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交流戦連敗発進のチームにカツを入れた球児。全然問題ない!!(撮影・中川春佳)【拡大】 阪神・藤川球児投手(31)が18日、甲子園での全体練習後に激白した。交流戦連敗スタートのチーム状況を踏まえ「(敗戦の責任を)背負いすぎない」「元気を出さないと」「チーム一丸」と語った。まだ首位・中日と3・5ゲーム差だ。7年ぶりのV奪回へ、投手キャプテンが改めて声を大にした。
快晴の下、練習を終えた藤川はクラブハウスのロッカーに続く薄暗い通路で立ち止まった。投手キャプテンとして、あふれる思いが止まらなかった。波に乗れない? 交流戦連敗スタート? 個人の調子が悪い? それで、いま沈む意味がどこにある−。滴る汗を気にも留めず、語り続けた10分間。終始みせた笑顔がすべてを物語った。
球児 「(連敗は)もう済んでいること。いまはシーズン途中。終わったときにどうかだから。まだ、(首位と)3・5ゲーム差でしょ? 全然問題ない。このチームは負けが込むと、(雰囲気が)重くなりやすい。練習中、(グラウンドに)曲(音楽)もかかっていなかったしね。それはたまたまだと思うけど(笑)。元気を出さないと、やっていてもおもしろくない。みんなが(敗戦の責任を)背負いすぎる部分がある。それをチームでカバーするのがチーム一丸だと思う。チームにとっては勝つか負けるか引き分けるか。それしかないから」
猛虎は39試合を戦い、17勝17敗5分け。最大5あった貯金はなくなったが、首位・中日とは3・5ゲーム差の4位だ。危機的状況ではない。球児は「背負い込む必要がない」理由を続けた。
「(もし)自分が打たれていても、個人の問題。そういうので(気持ちを)浮き沈みするのでは意味がない。選手の気持ちが落ち込んだりするのは二の次。勝たなきゃ意味がないから。やることをやる。最終的に勝つにはどうするか。自分の状態がどうこうかは練習のときには気にしないといけないけど、それをチームに巻き込んではいけない。誰かがエラーをしても個人的なこと。チームがカバーすればいいんだから」
個人の状態の善し悪しを気にすると、試合にチームに悪影響を与えてしまう。逆に調子が悪くてもできることがある。ミスが起こってもチーム全体でカバーする。求めるべきは勝利なのだ。それがチーム一丸。同時に達観した考え方の必要性も説いた。
「僕は選手個人に話すのは『人生の1ページだよ』と言っている(野球は人生の一部であって、それがすべてではないということ)。僕は家族の幸せが一番。もっと大きな世界観でね」
藤川自身はここまで15試合で0勝0敗9セーブ、防御率1・80。今季はスライダーを多投するなど、新たな投球パターンを構築中だ。パ相手にも勝利に徹した同じスタイルを貫き、挑む。
「相手は意識しない。対戦が少ないので、打たれる確率は少ないと思う。自然にチームが勝てるように、チームがいい結果が出せるようにやる。(投球スタイルは)みんなが喜ぶことを選択していく。自分から動く(変化させる)必要はないし、自分のプレースタイルを変えない選手がいい結果を出していることが多いと思っている」
19日からはかつての指揮官・星野監督率いる楽天2連戦(甲子園)。前を向こう。秋に歓喜の瞬間を迎えるために−。熱い熱いロングトークに背番号「22」の強い気持ちが凝縮されていた。
(小松 真也)
(紙面から)
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