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「今年も無事、ダービーへ参加することができました」 来週に迫った府中芝2400メートルへ、NHKマイルCで3着と好勝負したクラレントを送り込む。 新馬→デイリー杯2歳Sを連勝。デビュー2戦目で重賞初Vを飾ったまでは順調だったが、返し馬で放馬して13着に沈んだ東スポ杯2歳S以降、朝日杯FS7着、弥生賞12着と低迷。「荒れた馬場が合わない」と皐月賞を見送り、復活を期した前走のマイルGIで持ち味の瞬発力を生かし、ようやく本来の姿を取り戻した。 「やっと納得のいくレースをしてくれた。勝ってダービーへ、が理想だけど、スムーズな競馬ができれば勝負になるところは見せてくれた。モヤモヤしていたものが晴れ、すっきりした気分で最大目標に向かえるのはいいね」 90年ツルマルミマタオー(4着)を皮切りに、やはりNHKマイルCで2着と好勝負し、ダービー獲りを目指した昨年のコティリオンまで18回の挑戦。うち2着が4回。一昨年のローズキングダム、3年前のリーチザクラウン、04年ハーツクライ、そして96年、「あれほど大きな期待を抱かせてくれた馬はいなかった」という、クラレントの父ダンスインザダークだ。 「ダンスの子だから、距離は大丈夫。折り合いも問題ない。毎年、ダービーを勝つためにやっている。もちろん今年もね」 常に面と向かい、ときにはハートが引き裂かれそうな悔しさを味わったダービーまであと11日。通算885勝の名伯楽は、“19度目の正直”をしっかりと思い描いている。(南) |
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