ミッドウェー海戦研究所

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スペイン

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 本日2012年7月17日は、1936年スペイン内戦勃発して日から、76周年にあたります。
 
 そこで、本日はスペイン内戦勃発76周年特集としてアマゾンの軍事関連書籍の書評を行います。
 
 書評の対象は、スペイン内戦を取り上げた戦記「スペイン戦争 文庫版 新戦史シリーズ96」朝日ソノラマです。
 
 
 
スペイン内戦をご存知ない方のために、概略を"Wikipedia"より引用しますと、↓
 概要
スペイン内戦(スペインないせん、Guerra Civil Española1936年7月 - 1939年3月)とは、第二共和政期のスペインで勃発した内戦マヌエル・アサーニャ率いる左派の人民戦線政府と、フランシスコ・フランコを中心とした右派の反乱軍とが争った。反ファシズム陣営である人民戦線をソビエト連邦が支援し、フランコをファシズム陣営のドイツイタリアが支持するなど、第二次世界大戦前哨戦としての様相を呈した。
 
 「スペイン内戦の詳細をさらに知りたい方は、リンク先の"Wikipedia"の項目をご覧下さい。
 
下にアマゾンに公開したレビューを掲載します!
 
評価 ★★★★★
<目次>
献辞 3
まえがき 15
第1章 スペインの予備知識・・・27
 1 スペインという国 28
 2 言葉の意味 36
 3 戦争の呼称と参加した組織 45
 4 内戦に強くかかわる三つの戦争 60
第2章 戦争前夜のスペイン・・・73
  1 戦争前夜・その1 74
  2 戦争前夜・その1 86
第3章 戦争の経緯と年表・・・99
  1 一九三十六年七月〜三十七年三月 100
  2 一九三十七年四月〜三十八年春 106
  3 一九三十八年夏〜三十九年一月 114
  4 一九三十九年二月〜三十九年三月 120
    スペイン戦争年表 126
第4章 各国の態度と介入の度合い・・・139
   ポルトガル 140 ドイツ 145 ソ連 153 イタリア 162
   フランス 162 イギリス 172 メキシコ 176 アメリカ 179
第5章 主要な戦闘・・・183
  1 バレアレス諸島の争奪戦 184
  2 アルカルス包囲戦 190
  3 マドリード防衛線 195
  4 ゲルニカの爆撃 211
  5 ブルネテの戦い 215
  6 北部地方の戦い 223
  7 エブロ河をめぐる戦い 230
  8 戦争の中の戦争 243
第6章 航空戦の全貌・・・251
  1 多種多様な航空機 252
  2 それぞれの航空戦力と活躍 261
第7章 海軍と海上戦闘・・・305
  1 スペイン海軍の混乱 306
  2 具体的な海上戦闘 312
第8章 機甲戦と戦闘車両・・・327
  1 世界大戦の前哨戦 328
  2 戦車戦闘の実例 335
  3 各国が学んだ機甲戦の戦訓 346
第9章 国際旅団と外人部隊・・・351
  1 国際旅団 352
  2 外人部隊 372
  3 ジャック白井の足跡 380
第10章 スペイン戦争の分析・・・389
  1 なぜ共和国側は敗北したのか 390
  2 歴史に残した幾つかの足跡 396
  3 戦後のスペイン 399
第11章 スペイン戦争にかかわった主要人物・・・409
参考文献 429
あとがき 433

<書評>
本書は、1936年7月から1939年3月にスペイン内戦の戦闘を中心に取り上げた日本語で唯一の貴重な書籍である。著者である三野正洋氏は、本書執筆時の経歴が日本大学教養学部・基礎科学系専任講師で、教育に携わる人物像が本書に反映されたせいか、冒頭にスペインという国の説明からスペイン内戦を説き起こし、完全に基礎知識の無い方にも読みやすい配慮が成されおり、本書の長所の一つとして挙げられます。

また、それ以外の長所として単に初心者向けの内容に留まらず、スペイン内戦で始めて採用された戦闘機の4機一個小隊編成いわゆるシュヴァルム戦法が、一般的にドイツ空軍のエースパイロットであるヴェルナー・メルダース中尉(階級は当時のもの)が、発案したとされているが、本書ではそれ以前からフランコ空軍で4機一個小隊編成が採用されていたことを明らかにしており、このように注目すべき点が多々あります。

本書の問題点は、目次を見て解るとおり紀伝体と編年体が入り乱れた体裁のため同一の戦場が繰り返し登場し、軍事好事家以外の人が読んだ場合、苦痛を感じる可能性があると思われる点でしょう。

本書は優れた内容にもかかわらず、絶版となったまま本レビュー執筆時には未だに再発売されておらず、その意味においても貴重な書籍のため、星5つとさせていただきます。
 
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