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八回の同点機に一直に倒れ、天を仰ぐ金本(撮影・森田達也)【拡大】
(セ・パ交流戦、阪神1−3日本ハム、1回戦、日本ハム1勝、16日、甲子園)1−3で日本ハムに敗れ、阪神は2年ぶりの交流戦黒星スタート。八回二死二塁の同点機で3番・マートンが敬遠気味に歩かされ、4番・金本知憲外野手(44)勝負というシーンまでつくられた上、4位・巨人がオリックスに勝ったために4月4日以来のBクラスに転落した。この悔しさ、第2戦の17日晴らしてくれ!! 口元をギュッと引き締め、金本はバットを振っていた。ネクストバッターズサークルに立つ自身の目の前で繰り広げられている光景に、闘争心を高めていた。
1点を追う八回二死二塁。日本ハムベンチは前打席で適時二塁打を放っているマートンを歩かせ、金本勝負を選択した。
捕手は座ったままも、外角ボール球のストレート四球。一、二塁。徹底して外角に散らす左腕・宮西の6球目。130キロ低めスライダーをとらえたが、一直。稲葉のジャンプ一番に阻まれ、悔しそうな表情を浮かべた。
「向こうにしたらマートンが合っている感じがあったんだろうし、そういうチャンスでまわってくる打順なんで」
和田監督が栗山監督の考えを推測した。
アニキは四回二死二塁で一ゴロ。六回二死二塁でも左飛に倒れていた。
前打者が敬遠されるのは開幕第2戦、3月31日のDeNA戦(京セラD)以来。当時は「6番」。右肩痛からの復活に対し、周囲が半信半疑に思っていたときだ。だが、今は「4番」。新井に代わり、4日の巨人戦(甲子園)から主砲を任されている。前日までの得点圏打率は・250。目立った数字ではなくとも、試合のポイントで確実に打つスゴミがある。
ブラゼルも打率・202(4本塁打、13打点)と大不振を極め、スタメン落ちの危機に立たされている。4番を打てる選手は金本しかない−。それはファンも思っている。だからこそ勝ち越しの走者をプレゼントしてまで、鉄人斬りを優先した日本ハムベンチが、ある意味憎らしくなる。
九回に福原がダメ押し点を献上し、2年ぶりの交流戦黒星発進。4位・巨人がオリックスに勝ったため、4月4日以来のBクラスに転落した。金本は敗戦後、ベンチ裏でおよそ30分間、黙々と素振りを繰り返し、ナインで最も遅くクラブハウスへと戻った。首に汗を滴らせ必死の形相。テークバックが小さく、タイミングが取りにくい左腕・吉川相手に、四回まで無安打だった打線の奮起や、自らへの悔しさを象徴しているようだった。
和田監督は「きょうは打てなかったけど、明日以降やってくれると思う。カネ(金本)にしても、新井にしてもね」と力を込めた。阪神は交流戦を3年連続負け越し中。代打の切り札・桧山が好調なように、現在、ベテランの底力が目立っている。17日の第2戦こそ。金本のプライドに期待したい。(阿部 祐亮)
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