Miemo航海日記

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救助された後に考えた事)

気象の判断

私はまず木枯らしという気象条件を見落としていました。 春一番とは対象的に高い高気圧に押されて起こる現象です。 弱い気圧傾度を見て気象衛星の写真に雲が薄いこと。前線が遠いなどから出航サインを出してしまいました。 20m以上の風が長時間吹き 4mに達する波(有義波)が起き この海峡での周期が非常に短いこと。これが掴めなかった理由は地元の漁師さんとの密な会話がなかったからです。

台風通過後の 御前崎 赤羽根の私の予想は的中してましたがここはそんなに簡単なものではありませんでした。 6時出航 普段ならこの時間はすでに漁船の引き波で起こされるはず。 この日漁船の出港は少なかった。 そして9時過ぎに出た強風波浪警報 このとき ミーモのインターネットは繋がっていました。 既に航海中で見落としています。

ここまでの航海でも波浪予報が的中していたことは少なく というか広域での平均的な値で局地的な気象の変化には対応できないのでしょう。

観天望気、地方地方の特徴を捉えるべきでした。

== 落水しない方法。==

次にライフラインとハーネスは船側にもアイなどの固定場所を設けて一個に2本ずつほしいです。
必ずどちらかを繋ぐよう バンドフェットのコックピットにはアイが既にあります。
高価なハーネスでなくても耐久性のあるスナップなどで十分と思われます。


落水した場合


夜はフラッシュライト レーザーポインタなどが光るものが必要です。
昼の場合海水への発炎筒 着色マーカー できるなら小型の発信機があれば発見はすごく早く行えるでしょう。 小型ERPIBはあれば絶対的で国際VHFにもGPSでの救難位置信号を発信できるものもあります。
原価的には非常に安い(VHFなら5000円以下でしょう)も可能ですが消費量が少ないのと法的にも問題があります。
=

自分の船で救助

救命浮環 と 自己点火灯 これは何回かの訓練が必要です。今回は絡んで投下できませんでした。
もしあれば 流される落水者と速度が近いので,直接受け取らなくてもそこまで泳げるかもしれません。

もうひとつ 私は繋ぎスタイルの救命胴衣を着ています。今回助かったのもこれによるものが大きかった。 しかし オシッコが面倒でぎりぎりまで着たくなかった(自分で改造したい)。
もっと早く着替えていれば体を縛れたのにと思います。

全体的に

救助され病院に運ばれ事情聴取が始まり保安庁のひとつも助けてやったと感じさせない態度に感激しました。 私も事故を起こさないように今回の漂流に関してマスコミ公開を拒まず 批判されるべきを冷静に反省したいと 考えます。 既にこれを書く前にコメントがこのブログに書き込まれていましたがまったくそのとおり セーフティハーネス ラインはすぐに使えなくてはなりません。 ロープでは不自由すぎます。 ヨットはモーターボートに比べて天候が変わったときすぐに避難する速度がありません。 したがって今回のように 悪天候に巻き込まれることが多いといえます。

ミーモは 電子航法や搭載している生活用家電製品は多いですが、荒天対策備品や移動物対策はまだまだ すぐにレベルアップしないと家族とともに安全に航海出来ないでしょう。

イーパブと国際VHF 搭載済みですが これも必要です。 (なければ今回助かっていない。)

家族との絆

かあちゃんは私が救助されると信じ、息子の独自の捜索をやめさせキャビンにもどした行動 私がたとえ戻らなくても正しかったと思います。 私は落水と同時にすべてがまだまだ足りないことに気づきました。 夜のクルージングは相当知っている場所のみか 悪天に耐えうる経験者がすく少なくても3名 ミーモのクルーは私を含めて、まだこのレベルではありません。 当分0400時出航 1600時入港 平均4ノットー5ノットにすることにしました。

息子は私の海の話を良く聞いていたのでこの状況がほぼ生還できない状況であることを解かっていました、

私たちはお互いを批難することなく、このこの航海で知り合った方から受けたアドバイスを尊重し、ゆっくり焦らず、50マイルDAYで新しい入港地にネバーギバップの精神で安全なセーリングを続けたいという気持ちです。 

私は自分の親と救助前にこの事件を知ってしまった人以外に謝るつもりはありません。
私も生還にベストを尽くしその意味で家族とともに ”がんばれ 必ず 救助される”で祝杯をあげています。

PS. 家族以外で朝の生還ニュース前に事故を知ってしまった方がいます。 この場を借りて謝罪します。 ”救助されてんじゃねえよ 馬鹿野郎ーーーーーー 死んじゃえば良かったんだ 夜中たたき起こされて 遭難したってー ” 本当に申し訳ない! 心配掛けてしまって! 絶対死んだと思ったでしょうね! あの場所 あの気象 その後11時間 寝れるわけないですね 寒かったです この場を借りて
改めて ごめんなさい。

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貴重な体験談を、勇気を持って公開された事に感謝を致します。

2009/11/16(月) 午後 2:51 [ ボヘミアン渡辺 ]

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救助された事を知った時に、凄い条件の中で、冷静に対応されたご家族の絆に感激しました、海を共に生きるものとして体験談は参考になりました。ヨット 『巴流号』 内海勝利

2009/11/26(木) 午後 9:37 [ jpn*1_a* ]


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