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米陸軍

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米陸軍が国防費枯渇で存亡の危機に、
立ちはだかる中国の「A2/AD戦略」
2013.09.05(木)北村 淳
週、アメリカ・バージニア州フォートベルヴォア陸軍基地の将校クラブで、米陸軍、米海兵隊、米特殊作戦軍が主催する「戦略的陸上戦力」に関するカンファレンスが研究者なども招いて開かれた。
 
 この会合は、陸軍が中心となって呼びかけられた。陸軍は、自分たちが打ち出そうとしている「戦略的陸上戦力」という新しいコンセプトを、陸上での戦闘に関わっている海兵隊と特殊作戦軍と共に盛り上げて、海軍と空軍を利する「エアシーバトル」(AirSea Battle)に対抗して陸軍の存在意義を高めようと考えた。なぜならば、強制財政削減の直撃を受けたアメリカ全軍の中でも、存在価値まで問われだしたのが極めて巨大な組織(予備役・州兵を加えると兵力およそ110万5000名)である米陸軍──“大”陸軍──だからである。
 

存在理由を問われている米陸軍の思惑

 「戦略的陸上戦力」とは、いまだに具体的な戦略を伴った構想が確立されているとは言えないが、「イラクやアフガニスタンでの10年以上にわたる戦争はなぜ失敗に終わったのか?」という反省から引き出された教訓をもとに“大”陸軍を生まれ変わらせようとする構想である。
 
 すなわち、これからアメリカが直面するであろう軍事行動には、敵の軍事目標を殲滅する「太い棍棒の領域」だけではなく、現地の言葉はもちろん文化や習慣、それに現地の人々の考え方や感情などを理解し現地の社会に溶けこみ協働する「人間的領域」に対処する備えが必要である。「これら2つの領域での作戦を同時にこなしていくためには、やはり大規模な陸軍が必要なのである」というのが、米陸軍が言わんとしたいところである。
 
 そこで、イラクやアフガニスタンの人々の間に入り込み、現地の言葉で会話を交わし、現地の人々の考え方を理解し、現地の人々が何を欲しているのかを把握したうえで様々な作戦を実施してきた「人間的領域」のエキスパートである特殊作戦軍と、イラクやアフガニスタンで陸軍部隊の“戦友”として陸上戦闘に従事してきた海兵隊を“仲間”に加えて、「戦略的陸上戦力」を表看板に掲げて、陸軍の存在価値を政府や連邦議会、そしてアメリカ社会に認識させようというのである。
 

陸軍と組む必要がない海兵隊

 特殊作戦軍は、自らの“おはこ”である「人間的領域」への対処を強調する「戦略的陸上戦力」の考え方には当然のことながら乗り気である。しかしながら海兵隊があまり陸軍に協力的でないのは明らかである。なぜならば、フォートベルヴォアでの会議には海兵隊からの出席者は少なく、発言も極めて控えめであったからである(ちなみに、この種の戦略的テーマに関する会議では、通常最も雄弁を振るうのは海兵隊というのが定評になっている)。
 
 海兵隊としては、これまでのイラクやアフガニスタンでの擬似陸軍部隊的な作戦行動から、「(海兵隊本来の)海から陸へ」、すなわち水陸両用作戦を表看板にかけ直そうという取り組みの最中であり、なにも陸軍と協力して再び陸上戦闘部隊の側面を強調する気はない。
 
 そしてなにより、海兵隊は海軍が主導する「エアシーバトル」構想においても重要な役回りを与えられるはずである。そうであるならば、陸軍とはイラクとアフガニスタンでまさに戦友として数々の激戦や厳しいパトロール活動を共にくぐり抜けてきたとはいっても、得体の知れない「戦略的陸上戦力」などという概念を振りかざす“大”陸軍と同盟する必要性は乏しいのである。
 

「アジアシフト」に立ちはだかる中国人民解放軍

 そもそも「戦略的陸上戦力」というのは、オバマ政権による「アジアシフト」に勢いを得て注目を浴びている「エアシーバトル」に対抗するためにアメリカ陸軍が打ち出そうとしているコンセプトである。
 
 その「アジアシフト」を露骨な言葉で表現するならば、「中国人民解放軍を打倒することを念頭に置いた軍事的準備態勢を取る」ということになる。
 
 中国人民解放軍の対アメリカ軍事戦略は「接近阻止・領域拒否(A2/AD)」と呼ばれている。すなわち、アメリカ軍とその同盟軍が中国人民解放軍による作戦海域に侵攻してくることを阻止し、もし作戦海域に外敵が侵入した場合には外敵の自由な作戦行動を阻害する、といった基本方針である(作戦海域は、まず「第1列島線」と呼ばれる東シナ海や南シナ海などの海中・海上・上空から始まり、将来的には地上発射型対艦ミサイル最大射程圏あるいは「第2列島線」と呼ばれる西太平洋やフィリピン海へと拡大する。下の地図参照)。
 
イメージ 1
 
 このような「A2/AD戦略」に立脚する中国人民解放軍との軍事衝突が避けられなくなった場合に想定される主戦場は海洋(海上・海中・上空それに域内の島嶼)ということになる。そこで、「A2/AD戦略」を念頭に置いてアメリカ海軍が中心となって編み出してきたのが「エアシーバトル」構想である。したがって「アジアシフト」を標榜するオバマ政権の軍事戦略の支柱として「エアシーバトル」が採用されたのは当然の帰結と言える。
 

中国人民解放軍を打ち破るのは海軍か陸軍か

 「エアシーバトル」構想では中国人民解放軍を撃破する主役となるのは米海軍と米空軍ということになり、限定的には米海兵隊も活躍することになる(例えば中国軍が宮古島を占領した場合の奪還作戦は、米海兵隊と米海軍水陸両用戦隊、それに新設自衛隊水陸両用戦部隊が実施する)。
 
 しかし、大規模陸上戦闘部隊、すなわち米陸軍の出番はない。
 
 米陸軍が生み出した「エアランドバトル」(AirLand Battle)が主役であった湾岸戦争やイラク戦争それにアフガニスタン戦争ではほとんど“出番がない”状況が続いていた米海軍にとって、「アジアシフト」は、強制財政削減という大逆風の中とはいえ、“主役”に躍り出るチャンスなのである。
 
 一方の陸軍は、「エアシーバトル」では活躍の場がなくなるだけでなく、イラク戦争やアフガニスタン戦争での惨憺たる失敗の詰め腹を切らされかねない状況に直面しており、さらには強制財政削減措置(これは陸軍だけの問題ではないのであるが)というダメ押しまで加わってしまった。
 
 その結果、これまでアメリカ海兵隊がいくども経験してきた組織存在の危機に、今度は“大”陸軍が直面することになったのである。
 
 (例えば第1次世界大戦後、「海兵隊は陸軍と変わりがないから陸軍に編入すべきである」との声が高まり、海兵隊の消滅は免れたが、海兵隊将校団定数は半分以下になり、下士官兵定数は25%以下の規模にまで減らされた。その後も海兵隊は、この種の組織存続の危機に幾度かさらされた)
 
 米陸軍は、オバマ政権の「アジアシフト」に関連して、「アジアには海も多いが広大な陸地があるため、アジアシフトはエアシーバトルを意味することにはならず、広大なアジアの大地で中心となって活動できるのはやはり陸軍である」と主張している。それとともに、「人間的領域」それに対サイバー戦などに対応できるのは「何と言っても“大”陸軍である」ことを強調し「アジアシフト」から陸軍力を除外する傾向に異を唱えている。
 
 しかしながら、中国の基本戦略が「A2/AD戦略」である以上、中国人民解放軍を打倒するには何と言っても「エアシーバトル」に軍配が上がるのは避けられない。
 

この種の議論から日本が学ぶべき点

 強制財政削減措置によりアメリカ国防予算は大幅に縮小されつつあり、各軍とも未曾有の危機に直面している。中でも、上記のように、米陸軍はこれまでに経験したことがない組織の存在意義そのものを問われるという事態に直面している。
 
 しかしながら、限られた予算を最大限に効率よく分配して国防の任務を全うするのは、国防当局の責務の第一歩である。特に現在は、機械化・ハイテク化により、ますます多額の予算が必要な状況となっている。そのため、それぞれの組織(陸軍、海軍、空軍、海兵隊)の存在理由から問い直して必要な規模や内容を抜本的に見直す作業は、苦しくとも避けては通れない道である。
 
 これは日本にとっても決して他人事ではない。米国に比べると極めて貧弱な国防予算しか割り当てられていない日本国防当局としては、アメリカ国防当局以上に各自衛隊の存在理由を再検討して、限られた国防費によって最大限の効果を上げる方向性を模索するのが当然の姿であろう。
 
 何と言っても日本はアメリカよりも直接中国人民解放軍の脅威にさらされ、領土・領海失陥の危機にさえ直面しているのは大多数の日本国民が実感しているところである。
 
 中国の「A2/AD戦略」にせよ、アメリカの「エアシーバトル」にせよ、それらの戦略的概念においては日本は主たる戦域に組み込まれている。それどころか日本の航空基地や海軍基地はアメリカ空軍・海軍・海兵隊にとっては「エアシーバトル」遂行にとって欠かせない存在である。もちろん、それらの基地は中国の「A2/AD戦略」にとっては真っ先に無力化してしまいたい目標である。
 
 したがって、日本としては、唯一の同盟軍が打ち出している「エアシーバトル」と連動させ、さらには台湾、フィリピン、オーストラリア、ベトナムといった友好国をも巻き込んだ形で、当面の軍事的脅威である「A2/AD戦略」に対抗し得る基本戦略を打ち出す必要がある。それとともに、各自衛隊の存在理由・存続価値といった国防政策の第一歩から問い直して、限られた国防予算(たとえ倍増されたとしても国際水準からすれば依然として“貧弱”の域を出ない)をどこに最大限有効に割り当てるか、という、厳しいが必要な作業に取り組まねばならない。


JBpress.ismedia.jpより引用
 
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中国領土への戦力投入を目指す米陸軍・海兵隊
米国の決意に対して、日本はどう対処すべきか
国の対中戦略には、その進展と決意をうかがわせる動きが出てきた。
 
 これまで、中国の「接近阻止・領域拒否(A2/AD=anti-access/area denial)」戦略に対抗する米国の戦略は、海・空軍を中心とする「海空戦(Air-Sea Battle)」構想が表立ったものであった。
 

アメリカの決意を窺わせる対中戦略の本格的展開

 今年3月、米陸軍能力統合センター(Army Capabilities Integration Center)と海兵隊戦闘開発コマンド(Marine Corps Combat Development Command)は、合同で、「アクセスの獲得・維持(Gaining & Maintaining Access )」と称する陸軍・海兵隊構想を公表した。
 
3月に公表された米軍の陸軍・海兵隊構想によって対中戦略が明らかになった〔AFPBB News
 
 当然、21世紀における最大の安全保障・防衛上の懸念材料となっている中国の「A2/AD」戦略を破砕することを主眼に、敵国領土への陸上戦力の投入を目指すものである。
 
 これによって、米国の中国を主対象とする陸・海・空軍および海兵隊による作戦構想が出揃い、米軍全体としての新戦略の全貌が明らかになった。
 
 すなわち、海・空軍を中心とする「海空戦」構想と陸軍・海兵隊を中心とする「アクセスの獲得・維持」構想が結合されて、米国の「統合作戦アクセス構想(Joint Operational Access Concept)」として結実しつつある。
 
 この動きには、ヨーロッパを主戦場とした冷戦期において、ソ連の大規模機動打撃戦力に対抗するために作られた「空地戦(Air-Land Battle)」構想の策定段階で得られた教訓が反映されている。
 
 また、陸軍および海兵隊は、海・空軍にはない「占有(占領)力」を最大の特徴としており、国家の最終意思の表明として相手国の領土と住民を支配し、戦いの帰趨を決する究極の軍事力である。
 
 中国の軍事的意図を破砕するため、その陸上戦力の投入が作戦構想として具体化されたことは、米国の対中戦略の本格的展開とともに不退転の決意を読み取ることができよう。
 
 本項では、「アクセスの獲得・維持」構想という新たな動きを踏まえ、それを概観するとともに、我が国土防衛上の根本的問題を指摘したい。
 

米陸軍・海兵隊を中心とする中国領土への「アクセスの獲得・維持」構想

<冷戦期の対ソ戦略「空地戦」構想の反映>
 
 冷戦期、NATO軍の最大の目標は、ソ連を主力とするワルシャワ条約機構(WTO)軍による地上からの大規模機動打撃戦力による侵攻を阻止することであった。その際、米国を中心に考案されたのが「空地戦」構想である。
 
 本構想は、縦深作戦(Deep Operation)、近接作戦(Close Operation)、後方地域作戦(Rear Area Operation)の3つから構成され、それらの作戦を総合一体的に遂行するというものであった。
 
 当初は、WTO軍の侵攻を、対地ミサイル、航空攻撃(武装ヘリを含む)、多連装ロケットシステム、電子戦などをもって、極力敵との直接交戦を回避し、努めて遠方で撃破する縦深作戦を重視することによって戦いを決することができると考えられていた。
 
 しかし、様々な角度からシミュレーションを繰り返した結果、縦深作戦では十分な敵撃破の可能性を期待できないことが判明し、敵を近接戦闘によって撃破する近接作戦の必要性・重要性が再確認された。
 
 そして、最終的には、縦深作戦によって敵を漸減し、敵の空挺・へリボンやゲリラ部隊の攻撃に備える後方地域作戦を遂行しつつ、近接作戦によって敵を撃破し、戦いを決するとの構想が採択されたのであった。
 
 これは、イラク戦争において、いかに強大な米国の航空・宇宙戦力また海上戦力をもってしても、縦深作戦では戦いを終結に導くことができず、最後は陸上戦力による近接作戦が不可欠であった戦例が実証する通りである。
 
 中国の「A2/AD」戦略を破砕する能力を保持してその軍事的挑戦を抑止し、万一、武力対決に発展した場合に勝利を獲得するには、「海空戦」構想のみでは目的を達成することができない。
 
 併せて、陸軍・海兵隊を中心とする「アクセスの獲得・維持」構想が不可欠であるという「空地戦」構想の反映が、米国の「統合作戦アクセス構想」のボトム・ラインとなったのは当然の成り行きと言えよう。
 
<「アクセスの獲得・維持」構想の概要>
 
 「アクセスの獲得・維持」構想の主要な狙いは、中国領土内に配置されているミサイル基地、海・空軍基地、陸上部隊などの中国の「A2/AD」戦略基盤の破砕である。そのため、統合作戦の一部として、米陸軍および海兵隊は中国領土内に戦力を投入し、下記の任務を遂行する。
 
(1)米軍の戦力投入を妨げる陸上配備の脅威(兵器と部隊)を無力化すること。その中には、米軍のセンサーや兵器を無効化するため、意図的に人口密集の都市部に埋め込まれた脅威を含む。
 
(2)遠距離から発射された火力の効果を持続すること
 
(3)戦略的な地域支配力を提供すること。例えば、持続的かつ高速で戦闘する能力や敵の領土への急襲などの迅速な危機対応能力
 
(4)地域の確保、占領及び/又は支配。特に、海軍の機動・行動及び/又は海上通商の防護にとって重要な海上交通のチョークポイントとなる地域
 
(5)敵国民を支配し、または影響下に置くこと
 
(6)敵部隊の撃破
 
(7)敵に聖域としての逃げ場を与えないこと
 
(以上、米陸軍・海兵隊の「アクセスの獲得・維持」構想(2012年3月公表)第8項「結論」から引用)
 
 このように、陸上戦力としての米陸軍および海兵隊は、海・空部隊と一体となって中国領土内に所在する軍事的脅威を排除してその戦略基盤を破砕するとともに、戦いの最終目的である領土とそこに住む人の支配に向けられる。これが、陸上戦力による「アクセスの獲得・維持」構想の本質である。
 

新防衛大綱(「動的防衛力」)の根本的問題を正せ

新防衛大綱には中国の軍事力拡大に「懸念」を示すと記された〔AFPBB News
 
 我が国では、平成22(2010)年12月17日、民主党政権下で初となる新防衛大綱(「平成23年度以降に係わる防衛計画の大綱」)が決定された。その基本となる考え方が、いわゆる「動的防衛力」である。
 
 米国のアジア太平洋あるいは東アジア戦略の展開については、先に述べたところであるが、その動向にも照らしつつ、「動的防衛力」の構築を目指す新防衛大綱の根本的問題について指摘してみたい。
 
【その1】新防衛大綱は、中国の脅威の増大や同盟国アメリカの戦略変化に対応できるのか?
 
 我が国の防衛大綱は、概ね10年後までを念頭に策定され、5年後または情勢に重要な変化が生じた場合には、必要な修正を行うこととされている。このまま民主党政権が続けば、新大綱は2個の防衛力整備計画(5カ年計画)をカバーして、約10年間はそのまま据え置かれる可能性がある。
 
 一方、同盟国の米国は、大統領による議会提出が義務付けられている国家安全保障戦略を受けて国家防衛戦略を作成し、それを踏まえて「4年ごとの国防計画の見直し(QDR)」を行い、今後20年の安全保障環境を見据えたうえで、国防戦略、戦力構成、戦略近代化計画、国防インフラ、予算計画などに関する方針を明らかにする。
 
 そして今日、中東における対テロ戦に一応の決着をつけた米国は、戦略の重点をアジアへ向けて急転換している。昨年末には、アジア回帰・アジア重視の姿勢を鮮明にするとともに、オーストラリアへの米海兵隊の配置、ミャンマーとの関係改善、東南アジア・インドとの協力強化など、矢継ぎ早に対中戦略態勢の構築に動いている。
 
 「変革の軍隊」といわれる米軍の戦略は常に進化を遂げ、しかもそのテンポはすこぶる速い。
 
 中国は、過去20数年にわたって国防費を毎年概ね二桁の率で伸ばし続け、過去5年間で2倍以上、過去20年間で約18倍の規模に拡大し、急激な速度で軍事力の増強近代化の道を突き進んでいる。
 
 新防衛大綱では、前防衛大綱(「16大綱」)と比較して自衛隊の組織・規模を削減ないしは抑制しており、防衛力の相対的低下は必至である。もし本政策が継続されるとすれば、日中間の防衛力(軍事力)格差は取り返しのつかないレベルにまで拡大しよう。
 
 また、集団的自衛権の問題、沖縄普天間飛行場の代替施設や海兵隊のグアム移転などで「決断できない日本」(ケビン・メア元米国務省日本部長)は、同盟国アメリカの戦略的変化に対応できないばかりか、足手まといになりつつある。
 

 策定されたばかりの防衛大綱は、実情勢の進展に一向に対応できず、すでにその存在意義を失っており、早急な見直しが必要となっているのである。


(2)へ続く

 
JBpress.ismedia.jpより引用
 
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 本日は、昨日に続いて韓国エクストリーム・ニュース!「在韓米軍」編です。
 
実現すれば、米軍が韓国人将校の指揮を受ける初のケースに
韓米連合司令部のサーマン司令官が「司令部の存続」と「韓国人将校の司令官就任」を韓国側に非公式に打診してきたことについて、韓国の複数の軍事専門家は「米軍の歴史上、前例のないこと」との見方を示した。サーマン司令官の提案が実現すれば、歴史上他国の指揮官の下に入ったことのない米軍が、韓国軍司令官の指揮を受けることになるからだ。

 もちろん米軍の小規模部隊が現場で他国の指揮官の下に入るケースはまれにあるが、それでもトップの指揮官は常に米軍が担当するという原則だけは守ってきた。

 ある国立研究所の研究員は「1978年に韓米連合司令部が立ち上げられた際も、両国の外相は『連合司令官は在韓米軍司令官(大将)が担当する』ことを前提とする書簡を交換している」と説明した。

 そのため司令部を存続させ、司令官を韓国軍が担当するようになっても、米軍はこれまでの伝統を守るために何らかの方法を検討しているとの見方も根強い。

 金章洙(キム・ジャンス)前国防相は「現在の連合司令部体制で韓国軍大将が司令官に就任すれば、現在韓国軍大将が担当している副司令官は米軍の中将クラスが就任する方向で調整は可能だろう」と述べた。その一方で在韓米軍司令官を別に任命し、国連軍司令官を兼任させる可能性もあるとみられている。

 上記の研究員は「米国は、韓半島(朝鮮半島)の作戦指揮権は韓国軍大将がトップに立つ連合司令部に主に行使させるが、これよりも上位に常設の韓米軍事協議体を新たに設け、この協議体が連合司令部に戦略指針や指示を下す方向で検討を行う可能性もある」と述べた。

 一方で、米軍が最高司令官の地位を他国に譲った前例がないことを根拠に「サーマン司令官は“韓米連合司令部体制は長続きしない”と考えているのではないか」との見方もある。2012/06/14 10:10
 
米軍の自動介入などの問題を背景に、韓国は連合司令部の維持を主張
韓米連合司令部の解体問題は、韓国軍への戦時作戦統制権の移管に対する賛否をめぐる論争の中心的な争点だった。予備役の将官など、戦時作戦統制権の移管に反対する人たちが主に主張したのも、韓米連合司令部の解体問題だった。韓米連合司令部は1978年、両国軍から同じ人数が参加して創設された。

 韓米連合司令部の副司令官を務めた金在昌(キム・ジェチャン)氏(予備役大将)は「韓米連合司令部が解体されたら、平時の北朝鮮の監視や危機管理、挑発に対処するための準備などを全て、韓国軍が独自に行わなければならない。連合司令部が解体され、米軍が抜けたら、北朝鮮は韓国と戦う絶好のチャンスだと思うのではないか」と語った。また、同じく韓米連合司令部の副司令官を務めた金章洙(キム・ジャンス)元国防部(省に相当)長官(予備役大将、前セヌリ党国会議員)は「韓米連合軍の合同作戦を指揮する連合司令部が解体されたら、米軍は韓国軍に協力するという形で支援することになり、米軍の自動的な介入や、大規模な戦力の増強をそれほど期待できなくならざるを得ない」と述べた。

 2006年、韓米両国が戦時作戦統制権の移管についての交渉に着手した当初、韓国側はこのような問題を背景に、戦時作戦統制権の移管後も連合司令部体制を維持し、韓国軍の大将が司令官を務めるという案を米国側に提案したという。当時、交渉に関与した予備役の将官は「米国は当時、韓国側の提案に対し否定的な見解を示した」と語った。だが、その米国は最近になって、韓米連合司令部を維持する方向に方針転換した。
2012/06/14 10:09
 
在日米軍は一部削減する一方、在韓米軍は連合戦力を強化
中国けん制のための米国の戦略
米国によるアジアでの軍事的中心軸が、日本(在日米軍)から韓国(在韓米軍)に移っている。在日米軍は、沖縄に駐留する米海兵隊の一部がオーストラリアやグアム島に移動するなど弱体化しているのに対し、在韓米軍は戦時作戦統制権(統制権)の韓国軍移管後に韓米連合司令部体制を維持することや、一度は撤収したアパッチ・ヘリ部隊の在韓米軍復帰、パトリオット・ミサイルの追加配備などを推進しており、その立場と役割が強化される傾向にある。

 2003−04年の時点では、米国は在韓米軍の大規模削減や米第2師団の抽出を一方的に決定していた。そんな米国の韓半島(朝鮮半島)軍事戦略が再び劇的に転換することになった要因は、韓国海軍哨戒艦「天安」爆沈事件や延坪島砲撃事件で明らかになった北朝鮮による予測不可能な行動や、北朝鮮の後見人役を果たす中国の超大国への浮上、韓国の立場の強化と日本の相対的衰退などが複合的に作用した結果とみられる。車栄九(チャ・ヨング)元国防部(省に相当)政策室長は「米国は対中けん制戦略の観点からも、在韓米軍の重要性に改めて目を向け始めた」と語った。

 14日午後(現地時間)に米国ワシントンで行われた「2プラス2(外交・国防相)」会談でも、こうした流れが再確認された。韓米両国は共同声明で「高まる脅威に対応するための、同盟の能力強化案について話し合った」と発表した。また、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対応するため、今年12月に「弾道弾作戦統制所(AMD−cell)」を設け、韓国版ミニ・ミサイル防衛といえる「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」システムを2015年までに構築する計画だ。2012/06/16 09:59
 
韓米連合司令部の維持、歩兵旅団の休戦ラインへの残留
世界金融危機以降、世界の中心軸はアジアへ
イメージ 1このところ在韓米軍が韓米連合司令部の存続や、米第2師団の砲兵旅団の漢江以北への残留を打診するなどの動きを見せているが、これらはジョージ・W・ブッシュ政権が盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に講じた戦略とは正反対のものだ。

 2004年、ブッシュ政権はイラク戦争を理由に、韓国に駐留する米第2師団の兵力のうち4000人を削減した。当時、同部隊が保有していたヘリコプターや装甲車など主な兵力も全てイラク戦争に動員した。また、戦時作戦統制権を韓国に移管することを決めた上、韓米連合司令部の解体も主張した。第2師団の拠点となっている休戦ライン付近の米軍基地も、平沢のキャンプ・ハンフリーズに統廃合することを決めた。イラクとアフガニスタンでの二つの戦争に対処するため、韓半島(朝鮮半島)の戦力を削減したわけた。また当時、公然と反米を訴えていた盧武鉉政権との不協和音も、こうした米国の決定に影響を与えた。

■経済危機以降、アジア重視に転換

 だが、09年以降は状況が変わった。08年の世界的な金融危機以降、世界の中心軸はおのずとアジアに転換し始めた。オバマ新政権が「アジア重視」の戦略を鮮明に打ち出したのも、こうした背景が影響している。ソウル大のチョ・ドンジュン教授は「米国は金融危機を経験し、安全保障の公約と財源の限界の間で、ジレンマに陥った。これを克服するために、低コストで最大の効果を生み出せる方法を検討した結果、韓米連合司令部の存続と、米軍の漢江以北への残留が最適の案だと判断したのだろう」と指摘した。

 在韓米軍は、米第2師団の砲兵旅団を漢江以北に残留させ、韓国軍と合同で「韓米連合師団」を編成する案も検討しているという。

■イラク、アフガニスタンとの戦争終結で余力が発生

 軍事的には、米国の財政を圧迫していたイラク戦争が終結し、アフガニスタンからの撤収も決まり、兵力に余裕が生まれた。敵軍と対峙(たいじ)する際に威力を発揮するアパッチ大隊をめぐっては、米国に引き上げるのではなく、北朝鮮の挑発を抑止する目的で韓国への再配置を検討しているとの観測もある。

■哨戒艦「天安」沈没と延坪島砲撃が劇的な転換点

 10年に北朝鮮の攻撃によって発生した哨戒艦「天安」爆沈事件と延坪島砲撃事件は、米国が韓半島政策を根本的に見直す決定的なきっかけになったとの見方が強い。韓国政府の関係者は「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が急死して以降、北朝鮮内部は不安定な状況に陥っている。こうした中で哨戒艦爆沈や延坪島砲撃のような事件が再び発生すれば、韓半島は統制不可能な状態に陥るとの懸念が、米国政府の内外に存在する」と語った。

 中国が「天安」爆沈事件の際に北朝鮮を擁護し、北朝鮮の核・ミサイルによる挑発の際にも傍観する態度を取ったことも、米国の介入をあおったとの分析が出ている。在韓米軍の後方配置を計画通りに推進した場合、韓半島を中心とした東アジアで、世界の超大国にのし上がってきた中国の影響力がますます拡大する可能性があるからだ。また、日米同盟が以前のように十分な機能を果たせなくなっている中、中国をけん制するという米国の外交・安全保障上の第1目標を達成するために、韓半島の地政学的な価値にいっそう目を向けるようになったとの見方もある。

■「韓米連合司令官、誰が就任するのかは二次的な問題」

 国防研究院のキム・チャンス研究委員は「北朝鮮に対する抑止力強化という側面から見ると、韓米連合司令部の司令官に誰が就任するのかということは、二次的な問題。有事の際は韓米両軍が共同作戦を展開するため、一方的な指示や指揮が成り立つはずはない」と指摘した。一方、韓国外国語大のナムグン・ヨン教授は「米国は韓半島の防衛態勢を強化する見返りに、韓国に対し、防衛費の負担増などを求めてくる可能性もある」と語った。

■新国防戦略

 今年1月に発表された米国オバマ政権の新たな国防戦略で、中東とアジアの2カ所での大規模戦争に同時に対処するという戦略を撤回し、中国をけん制するためアジア・太平洋を重視することを骨子としている。イラク戦争とアフガニスタン戦争の教訓を基に、また累積する財政赤字を解消するために、国防費の大幅削減と長期官の大規模地上戦への非介入を決めた点も特徴だ。だが、陸軍兵力を縮減するにもかかわらず、アジア・太平洋を重視する観点から在韓米軍の規模は変わらず、航空母艦も現状の水準を維持することになった。このほか、サイバー戦、特殊部隊、宇宙分野を重視する方針も打ち出している。2012/06/16 10:01
朝○日報より引用
 
※注意 韓国の報道は、多数の副作用が認められますので、十分に注意の上、お使い下さい。
 
冒頭の写真は、ブログ「WiSdoM」さんの記事「クレイジーな国韓国、その文化の異常性を現した写真集」より引用しました。
 
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 本日は、昨日に続いて韓国エクストリーム・ニュース!「在韓米軍」編です。在韓米軍の動きが活発化し、今週中はこのネタだけで、拙ブログの記事を埋め尽くすくらい朝○日報から情報が出てきました。拙ブログの趣旨から微妙に外れますが、気になる動きなので今後も注視して行きます。それでは、朝○日報の記事をご覧下さい!↓
 
(1)北朝鮮の挑発には最善の手段
(2)韓半島の重要性高まる
(3)韓国軍の準備不足
イメージ 1韓米連合司令部などに勤務する韓国軍の将校らは最近、ジェームズ・サーマン韓米連合司令官(在韓米軍司令官)から驚くべき話を聞いた。

 サーマン司令官は「2015年12月に戦時作戦統制権が韓国軍に移管されるのに合わせて解体されることになっている韓米連合司令部を、解体せずに事実上存続させ、司令官に韓国軍の大将を充てるのはどうか」と語ったとされる。

 公式提案ではないが、米軍は他国の軍隊の指揮を受けたことはほとんどなく、06年の戦時作戦統制権移管交渉の際、韓国側が韓米連合司令部体制の維持、韓国軍からの司令官任命を提案したことに対し、米国側が強く反発したことを思えば、大きな変化といえる。米軍首脳部の態度が大きく変わった背景は何か。

(1)韓米連合司令部の解体によるリスク

 韓米の軍当局はこれまで、連合司令部が解体されたとしても、連合空軍司令部、同盟軍事協力団などの協力機関を通じ、共同作戦上の空白を埋めることができるとの立場だった。しかし、どんな協力機関ができたとしても、連合司令部ほど緊密な連携機能を果たすのは難しいとの懸念が少なくない。

 戦時作戦統制権の移管に備え、韓国軍の準備は既に70−80%進んだ段階だが、一部事業が遅れていることも懸念を増幅させている。有事の際の作戦権を韓国軍が単独で行使するためには、情報監視、精密爆撃能力が大幅に拡充されなければならないが、長距離、高高度無人偵察機「グローバルホーク」の導入が何年も遅れるなど、戦力強化事業が先延ばしとなっている。

 韓米連合司令部が予定通り3年半後に解体された場合、来年ごろから解体ムードが漂い始め、司令部自体が有名無実化する可能性が高く、安全保障が脆弱(ぜいじゃく)な時期に韓米による共同対応体制に問題が生じる可能性も指摘されてきた。昨年末に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が急死し、北朝鮮の不確実性がさらに高まっている状況で、安全保障リスクをあえて冒す必要はないのではないかとの判断が、韓米軍当局の間で「以心伝心」の形で広がっている。

(2)アジア太平洋重視の米国の新国防戦略

 米国が今年1月に発表した新国防戦略指針も米軍首脳の立場の変化に大きな影響を与えたとみられる。米軍は中国をけん制するため、アジア太平洋重視の戦略を取っているが、地政学的に中国けん制の足掛かりとなる韓半島(朝鮮半島)の戦略的価値がそれだけ高まった形だ。

 韓米連合司令部の元副司令官(予備役大将)は「戦時作戦統制権の移管と連合司令部の解体は、米国が韓半島から半分手を引くということだが、新国防戦略指針とは矛盾する。連合司令部の存続などを通じ、東アジアに前進配備された米軍の存在感を誇示し続ける必要があるとのムードが米軍内でできてきている」と指摘した。

 国策シンクタンクの専門家は「沖縄に駐留する海兵隊が縮小され、オーストラリアとフィリピンなどの戦略的重要性が高まったが、アジア太平洋で統合的に米国の安全保障利益に合致する役割を果たすのは、沖縄、グアム、韓半島しかない。アジア太平洋地域の米軍の指揮系統に大きな変化が起きる中、サーマン司令官が韓米連合司令部の存続という積極的なプランを示した可能性がある」と述べた。

(3)韓国軍の単独作戦に対する再評価

 戦時作戦統制権が韓国軍に移管されれば、韓国軍が主力、米軍は補助的役割を担う。しかし、韓米の軍当局者の間には、韓国軍の能力に対する懸念が一部存在するのが事実だ。

 連合司令部の存続は、戦時作戦統制権移管に伴う安全保障上の懸念に対する一種の緩衝的役割を果たすとみられる。また、北朝鮮の挑発に対する韓国軍の「過剰対応」への米軍の懸念を軽減できる側面もあるとされる。
2012/06/14 10:08
 
2016年に平沢移転を予定している米第2師団砲兵旅団
「北朝鮮から攻撃されたとき迅速に対応するため」
韓半島の安全保障に積極的に介入するという米国の意思表示
在韓米軍は、北朝鮮による長射程砲の脅威に速やかに対処するため、当初2016年までに京畿道東豆川から平沢に移転させる予定だった砲兵旅団(第210火力旅団)を東豆川に残留させる案を韓国軍に打診していたことが、14日までに分かった。

 韓国政府の消息筋は14日「在韓米軍は最近、16年までに漢江以北から平沢基地に移転させることにしていた米第2師団の部隊のうち、砲兵旅団を現在の基地(東豆川)に残留させるという案を韓国軍に打診してきた」「米軍側は、当初の計画通り砲兵旅団を平沢に移転させた場合、非武装地帯(DMZ)付近にある北朝鮮の長射程砲がソウルなど首都圏を奇襲攻撃した際、迅速な対応が難しいと判断し、こうした立場を伝えてきたようだ」と語った。

 米第2師団隷下の砲兵旅団は、射程45キロのMLRS(多連装ロケットシステム)約30門を保有し、有事の際には韓国軍砲兵と共に北朝鮮の長射程砲や機械化部隊などを攻撃することになっている。砲兵旅団が現在の基地に残る場合、平沢基地に移転するのは米第2師団の第1旅団戦闘団、第2戦闘航空旅団などだけとなる。

 在韓米軍のこうした立場は、ジェームズ・サーマン在韓米軍司令官が最近「15年12月の戦時作戦統制権(統制権)韓国軍移管後も、韓米連合司令部を維持し続けよう」と韓国軍に非公式提案(6月14日付本紙既報)したのと同じ流れで、韓半島(朝鮮半島)の安全保障に積極的に介入するという米国の意志が込められたものだと解釈されている。韓国軍の消息筋は「多くの専門家が、統制権移管に合わせて米国は徐々に韓半島から手を引くのではないかと懸念していたが、そうではないということを示す状況の一つ」と語った。

 米国側の提案について、韓国政府や韓国軍当局はひとまず前向きに考えているものの、自治体や住民の反発などを恐れているという。2012/06/15 11:02
 
今から9年前の2003年、米第2師団の漢江以南移転問題は、在韓米軍の削減問題と並び韓国の安全保障をめぐる最大の争点だった。

 京畿道東豆川、同道議政府など漢江以北に布陣していた米第2師団は、北朝鮮との全面戦争が発生した場合、米国は犠牲を甘受して韓半島(朝鮮半島)を防衛するという「保証小切手」だった。まさにその第2師団を「漢江以南に移転したい」という立場を米国が韓国側に伝えたため、米軍は韓半島から手を引こうとしているのではないかと懸念された。

 韓米両国は交渉の末、03年6月に「第1段階として06年までに、米第2師団の各基地を東豆川、議政府の主要基地に統合する」「第2段階として06年以降、主力部隊を漢江以南に移転する」という2段階の移転計画に合意した。16年に平沢基地が完成すれば、一部の訓練場を除き、漢江以北には米第2師団の部隊は残らないことになる。ところが最近、在韓米軍側が韓国側に、米第2師団の砲兵部隊(第210火力旅団)を現在の基地(東豆川)に残す可能性を打診したという。専門家たちは、複数の要素が米国側の立場の変化に影響を及ぼしたと指摘している。

■北朝鮮による長射程砲の脅威への対応問題

 ジェームズ・サーマン司令官など在韓米軍首脳部は最近、作戦的な側面から、砲兵旅団の平沢基地移転に懸念を持っているといわれている。米軍砲兵旅団は、非武装地帯(DMZ)付近の坑道陣地などに隠されている北朝鮮の長射程砲による奇襲砲撃を受けた際、韓国軍砲兵部隊と共に、発射場所を直ちに把握し5−6分以内に対応砲撃を行うことになっている。しかし、現在の計画通り平沢基地に移ったら、平沢から前方地域まで再び移動するのにかなりの時間がかかり、迅速な対応は困難だという。

 米軍砲兵旅団は、口径227ミリのMLRS(多連装ロケットシステム)約30門を保有しており、MLRS1門につき口径227ミリのロケット弾12発または射程165−300キロのATACMS2発を搭載する。227ミリ・ロケット弾は、弾頭内に手りゅう弾と同じ威力を持つ子弾644発を積んでおり、サッカー場1−2面に相当する面積を焦土化できる。

ATACMSは、ミサイル1発でサッカー場4面以上に相当する面積を徹底して破壊する。米軍砲兵旅団は、ATACMS数百発を保有しているといわれている。有事の際、北朝鮮の長射程砲はもちろん、北朝鮮の大規模機械化部隊の南侵を阻止する上でも、米第2師団砲兵部隊の前進配備が重要な意味を持つ理由がここにある。

■地上戦初期段階から米軍が介入する可能性高まる

 1990年代以降、米軍の韓半島戦略の大きな流れは「有事の際、海軍・空軍の面では米軍が責任を持つが、地上戦は韓国軍が責任を持ってほしい」というものだった。今年1月に発表された米国の新たな国防戦略指針も、イラク戦争やアフガニスタン戦争のような大規模地上戦にはこれ以上介入しない、という内容だった。

 しかし、米第2師団砲兵旅団が漢江以北に残留すると、米第2師団の部隊が全て漢江以南にいる場合に比べ、開戦後の地上戦初期段階から米軍が直接介入する可能性は高くならざるを得ない。韓国軍消息筋は「03−04年の米第2師団移転交渉のとき、一部の専門家は、漢江以南に米第2師団が全て移れば、有事の際に米軍が直接介入する可能性は低くなり、在韓米軍が韓国から完全に撤収する可能性があると懸念した。砲兵旅団の漢江以北残留が実現したら、こうした懸念をかなり拭い去ることができるだろう」と語った。

■自治体・住民の反発も

 韓国政府や韓国軍当局は、米軍側の提案について、軍事的側面では必要な部分だとして前向きに検討しているが、政界や地域社会の反応は未知数だ。東豆川市など自治体では、米第2師団の部隊が16年までに平沢基地へ移転した後の敷地の活用計画を立てているが、砲兵旅団が残る場合、計画の変更は避けられない。また、米第2師団砲兵旅団の移転を前提に平沢基地の規模などを決定したのに、砲兵旅団が移らないとなると、平沢基地の計画も修正が避けられなくなる。2012/06/15 11:04
朝○日報より引用
 
※注意 韓国の報道は、多数の副作用が認められますので、十分に注意の上、お使い下さい。
 
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 本日は、忘れた頃にやって来る「韓国軍ニュース」の番外編「在韓米軍ニュース」です。
 
 なお、左の写真は記事とは無関係の写真で、以前ネットで収集したのを消化するために掲載しました!w
 
米国の外交専門誌『フォーリン・ポリシー』は11日、米国連邦議会が、韓国に戦術核を再配備する案を推し進めていると報じた。米国は1991年、核兵器の削減宣言に伴い、韓国から戦術核を撤去したが、最近の北朝鮮による長距離ロケット発射に加え、3回目の核実験の可能性まで持ち上がっていることを受け、戦術核再配備の声が上がっている。

 同誌によると、連邦議会下院軍事委員会は今月9日の全体会議で、西太平洋地域で米軍の通常戦力を拡大し、戦術核兵器を再配備するという内容を含む「2013年国防授権法修正案」を賛成32票、反対26票で可決した。2012/05/12 08:05
 
橋下大阪市長「強い日本をつくるため、核武装が必要」
「非核3原則」守るも、プルトニウム50トン保有
米国の戦術核が韓国に再び配備された場合、日本が核武装するための大義名分を与えかねないと懸念する声が出ている。

 日本は憲法で「戦争と武力行使の放棄」を定めている。1968年1月には「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という「非核3原則」を発表し、これを守ってきた。日本が数千個の核兵器を製造できる約50トンのプルトニウムを保有しながら、核開発に着手しないのはそのためだ。

 ところが最近、日本の非核政策に変化が表れ始めた。次世代の政治指導者として頭角を現している橋下徹・大阪市長は「強い日本をつくるためには核武装が必要だ」と主張している。また、日本の代表的な右翼政治家、石原慎太郎・東京都知事も日本の核武装を強く求めてきた。石原知事は今年1月のインタビューで「(結成を推進している)新党への参加は、核兵器の模擬実験の実施を提唱することが条件だ。それが駄目なら、スーパーコンピューターを通じてでも模擬実験ができるようにすべきだ」と語った。右派政党の支持率の上昇を意識した自民党などでも、憲法改正論議が活発に行われている。韓国政府は、米国議会で韓国への戦術核再配備を主張する声が出てきたことが、日本の右派を刺激しかねないとの見方を示している。2012/05/14 08:55
 
イメージ 1米下院軍事委員会が、韓国に戦術核兵器を再配備することを盛り込んだ「国防授権法改正案」を可決した。これについて、ワシントンの外交筋は12日「戦術核兵器の再配備に向けた意見は、現実化するかどうかはともかく、中国を圧迫することが狙いとみるべきだ」と指摘した。

 「核のない世界」を主張するオバマ政権が戦術核兵器を韓国に再配備する可能性は極めて低いが、実際の狙いは、中国に対し「目と鼻の先に米国の核兵器が配備されるのが嫌ならば、北朝鮮に対する影響力を行使し、挑発を抑えろ」というメッセージを送ることだとする見方だ。

■1991年に撤収

 韓半島(朝鮮半島)の戦術核兵器は、H・W・ブッシュ政権当時の1991年9月、米ソが戦術核兵器の削減で合意し、同年11月の盧泰愚(ノ・テウ)元大統領による「韓半島非核化宣言」により撤収された。韓国と北朝鮮は同年「韓半島非核化共同宣言」を採択した。同宣言は一切の核保有だけでなく、核再処理も禁止している。

 北朝鮮は最近、事実上の長距離ミサイル発射を強行し、3回目の核実験に向けた準備を進めるなど、挑発的な動きを見せている。米議会内部では、北朝鮮に対する批判とともに、中国に対する不満の声が高まっている。米国が北朝鮮に直接行使できるカードがほとんどない状況で、現実的に北朝鮮をコントロールするには、中国の協力が欠かせない。しかし、中国は米国の期待に反し、むしろ北朝鮮を支援している。中国が北朝鮮に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射台に使われる部品を輸出していたことが明らかになって以降、米議会では「中国に北朝鮮経済の命綱を切れと要求すべきだ」(イリアナ・ロスレイティネン下院外交委員長)という声まで出ている。

■中国に行動促す手段

 中国に対する不満が具体的な形で表れたのが、今回の戦術核兵器カードだ。下院軍事委の改正案は共和党主導だが、民主党議員も一部賛成したとされる。改正案を提案したトレント・フランクス下院議員(共和党・アリゾナ州選出)は「米国は過去数年にわたり、中国に対し、対北朝鮮交渉への支援を求めたが、中国は逆に核(関連)部品を北朝鮮に売却した」と述べ、中国が念頭にあることを隠さなかった。

■再配備の可能性は希薄

 しかし、韓米政府は、韓半島への戦術核兵器の再配備が現実化する可能性はほとんどないと指摘する。まず、今回の改正案は民主党が多数を占める上院で廃案となる可能性が高い。議会で可決されても、オバマ政権が拒否権を行使するとみられる。

 「韓半島に戦術核兵器を再配備すれば、北朝鮮の核開発を阻止する名分がなくなる」との意見もある。しかし、ホワイトハウスと国防総省の関係者は「韓半島の非核化を支持する政策に変化はなく、戦術核兵器を再び韓半島に配備する必要はないと考えている」との立場で一貫している。韓国政府も北朝鮮に核廃棄を迫る「韓半島非核化共同宣言」の根幹を揺るがしてまで、戦術核兵器の再配備を推進しても利益にならないとみている。しかし、北朝鮮と中国に対する圧力という意味で、核武装などを選択できる「核のオプション」に可能性を開いておくことには意味があるとの主張も一部存在する。

■戦術核兵器とは

 威力が0.1−数百キロトン(1キロトンはTNT火薬1000トン分)の核兵器を指す。戦闘機、爆撃機から投下する核兵器だけでなく、砲弾、ミサイル、ロケット、魚雷弾頭、兵士が運搬するリュックサック型核爆弾、戦車部隊の攻撃を阻止する核地雷などさまざまな形態がある。

 一方、戦略核兵器は、威力が数百キロトンから数メガトン(1メガトンはTNT火薬100万トンに相当)に達する。2012/05/14 10:24
 
米の戦術核兵器再配置論で
韓国国防部(省に相当)は米議会で韓半島(朝鮮半島)への戦術核兵器再配備を推進する法案が提出されたことについて、現実性はなく、北朝鮮の核問題解決にマイナスの影響を与えると受け止めている。

 韓国軍消息筋は13日、韓国領内に米国の戦術核を再配備した場合、1991年12月に韓国と北朝鮮が結んだ「韓半島非核化共同宣言」を破棄することになるとした上で「北朝鮮に核放棄を要求する根拠を韓国自らがなくすことになる」と懸念を示した。同筋は「米国は韓国に配備した戦術核兵器を91年に全て撤収した後、既に相当量を廃棄したとみられる。戦術核の再配備はさまざまな面で非現実的だ」とも語った。

 しかし、予備役の軍幹部の間では「確実な抑止力を確保するため、韓国も核武装すべきだ」とする主張がこれまでもあった。金泰栄(キム・テヨン)元国防部長官は2010年11月、北朝鮮が核兵器に転用できる高濃縮ウランの濃縮施設を公開したことを受け「(戦術核兵器の再配備を)検討したい」と述べ、論議を呼んだ。

 韓米は韓半島の戦術核兵器撤収以降、北朝鮮の核軍拡に対処するため「拡大抑止」という戦略を取った。これは米国の「核の傘」を含む包括的な概念だ。韓国が核攻撃を受けた場合、核で反撃するだけでなく、北朝鮮の核先制攻撃またはその兆候がある場合、従来型の精密攻撃兵器で対処することが含まれる。

 米国はグアム島や韓半島近海に配備した爆撃機、戦闘機で運べる戦略核爆弾(B61シリーズ)と原子力潜水艦などから発射できるトマホーク巡航ミサイルなどを使用する計画を立てているとされる。

 これら戦術核兵器の威力は、100−200キロトン(TNT火薬10万−20万トン相当、戦略核兵器の10分の1程度)だという。2012/05/14 10:32
朝○日報より引用
 
※注意 韓国の報道は、多数の副作用が認められますので、十分に注意の上、お使い下さい。
 
朝○日報の記事内にある「戦術核兵器」と「戦略核兵器」の定義が、かなりいい加減なので、正確な情報を知りたい方は、リンク先のWikiの項目をご覧下さい!
 
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