ノースロップ社はまた、自社の給油機が大型輸送機としても利用できると強調した。 ノースロップ社は2008年2月、EADSとともに総額約350億ドル(約3兆1600億円)の給油機契約を受注したものの、ボーイング社の抗議で契約を白紙に戻された。米国防総省は評価方法の見直しを余儀なくされ、先月新たな入札の開始を発表したが、ノースロップ社は入札に参加するか沈黙を保っていた。 CNNより引用
にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・安全保障へ(文字をクリック) |
米空軍
[ リスト | 詳細 ]
|
【韓国】空中給油機を保有せよ!日本との戦争に必要だ!で話題になっていました空中給油機の解説記事です。
人気ブログランキングへウェポン・システムの国籍を巡るゴタゴタ ビジネス視点で防衛産業ウォッチング(9)過去2回で、装備品の調達に際して「自国企業限定」といった制限を設ける事例を取り上げた。しかしその一方、業界再編や経済のグローバル化から工業製品の「国籍」という考え方が怪しくなっている事例が少なくない。今回取り上げる「米国空軍の次期空中給油機商戦」は、こうした状況が原因で、メーカー同士が激しい口論を展開した上、議会まで巻き込んでゴタゴタする事態になった。 民間航空機をベースに化ける軍用機!? 意外に思われるかもしれないが、特に航空機の場合、軍用機もすべて新規開発しているわけではない。用途によっては民間機の転用で済む場合もあるからだ。それであれば、すでに実績がある旅客機やビジネス機を転用して、搭載する機材だけを軍の仕様に合わせれば、少なくとも機体の開発コストは抑えられ、導入後のメンテナンスにかかる手間やコストも軽減できる。 例えば、米空軍のE-3セントリーAWACS(Airborne Warning and Control Systems)機は、ボーイング707旅客機をベースに、レーダー、通信機器、指揮管制装置などの機材を搭載する形で造られている。戦場監視機のE-8Cジョイントスターズに至っては、機体は中古のボーイング707を買ってきて、そこに必要な機材を搭載して製造した(E-3セントリーは機体も新造している)。 航空自衛隊のAWACS機・E-767や空中給油機・KC-767も同様で、これらはボーイング767旅客機をベースにした機体を新造している。ボーイング767なら日本のエアラインで大量に使われているから、整備補給の負担を軽減する効果が期待できる。 こうした大型旅客機だけでなく、ガルフストリームのビジネスジェット機が早期警戒機や電子情報収集機に化けた事例や、小型のリージョナル旅客機が早期警戒機に化けた事例もある。世界各地で使われている哨戒機・P-3オライオンも、元をたどるとロッキードのスーパーエレクトラという旅客機だった。 空中給油機は旅客機をベースにするのが普通 このように、民間向け旅客機をベースに造られることが多い軍用機に「空中給油機」がある。空中給油機とは、簡単に言えば空飛ぶガソリンスタンドだ。といっても、実際に給油するのはガソリンではなくケロシン、つまり灯油の親戚なのだが。 空中給油機の機体はさまざまだが、大型の空中給油機では、ボーイング707と同系列のKC-135ストラトタンカー、あるいは、マクドネルダグラス(現ボーイング)DC-10と同系列のKC-10エクステンダーといったアメリカ機が主流だった。 そこに殴り込みをかけたのがエアバス社と、その親会社のEADS社だ。ベースモデルはエアバスA330-200で、これに所要の機材を搭載した「空中給油機・A330MRTT(Multi Role Tanker Transport)」を開発して売り込みをかけたのだ。 その結果、イギリス空軍を皮切りに、オーストラリア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦から相次いで受注を獲得している。こうした商談の多くで、米国からもボーイング社が767ベースのKC-767を売り込んだのだが、結果ははかばかしくない。現時点でKC-767が受注を獲得した事例は、日本の航空自衛隊とイタリア空軍だけにとどまっている。 そうした中、1950-1960年代にかけて導入した米空軍のKC-135ストラトタンカーがいよいよ老朽化して、代替機が必要になった。そこで米空軍はKC-Xという計画名称で後継機の調達に乗り出したのだが、ここでもボーイング社のKC-767とエアバス/EADS社のA330 MRTT(アメリカ向けにはKC-30という名称を使用)が一騎打ちということになった。そして2008年2月に、米国防総省はKC-30を採用すると発表し、ここから騒動が始まった。 米空軍が掲げる「グローバル・リーチ」を支えているKC-135空中給油機。さすがに老朽化が進んできているため、同機の代替は焦眉の急になっている(Photo : US Army) Buy "American=ボーイングKC-767" の大合唱 平たく言えば、米国で唯一残った大型旅客機メーカー・ボーイング社の提案が、ヨーロッパからやってきたエアバス/EADS社の提案に敗退したわけだ。これでは大型旅客機のNo.1を自認する米国のメンツが丸潰れになる。しかも、最初の179機に加えて追加調達しようという大口案件だけに、このままいけば大量のエアバス機が米空軍のマークを付けて飛ぶことになる。 選に漏れたボーイング社は、会計検査院(GAO : Government Accountability Office)に異議申立を行い、後にこれが認められてKC-X計画は仕切り直しになった。これ自体は合法的な手続きであり、何も問題はない。その一方、議会ではボーイング社の地元であるワシントン州を地盤とする議員だけでなく、他の州を地盤とする議員も加わり、「KC-Xには、"米国の機体" であるボーイングのKC-767を採用すべし」の大合唱になった。メンツの問題だけでなく、雇用の問題も関わってくるから議員としては大問題なのだ。 もちろん、エアバス/EADSもこうした事情には気を遣っている。そもそも、米空軍が掲げる「グローバル・リーチ」の根幹を成す空中給油機が輸入品というわけにはいかないので、ノースロップ・グラマン社を主契約社とし、さらに米南部のアラバマ州モービルに組み立て工場を開設する方針を示していた。 米企業が受注する形を整えて、さらに米国で組み立てやコンポーネントの調達を行うことで批判をかわそうとしたわけだ。そうした事情もあり、「KC-Xにボーイング機を」の声が強い議会でも、アラバマ州選出の議員だけは例外的にKC-30を推す発言をしているのだから、わかりやすい。 そして、議会に加え、当事者であるボーイング社とノースロップ・グラマン社が互いに凄まじい舌戦・宣伝戦を展開する騒ぎになっている。そうした中で浮かび上がってきたのが、「そもそも米国製の機体って何だ?」という論点だった。 米国企業の機体 = 米製? この騒動が発生する以前から、ボーイング社もエアバス社も旅客機の生産体制はすでにグローバル化している。KC-767のベースになったボーイング767・777や787ドリームライナーの機体の一部は日本で製造しているし、エアバス機も仏独英西辺りを主要な生産地域としているが、それ以外の国にも生産体制が拡散している。エアバスA320のごときは中国製の機体まである。つまり、ボーイング機もエアバス機も、看板はともかく、中身は万国博みたいなものだ。 さらにこの両社とも、ロシア企業(VSMPO-Avisma)と契約してチタン素材やチタン製部品の供給を受ける状況になっている。あまり知られていないが、ロシアは世界でも有数のチタン供給国だ。かつてロッキードがSR-71ブラックバード偵察機を製造した時、CIAがダミー会社をいろいろ作って、チタン素材を旧ソ連から入手した話は有名だ。 ともあれ、このように旅客機の製造体制がグローバル化しているため、その旅客機をベースとする軍用機も同じ状況になる。すると、「そもそも米国製の機体って何なんだ?」という話になる。確かにボーイング社は米企業だが、そのボーイング社が製造・販売している767旅客機には日本製、その他の国で作られたコンポーネントも混じっている。 したがって、ノースロップ・グラマン社が自社の優位性を訴える際、「ボーイング機が米機といっても、実体は米国以外の諸国で作られたコンポーネントの組み合わせではないか。当社の提案のほうが米機と言えるぞ」と攻撃している。もっとも、そのノースロップ・グラマン社が提案するKC-30にしても、主要なコンポーネントはヨーロッパから持ってきて米国で組み立てるわけだから、傍から見ていると「どっちもどっち」なのだが、とにかくそうやって「米国製品とは何ぞや?」論点になっているのが現状だ。 このKC-Xは、9/24に仕切り直しのコンペティションがスタートしたところだ。「どちらが勝っても揉めるのだから、2機種を同時並行調達してはどうか」という声もあるが、そうなると整備補給の負担が増え1機種当たりの調達数が減るため、導入・維持コストに響く可能性が高い。よって、ゲーツ国防長官は2機種同時調達には否定的だ。
にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・安全保障へ(文字をクリック) |
人気ブログランキングへ米空軍のF35導入は15年に 日本の機種選定に影響も【ワシントン共同】米空軍のドンリー長官は2日、開発中の次世代戦闘機F35の導入時期が当初予定の2013年から2年遅れ、価格も大幅に上昇するとの見通しを示した。F35は航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の有力候補。米軍による調達遅れは日本の機種選定に大きな影響を与えそうだ。 空軍当局によると、ドンリー氏は運用開始の時期について「詳しく調査した結果、当初予定の13年から、15年の終わりごろに遅れそうだ」と語った。運用を始める最終決定は戦闘能力を検証する空軍戦闘部隊に委ねられるとした。 F35をめぐっては開発計画中にトラブルが相次ぎ、ゲーツ国防長官が2月に国防総省の担当責任者更迭を発表。開発メーカーのロッキード・マーチン社に対しても開発費の拠出を一部凍結した。 日本政府は老朽化が進むF4戦闘機の後継機となるFXを当初は08年春までに選定する予定だったが、既に作業が大幅に遅れている。F35のほかにFA18やユーロファイターなどが候補に挙がっており、空自は今年秋ごろの機種決定を目指している。 2010/03/03 07:42【共同通信】より転載。
にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・安全保障へ(文字をクリック) |
人気ブログランキングへ空中レーザー発射試験機の弾道ミサイル撃墜試験初成功 米国防総省ミサイル防衛局が発表アメリカ国防総省のミサイル防衛局は12日、敵が弾道ミサイルを発射したあと、上昇中の段階で撃ち落とすALTB(空中レーザー発射試験機)の初の撃墜試験が成功したと発表した。 ALTBは、ジャンボジェットの機首に大型のレーザー砲を搭載したレーザー戦闘機の試験機で、敵が発射した弾道ミサイルを上昇途中で撃ち落とすために、ミサイル防衛局が開発中の兵器。 発表によると、11日午後、カリフォルニア州沖から、標的となる液体燃料の短距離弾道ミサイルが発射された数秒後に、ALTBは、赤外線センサーなどで標的のミサイルを見つけ出し、低出力レーザーで追尾、計測などを行ったあと、メガワット級の大出力レーザーを照射し、発射から2分以内にミサイルを破壊したという。 レーザー砲の最大射程は400kmとされ、朝鮮半島の休戦ラインの南を高度1万5,000メートルでレーザー戦闘機が飛行すれば、北朝鮮から発射される弾道ミサイルを射程内に収めるとみられる。 (02/13 21:09) 転載先のFNNニュースにも動画ありますのでご覧ください。
にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・安全保障へ(文字をクリック) |
|
ちょっと、古い記事ですが最近、無人機絡みの事件が多発しているので、無人機を纏めた記事を掲載してみました。 米国の無人兵器、空・陸で導入
人気ブログランキングへ■無人軍用機 ・MQ-1 プレデター (PREDATOR) プロペラ推進の無人機で連続24時間、高度7620メートルまで上昇できる。巡航速度は時速約36キロ。ビデオカメラとレーダーでとらえた情報を数千キロ離れた管制室に送る。 当初偵察目的で開発され、イラクとアフガニスタンで非常によく使われた。全長約8メートル、翼幅約14メートルでセスナ(Cessna)機よりやや小さい。ヘルファイア(Hellfire)対戦車ミサイル2発を搭載する。製造はジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(General Atomics Aeronautical Systems)。 ・MQ-9 リーパー(REAPER) プレデターより大きく、全長約11メートル、翼幅約20メートル。精密誘導爆弾とヘルファイアミサイルを搭載できる。時速100キロの巡航速度で高度1万5240メートルまで到達できる。製造はジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ。 ・RQ-4 グローバル・ホーク(GLOBAL HAWK) 冷戦期のU2偵察機の後継として開発された無人ジェット偵察機。高高度から最先端のセンサーとカメラで偵察する。最高で連続35時間の飛行が可能で、最高高度は1万8288メートル、最高時速は約175キロ。製造はノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)。 ・RQ-11 レイヴン(RAVEN) 全長約1メートル、重量1.9キロ。小型なので兵士が背負って運び、手で空に放って小高い山などの陰に隠れて見えない敵の映像を上空から撮影することができる。連続80分の飛行が可能で、最高時速は約27キロ。2004年に始めて配備された。製造は米エアロバイロメント(Aeroenvironment)。 ■陸上軍用ロボット ・パックボット(PAKBOT) カメラとセンサー、ロボットアームを備えた軍用ロボット。アニメ映画『ウォーリー(Wall-E)』に登場するロボットに似ている。キャタピラで階段や岩場を走破できる。大きさの違ういくつかのタイプがあり、重量は6〜20キロ。軍用無人機と違って自動運転はできないため、必ず兵士が遠隔操作する必要がある。イラクやアフガニスタンで爆発物の捜索と除去に使われた。製造は米アイロボット(iRobot)。 ・ソーズ(SWORDS) 特殊武器観測遠隔直接行動システム(Special Weapons Observation Remote Direct-Action System)の頭文字をとったもの。M16ライフル、機関銃、ロケットランチャーを搭載している。これまでに3台製造されたが技術的な問題が残っているとされる。米陸軍がイラクで偵察と護衛に使用したものの、戦闘で武器を使用したことはないとされる。製造は米フォスター・ミラー(Foster-Miller)。 ・ミュール(MULE) 多機能ユーティリティ/ロジスティクスおよび装備(Multifunction Utility/Logistics and Equipment)の頭文字をとったもの。米軍が開発中の陸上ロボット。軍用車ハンビー(Humvee)ほどの大きさで、対戦車ミサイルと機関銃砲塔を備えている。人間のオペレーターが遠隔操作しないかぎり発砲しない。実戦配備は2014年の予定。(c)AFP 原文は、AFP通信より転載
にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・安全保障へ(文字をクリック) |



