すての読書ノートとつれづれ日記

皆さま、どこへ移行されますか〜。困った。

グインサーガシリーズ

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     サリアの巫女ルディア
       公は神聖サリアの誓いを破られ、唯一の愛を
       佯(いつわ)り語り、花嫁をその手に抱こうとなさいました。
       サリアはそれをごらんになり、み手もて
       その絆を阻まれました。サリアをたばかる者は
       サリアの呪いを受けねばなりません。
               ――― シルニウス「クリスタルの歌」
                          三幕二場より


グインサーガ第10巻のタイトル『死の婚礼』

10巻の表紙は、純白の婚礼衣装に身を包んだ美しい男女。

パロの王位継承者アルド・ナリスとモンゴール大公の娘アムネリス。
いよいよ、婚礼なのか。

さて、物語は、一気に動き出す。

アルド・ナリスとアムネリスの婚礼の準備は、
着々と全く滞りなく進められていく。

いよいよ婚礼の日、サリアの日を迎える。
政略結婚と割り切って、パロに来たのに、
一目で恋に落ち、相思相愛で結ばれると信じ、
幸せの絶頂にいたアムネリスだったが、
その婚礼の最中に、愛しい人が暗殺される。

暗殺の刺客は、かつてアムネリスが率いる赤騎士隊の
アストリアスだった。

悲しみの中、アムネリスは、黒い喪服に身を包み、
パロを後にする。




これが、上澄みの物語である。


しかし、その沼底には、さまざまな陰謀がうごめいていた。
知らぬが仏の幸福の絶頂にいるのは、
アムネリス、ただ一人だった。
全くもって、残酷だ。


○アルド・ナリスの暗殺をした刺客・アストリアスは、
 パロ王家とモンゴール大公家の縁組を阻む、
 パロのリーナス伯に使える魔導士ヴァレリウス
 に利用されていた。
 「アムネリス様をお救いする」
 その一途さのみで、アルド・ナリス暗殺をした。
 でも、親愛なるアムネリス様の怒りをこうむってしまったわけだ。

○アルド・ナリスは、死んだのか。
 まさかまさか。
 ナリス自身も、替え玉を用意して、闇に一旦消えただけ。


     「かわいそうに、アムネリス――
     私のような男に出くわすには、十八ではあまりにも
     若すぎたのだな。
     あれも、人の云うほどじゃじゃ馬の、
     手におえぬむすめではないよ、ルナン。
     かわいいものだ――
     ひとつ間違えばそれこそ雌サソリになってしまうだろうが、
     もともと決してことさら強い性格でも、
     むずかしい女でもない。
     フェリシアのような女の方がどれだけ海千山千だな」

ひどい、アルド・ナリス。
いつか地獄に落ちるな。

ここで、第二部陰謀編完結。

さて、今回登場しなかったグインたちは、どうしているのか。
悲劇のアムネリスの反撃はあるのか。
極悪非道のアルド・ナリスは、地獄に落ちるのか
次回に期待。


参考:『グインサーガ10 死の婚礼』 栗本薫著 早川書房 1982
        汝(なれ)、人間(ひと)なるもの、
       淫(いたず)らに生を弄ぶ事勿れ。
       そは人間(ひと)の触るるべき所に非ずなればなり。
        汝(なれ)、人間(ひと)なるもの、
       徒(いたず)らに死を恐る事勿れ。
       そは全ての人間の免かれざるところなればなり。
               ――― 《ドール祭祀書》巻之一より



グインサーガ、第9巻『紅蓮の島』の後、
作者栗本薫は、2巻目の外伝を出版している。

それがこの『イリスの石』

今回は、多分本作第9巻から近い話だ。
なぜかというと、第9巻の『紅蓮の島』の中で、
モンゴールのミアイルの暗殺の疑いをかけられ、
いずことなく姿を消していった
パロの放浪王子・マリウスが、赤い街道で
行き倒れとなっていたところを、豹頭の戦士・グインに
助けられたところから、物語は始まるのだ。

マリウスは、彗星のように登場し、
アルド・ナリスの弟、という屈折した役柄で、
なかなか面白いキャラクターになりそうだったのに、
あっという間に舞台から去っていってしまった。
しかし、わからんぞ、これからきっと、彼には、
彼の役割があるのだろう。
それを楽しみにしておくことにしよう。

私は、『紅蓮の島』を読んだ時、このように思った。
そしたら、案の定、作者もこの子に愛着をもったようで、
早速、外伝の方で登場させた。
それも、リンダとレムス、イシュトバーンと別れた後の
旅に出たグインと出会わせ、旅の相棒にしてしまったのだ。

マリウスは、グインに聞く。
どこへ行く途中で、何をしていたのかと。

グインは、人を探していると答える。
『アウラ』という言葉だけを手掛かりに。
赤い街道をすみずみまで歩いているのだ。

    「ともかく、俺は、南からはじめて、北へ行き、
   また振り出しに戻ってきたので、
   明日あたり、サルドスを北西に折れて、
   そのままケイロニアを目指そうかと考えているところだった。
   中原の三大国のうち、未だ足を踏み入れておらぬ、
   唯一の国だからな。
   ―― そこは、ゴーラよりは、俺の性に合いそうだ。
   モンゴールにせよ、クム、ユラニアにせよ、
   どうもゴーラという国とは、俺は気が合わん。」

おお、外伝1のネタバレのケイロニアが出てきたぞ。

マリウスはそれを聞き、グインについていくことに決めるのだ。


   ぼくの従妹には、中原一の予知者といわれている娘が
  いるくらいでね。
  だからぼくだって、ちょっとした霊感力はもちあわせている。
  きっと、この街道でぼくとあんたが出会うのだって、
  あらかじめヤーンによってさだめられていた
  できごとなのにちがいない。
  ぼくとあんたはしばらく一緒にいくように決められていたのだよ。
  そしてあんたはかずかずのふしぎな冒険に会い、
  ぼくはその―― 豹頭のグインの冒険をキタラにのせてうたって、
  中原に大詩人の名をのこすのにちがいない。
  きっとそうだ。
  ぼくはあんたの事蹟を世の中に正しく語りつたえるために
  えらばれた、そのために生まれてきた詩人にちがいない。
  だからぼくたちふたりは出会ったんだ。これは運命なのだよ」



本当によくしゃべるので、グインも呆れてしまう。
この調子のよさに、ちょっとイシュトバーンを思い出すくらいだ。

しかし、グインは少しマリウスと時を過ごしただけで、
マリウスの素性に気づいてしまう。
今度は、グインがマリウスに聞くのだ。まあ当たり前か。


  「俺のことを、どこから来たの何のというが――」
  「お前こそ、ただの吟遊詩人だと云いぬけても、ムダなことだぞ。
  一体―― お前は何者だ。国はどこで、父親の位は何だ?」
  「云え。お前は、リンダの何だ」


さすが、鋭い。
マリウスは、必死にごまかすので、今回はグインは見逃した。


さて、ケイロニアへ向かって進んでいるつもりが、
二人は道に迷い、世にも奇妙な国へ入り込んでしまう。

それは、死の都「ゾルーディア」だった。

マリウスからのゾルーディア情報
○ゾルーディアは、独自の支配体制をもつ自由都市である。
○『死』をその国の主要産業としている、きわめておぞましい、
  秘密めいた町である。
○ゾルーディアは、ミイラ作りのギルド。
  住人はすべて葬儀屋、墓つくり、ミイラづくり、
  骨拾いをなりわいとしている
  死体のひきとりやミイラづくりや葬儀の、その手数料で
  つねに富んでいる。
○ふつうの人々からは『死を売る都』と言われ、忌み嫌われている。
○毎日、すべての祠と墓のまわりで線香がくすべられているし、
  三つの火葬場はひっきりなしに死者を荼毘に付しているため、
  晴れた日がない。
○ゾルーディアには、葬式をする人、死病にかかったり、
 絶望して死を待つばかりの人々が、すこしでもいい条件で
 あの世にいけるように、金のかかったミイラになれるように
 働いている。


グインとマリウスは、ゾルーディアの街で、
美しい娘に声をかけられる。

  「イリスの石は手に入ったの?」

彼女は《死の娘》タニアと名乗り、
グインが、イリスの石を持っているはずだから、
それを渡せと詰め寄る。

グインは、イリスの石というのが、なんだかわからないし、
持ってもいないと言うが、
《死の娘》タニアは、信じようとしない。

そこへ、ゾルーディアの支配者のアル・ロートからの使者が
来て、アル・ロートの冥府宮へ案内される。
《死の娘》タニアもついてきて、二人ともイリスの石の行方を
グインから聞き出そうと躍起になるのだった。

グインは、イリスの石が何なのか、わからなかったが、
死を恐れる娘を助けるために、イリスの石を持っていると
嘘をつき、取引をしようとするが、
死刑執行人に、「かたり」だと見抜かれてしまい、
冥府宮の奥底の牢舎へ放り込まれてしまう。



果たして、グインたちは、無事にゾルーディアから
脱出できるのか。

イリスの石とは何か。どんな力をもつのか。

《死の娘》タニアの正体とは。
タニアが、イリスの石を欲しがる目的とは何か。





ところで、マリウスの語るゾルーディアの伝説の中に、
美女タニアの話がある。

何千年も昔、ゾルーディアの王で、ミイラづくりの名人の
アル=ケートルの手でミイラにされた娘がいた。
この娘は、自分が死んだことに気がつかず、夜な夜な
たくさんの男たちと愛をかわしてはかれらを死においやっていた。
その娘の名はタニアと言った。



外伝2巻表紙は、青白く光った不気味な美女と
大剣をかまえた豹頭のグインが、対峙している。
この不気味な美女が、《死の娘》タニアか。
そのタニアの背後に、ミイラの顔が大きく描かれている。

このミイラは、タニアが闇から呼び出した
アル=ケートルか。


あ、死刑執行人の一人が実は、
金目当てに、ゾルーディアに忍び込んでいた
イシュトバーンであった。

イシュトバーンよ、おまえもか。 ←どういう意味?



ネタばれながら、漫画家の木原敏江さんが
特別にあとがきを書いておられる。

グインサーガの主要キャラクターをコミック化してくださっている。

○主役のグイン(これは背中)
 主役のはず(?)のリンダとレムス
 タフで陽気で屈折しているイシュトバーン
 梓さん超えこひいきのクリスタル公アルド・ナリス フィリップふう
 烈しさも女らしさゆえのアムネリス
 おひさま・・・・というより春風のように笑うやさしいマリウスくん
 わたしえこひいきのアマゾォヌ・リギア

 どれも、うつくしい少女漫画風ですよ。

 リギアは、アルゴスのブラックプリンス・スカールと
 くっつくのだそうです。

相変わらずネタバレしてる〜〜〜。


参考:『グインサーガ外伝2 イリスの石』
     栗本薫著  早川書房1982


  *いやあ、グインサーガの第9巻の記事を探したら、
   2010年でした。
   5年間、放置していました。
   過去の記事にもし興味がありましたら、
   どうぞ、探してみてください。

      兵を動かすには、星を見、時を見、人を見ることが大切である。
      星はすなわちヤヌスの意志である。時はヤーンを味方にもつことである。
      そして人は兵を動かす直接の手である。
      この三つが揃ったとき、いくさは兵を動かすものの勝ちとなり、
      三つが揃わずに動かすと敗けとなる。
      これが三見法である。
                     −−−《アレクサンドロス兵法》より
                           第一巻の一 三見法

グインサーガ第9巻のタイトル『紅蓮の島』

9巻表紙は、緋のサソリの刺繍が縫い取りされているカーテンから
そっとのぞく、美しい少年だ。

モンゴールのミアイル公子だ。

さて、物語は、一気に新展開をむかえる。

前回、アルド・ナリスが、弟のディーン=吟遊詩人・マリウスに出した指令が明らかにされる。

それは、モンゴールの世継ぎの公子ミアイルの暗殺だった。

全く、偶然にマリウスは、ミアイル公子の伯父ユナスに気に入られ、
ミアイルの話し相手として、宮廷に入り込んでいた。

しかし、やさしく、はかなげなミアイルにだんだん情が移ってきてしまい、
暗殺することはできなくなってしまうのだが、

結局、マリウスは、アルドナリスの策略の中、モンゴールのミアイル公子殺害の疑いをかけられ、
錯乱状態の中、ユナス伯も殺害してしまうのだった。

絶望にうちひしがれ、兄のアルド・ナリスの帰国命令も無視し、
一介の吟遊詩人・マリウスとして、今までの過去をすべてを捨て、
いずことも姿を消していくのだ。


マリウスは、彗星のように登場し、
アルド・ナリスの弟、という屈折した役柄で、なかなか面白いキャラクターに
なりそうだったのに、あっという間に舞台から去っていってしまった。

しかし、わからんぞ、これからきっと、彼には、彼の役割があるのだろう。
それを楽しみにしておくことにしよう。

ところで、かの主人公・グイン、
リンダとレムス、イシュトヴァーンは、何をしているのか。

今回でやっと、グイン、リンダとレムス、イシュトヴァーンの運命の輪が回り出す。

名も知らぬレントの海に浮かぶ小島に、海賊船の難をさけて上陸したが、
その島に謎の生命の気配を感じる。

グインは、妙に大人びて、生意気になってしまったレムスをあえて諭す。
レムスもグインの言葉には素直にきく。


     「グインーーーあなたは、一体何者なのだろう。」
     「ねえ、グイン。ーーーいまはダメだけど、いつか、ぼくの話をきいてくれませんか。
      ・・・・ぼくは、グインにきいてもらい、そして助言してほしいことがあるのです」

     「いつなりと。ーーー俺はお前の騎士でもあるのだからな。リンダ同様に」

     「ぼくは、夢をみたんだ」
     「あなたにだったらーーー世のつねの人でない豹頭のグイン、
     あなたになら、あの夢のまことの意味を、よみといてもらえるかもしれない・・・・」


生意気になり、リンダにも自分の心を明かさないレムスが、
グインには、心のうちを明かして始めた。
まだまだ少年であることは変わりないからね、悩みも多いだろうし。

さて、一同は、洞窟を探検すると、洞窟の底に銀色のまばゆい光をはなつ、
およそ半円形の、巨大なかたまりがあった。

リンダはパロの古代機械に似ていると指摘する。
リンダが見たものと、他の人が見たものとでどうやら違ったらしかった。


    「生命ある光が、光の子らが守っているふしぎなものが見えるわ」
    「あれは何?何なの?おお−−−目をひらくわ。
     わたしを見る・・・・・あれの思念がわたしに伝わってくる
     −−−目ざめるわ−−−おまえはなに?何なの?
     いったいどこから来たの、何を−−−何を告げようというの
     ・・・・ああ、光の生命がざわめいている。浮き足だっている。
     あれが目ざめるわ。待って−−−わからない恐ろしく異質な思考、
     何か超越的な、巨大なもの−−−目ざめる・・・・・グイン!」


リンダは、危険なものを察知し、島の脱出をうながすのだ。

脱出したとたん島がさけて、光の円盤が飛び立っていった。
そして島は燃えてしまった。

皆がそれぞれの思いをもって、その光の円盤を見届ける。

驚きだがレムスの夢とも深い関わりがあるようだった。


    (ああ、−−−あの円盤・・・・空をとぶ船−−−いつか見た、ノスフェラスでみたふしぎな夢
     −−−あれと同じに、とび去っていった・・・・・)
    (あの光球は、あの夢の−−−)
    (あの夢−−−あのときあの、顔の焼けただれた男は、
     骨だけになった手をあげて空を指さし、たしかにぼくにこう云ったのだ。
    《光の船、空とぶ船を探すのだ。お前にならばできる−−−その船をその手におさめたとき、
     お前はひとつパロ、いや中原のみならず、この全世界統べる最初の大王となる》と・・・・・)


キタイの魔道士、カル・モルが、レムスに授けた予言がここで明らかになった。
なんと、レムスはもしかしたら、世界を手に入れられる王になれるかもしれない。
そんな予言をひとり、胸に秘めていたとは。
暗黙の了解で、グインこそ(だってグインサーガですもの)世界の王になると思っているのだが。
そして、グインもまた、謎の生命に対して、何か関わりがあるようだ。

     (あの赤児)
     (あのひとつ目の、手も足も顔もない赤児、あれを俺は
      −−−おお、ヤヌスよ、俺はあれをたしかにかつて見たぞ!)
     (だめだ、わからぬ、思い出せぬ!教えてくれ、お前は一体何なのだ。
      お前なら、俺が何もので、なぜこのような呪われたすがたをしているのか、
      教えてくれることができるはずだ!


今後のレムスとグインの関係はどうなるのか。レムスはグインのライバルなのか?
それとも、グインの捨て石なのか?(だって、パロには、あのアルド・ナリスがいる)

なんとも今後の展開が気になる。

レムスとグインが、島の謎を語り合う。

      「あれは−−−あの光の球と、あの灰色の生物
       −−−あれは、この世界のものではない、そう思いませんか?」


空飛ぶ光球を船であると推理するレムス。ノスフェラスの謎と関わっていると話す。


      「何か大きな秘密が、この世界のどこかにひそんでいる
       −−−ねえ、グイン、ぼくたちのパロの建国神話を知っていますか、
       それとあの古代機械・・・・・
       ぼくたち自身が、云いつたえで動かすことはできるけれども、
       そのからくりを知ることのできないあの転送機
       −−−あれもまたおそらくは、その巨大な秘密にかかわっている。
       そしてそれをといたものは、どんな偉大な魔道師もいない
       ・・・・もし、その秘密をとき、異なる世界のすぐれた力
       −−−空をとぶ船、物質転送機、
       そうした力を自由自在にあやつれるようになるものがあったとしたら・・・・・
       その人間は、おそらくかつて何びともなしとげ得なかったこと
       −−−すなわち、世界すべての征服、統一の野望をはたしうるかもしれない・・・・・」

      「なぜ、この俺に、そんな話を−−−そんな重大な話するのだ。レムス?」

      「それは・・・・・あなたがその秘密の鍵かもしれないからです。豹頭のグイン」

      「あなたは−−−その世界から来た人間じゃないの?」


王になる者同士の会話、と言えるのだろうか。
レムスも大きな野望を胸に秘めていたのだな。

さて、島から脱出した後、運良く中立国アグラーヤの船に救出される。
救出され、喜びにあふれる一同の中で、リンダは現実をかみしめる。


    (イシュトヴァーン、あなたには、何もわかっていないのね)
    (王家に生まれるというのが、どういうことなのかも何を意味しているのかも。
     −−−これまでのようなノスフェラスの砂漠、
     レントの海のまっただなかとはちがうのよ。
     まったくちがうのよ、文明国の軍船となったら・・・・・・
     わたしは中原でももっとも古い王国パロの王女にして第二王位継承者、
     そして《予知者》なのよ。
     それがどんなに重い義務やしがらみをともなうものか、
     あなたに云ったところでしかたないけれど・・・・・・
     せめて、もうすこしだけでも、きのうまでの自由な日々をなつかしんでくれたなら−−−)

     (わたしには、そんな気がするわ。
     あのはるかなルードの森でグインにあい、スニにあい
     ・・・・ノスフェラスの砂漠をあなたとかけぬけ、レントの海にただよった
     −−−それはかぎりない苦難の連続だったけれど、
     きっとこれが、わたしにとって、一生でいちばん、自由な
     −−−ひとりのむすめ、リンダという、
     王女でも何でもない女の子として生きられた、
     しあわせな日々だったではないかしら。
     わたしはいつもいつもあなたに腹をたてたり、
     あなたをおこらせてばかりいたけれど、
     それさえも、なんだかとてもなつかしくて
     −−−いつまでも、胸のいたむ思い出になってしまいそうな・・・・・)


なんだか、「ローマの休日」のような展開に・・・・・なっていくのかな、

やはり、淡い初恋に終わりそうな悲しい予感だ。
グインもそれを察したのか、そっと励ます。


     「王女よ、戦乱と陰謀と宮廷儀礼の中に、足をふみ出すがいい−−−勇気をもって」
     「俺もそうなのだぞ。わからぬか?
      −−−俺にとっては、これからさきこそは、これまでと比べ物にならぬ、
      奇異な目、好奇な目、嫌悪の目に立ちむかわねばならぬ茨の道なのだぞ」


アグラーヤの船に、降り立つと、
もう、リンダとレムスは、パロの王位継承者の顔に戻っていった。

まず、レムスはすぐに正当な王権者だと名乗りをあげる。
アグラーヤの都、ヴァーレンへ到着後、レムスたちは、王ボルゴ・ヴァレンに謁見する。
ボルゴ・ヴァレンは、堂々としたレムスに、一個中隊を貸すこと約束し、
娘アルミナとの婚約も申し出るのだ。

なんという急転直下な展開。

でも、第一王位継承者が、やる気まんまんで、
王位宣言をしているのだから、これを利用しない手はないだろうな、アグラーヤも。

救出したアグラーヤの船には、ボルゴ・ヴァレンの娘アルミナ姫も
乗っていて、レムスに恋心を抱いているようだし。

こんな急転直下な展開に、かわいそうにイシュトヴァーンは、疎外感を味わう。
なかなか、ゆっくり恋人のリンダと話ができない状態になってしまった。

さて、リンダたちはやっと念願だったアルゴスに入った。
そしてレムスは、アルゴスのスタック王の立ち会いのもと、パロ王の王位宣言をした。

いよいよパロの反撃が始まるのか、次回に期待。

参考:『グインサーガ9 紅蓮の島』 栗本薫著 早川書房 1981

      古き者について知れる者は古き者について語らず、
      古き者について知らぬ者は古き者を見れども知らず。
      されど南方に光あり、古き者よりつかわされし者をみちびきて
      神々のかりそめの王座に安らわしめたり
                     −−−《予言の書》より


グインサーガ第8巻のタイトル『クリスタルの陰謀』

8巻表紙は、パロの第三王位継承者、クリスタル公アルド・ナリスだ。
あずまやに座り、石の柱に背をもたせかけ、片ひざをたてて、キタラを手にしている姿。
恐らく、婚約者のアムネリスのためにキタラを奏でようというものだろう。

さて、ロスの町から、海賊船「ガルムの首」号に乗った
グイン、リンダ、レムス、イシュトヴァーン、スニ、
海賊に襲撃されたが、嵐の中、船のマストと船長の剣に落雷があい、
グインは、船から落ち、行方不明となってしまう。
グイン以外は、かろうじて無事だったため、
なんとか海賊船から脱出を図ろうと機会をうかがっていたときに、
島を発見、海賊たちより先に上陸をはたす。

リンダはつぶやく。

     (この島は、よくない予感がする。できたら上陸したくないわ。
      −−−でももう、そんなこと云っていられる状態じゃないのだから、
      しかたないけれど・・・・でも、この島には、何かがあるわ。
      不吉よ−−−わたしにはわかるのよ)

リンダの予感の通り、確かにただの島ではないようだった。

岩々と、そしてその間から、急にするどく天を衝いている山頂のふれあうあたり
洞窟があり、そこに何かとてつもない化け物がいるように感じられた。
海賊の再びの襲撃に絶対絶命か、という時に行方不明だったグインが現れるのだった。


      「あ−−−あなた、どうして・・・・・・−−−」

      「さあ、それが、俺にもよくわからんのだ」
      「あのとき、俺はあのふしぎな光の船を見たあと海におち
       −−−波にのまれて、息もできず、これで本当にさいごだと覚悟した。
       気がとおくなり−−−ところが、気を失う寸前に、俺は見たのだ。
       あの船が、海中を、まるで水上と同様にすべり進んで来たかと思うと、
       その甲板におちてくる俺をうけとめた。
       次の瞬間、出入口があき、全身光につつまれているような
       男か女かもわからぬ姿の人間があらわれ−−−
       そして俺はその人間が俺をかかえ上げながらたしかにこういうのをきいたのだ。

       『アウラ・カーの名において』

       −−−俺はききかえそうとした。
       が、そのときはもう俺の意識は失われかけていた」
      「そして気づいたとき、俺はこの島に打ちよせられていたのだ。
       あの光の船が、俺を助け、ここに運び上げ、
       そしてまた去って行ったとしか考えられぬ。


光の船、ランドックの正体は未だ謎のままだが、グインと強い関わりがあるのは確かだ。
『アウラ・カ−』とは誰だろう。

今回もいくつかの気になる謎やエピソードがあった。


○リンダとイシュトヴァーンのロマンス
 リンダとイシュトヴァーンの恋がついに進展する。

リンダも薄々気づき始めていた恋心。
グインが行方不明となり、心細い思いをし始めた心のすきまに入り込んできた
ロマンス・・・・・だろうか。


     「ずっとわたしと一緒にいてくれる?わたしを守って
      −−−そうして、わたしがどこへいって、どんな運命にあるときにも、
      かわらずそばにいてくれる?」

     「誓う。おれの、名誉にかけて−−−
      何よりも神聖なおれの唯一の神ヤヌスにかけて、おれはお前のそばにいる。
      決してはなれない、お前を守る」


もっと、甘やかな台詞がずっと続くのだけれど、この辺りでわかる。
イシュトヴァーンの光の公女は、本当にリンダなのだろうか。
リンダは秘かに予感しているのだ。


      (イシュトヴァーンはいるけれども−−−
       わたしは、おそらく、イシュトヴァーンを好きなのかもしれないけれど、
       しかしわたしの中の予知者が、彼ではだめなのだと告げているものがある。
       わたしにはわかる−−−
       わたしはグインとかたくどこかで結びついている。
       グインがいれば、恐れることは何もない−−−
       でも−−−イシュトヴァーンは・・・・・)

イシュトヴァーンはだめなのか、果たして。
初恋は切なそうだ。


○レムスの変貌
 レムスの変貌ぶりは、もう明らかになり、リンダやイシュトヴァーンさえも
とまどわせる。
生意気になったレムスを苦々しく感じるイシュトヴァーン。
    「えい、あのくそガキは、いつのまに、あんな目つきで
    人を見るくせを身につけたんだろう。
    ふてぶてしいというか、しぶといというか−−−
    いつも姉きのうしろでめそめそしていやがったくせに」
    イシュトヴァーンは口の中で呟いた。
    何となく、彼は、いまにこの少年をにがてに思うようになりそうな、
    そんな予感めいたものにとらえられていた。


リンダも気がつく。
     「変ねえ。あんたって、さっきみたいな顔つきをしていると、
      ひどくナリスに似てるわ。
      これまでそんなこと、思ったことなかったんだけど

     「あの子、かわってしまったわ。あの子、かわってしまったわ。
      −−−一体、いつからかしら。
      ずっとうすうすは感じてたけど、こんなときだからだろうって思って、
      かるく見すごしていたのよ。
      おおグイン−−−まるであれは、あのおとなしい泣き虫の、
      いつもわたしにへばりついていたレムスじゃないみたい。
      なんて大人っぽく−−−皮肉な笑い方をするのかしら。
      誰かに似てるわ。誰かに−−−おお、そうだわ。
      従兄のナリスの、決してわたしには見せないけど、
      どうでもいい人たちにかこまれたり、
      何か人の気づかないことを気がついてときの、
      冷たくて、ちょっとばかにしたような、おだやかな、
      皮肉な笑いかたにそっくりなのよ。
      グイン、グイン、あの子、いったいどうしてしまったというの−−−?」


まさに成長期、
魔道士カル・モルとの出会いもレムスに影響を与えたかもしれないが。

さて、タイトルの通り、「クリスタルの陰謀」は進められていた。


○アルド・ナリス直属の女騎士・リギア
アルド・ナリスの許に一人の女が訪ねてくる。
ルナンの娘、女騎士リギアだった。

聖騎士候ルナンのひとり娘、ルナンはナリスの守り役。
亡くなった母は、ナリスの乳母だった。
リギアは、ナリスとは乳きょうだいの間柄だった。

リギアは、5巻の「アルゴスの黒太子」で、ナリスがパロへ潜入するときに、
自ら犠牲となり、奴隷娘に扮してモンゴール兵舎に潜入しスパイしていたのだった。

ケイロニアは、シルウィア皇女と、モンゴールのミアイル公子を縁組させることを、
本決まりしたという情報。

またリギアは、ナリスこそパロの聖王にふさわしいと訴えるのだが
ナリスは、否定する。

リギアの忠誠心は、これもまた憧れの中に恋心が潜んでいるようだ。
これも切ない。

      「わたくしの望みはたったひとつ、いつまでもナリスさまの影として、おそばにいて、
       守ってさしあげ、その剣となる−−−それだけです。」


○アルド・ナリスの陰謀
 ナリスは、忠臣たちにも自らの心のうちを語らず、
秘かに画策しているようだ。

モンゴール公女・アムネリスと本気で恋に落ち、結婚を考えていることが、
納得いかない忠臣のリーナス、ダーヴァルス、ルナンがナリスを訪ねてくる。

前回、アストリアスに近づいてきた謎の吟遊詩人・マリウスは、
実は、ディーンという名前で、アルド・ナリスの弟だ。

ルナンからの報告で
アストリアスを利用して、何か画策していること、
ディーン=マリウスの影の黒幕は、ナリスだったと判明する。

ルナンは、ナリスのアムネリスとの婚礼が本気なのか、その真意を聞きただすが、
ナリスは、ただ本気だと告げるだけだった。

しかし、ナリスは、秘かに、魔道士ロルカを呼び寄せ、
何ものかを命令する。


      「いいな。ロルカ。−−−ディーンに云え、
       万一にもし損じれば、おまえは二度とパロの地は踏ませぬ、と。」


うーむ、敵を欺くには、味方から、というところだろうか。
食えない男だ。


○骨抜きにされたアムネリス
 ナリスとアムネリスの婚礼は、紫の月の十日、『サリアの日』となった。

 幸福の絶頂の中にいたアムネリスは、タイラン長官の報告も深刻に受け取らなかった。

       「カウロス公国より使者で」

       「カウロス−−−ずいぶんとまた、遠くから・・・・・」

       「はい。姫さま、わるい知らせでございます。
        ついに、アルゴスが起ち、国をあげて、縁つづきたるパロを救えと
        軍をおこしましてございます。
        トルースや、アルゴスの周辺の騎馬民族も参戦したもようで、
        アルゴスから兵をかりてパロへと立った、
        アルゴス滞在中であったベック公を、
        草原のリャガのあたりで討たんとしたカウロスの軍勢は、
        かえってアルゴス、トルース連合軍に包囲され、敗北を喫しました。
        そのまま連合軍はベック公を救出し、
        着々と騎馬民族の軍団の参加をえて数をふやしながら、
        一気にカウロスをうちやぶるべく北進をつづけているとのことでございます。


アムネリスはタイランに任せると言ったのみ。

戦場で指揮をとっていた頃の女戦士は、どこへ行ったのか、
というくらい、アルド・ナリスに骨抜きにされてしまった。

しかし、本来は本当に女らしいのかもしれない。
ナリスでなくて、もっと誠実な男に恋をしたらよかったのに・・・・・
多分、誠実な男はだめか・・・・・アストリアスなんか、完全に馬鹿にしているし。
難しい。

ところで、アルゴスの黒太子スカールは、ベック公の救援に向かうために、
兄であるスタック王の命令も無視してリャガへ向かう。
アルゴスの兵は出せないため、グル族を率いていく。

スカールの登場で、ベック公の軍は形勢を逆転させるのだった。


さて、グイン、リンダ、レムス、イシュトヴァーンは、どうなるのか、次回は島の謎に挑むのか。
リンダとイシュトヴァーンのロマンスの行く末は。
アルド・ナリスの思惑は。
アムネリスの運命は、本当に幸せになれるのか、
スカールの今後の活躍は、
吟遊詩人マリウス=ディーンの動向も気になるところだ。
アストリアスは、このまま利用されるだけ利用されるのだろうか。
まだまだ、目が離せない展開だ。

参考:『グインサーガ8 クリスタルの陰謀』  栗本薫著 早川書房 1981

      汝(なれ)は見たり
      汝はヤーンの光を見たり
      光は汝(な)が頭上にありて我を導き
      泉によりて汝に行かしむ
      ああ 汝は光なり
      汝はつよき光といなづまの子なり
                     −−−《オルフェオ詩編十一》より




グインサーガ第7巻のタイトル『望郷の聖双生児』

7巻表紙は、「パロの真珠」と謳われた双子の姉弟のリンダとレムスが、
遠く何かを見つめている。
何となく船の上のような気がするし、川岸のような気もするし、
浜辺のような気もする。


前回、パロの首都クリスタルでは、王都奪還をもくろむ
アルド・ナリスは、モンゴール軍に捕らえられ、
公女アムネリスと政略結婚をさせられることになった。

しかし、それさえも利用して、
アムネリスを陥落させようとするのだ。

さすが、パロ一の伊達男。


ところで、アルゴスとは、どういう国なのだろうか。
前巻の『アルゴスの黒太子』に少し説明があった。


    はるかパロの南
    草原の国アルゴス
    独自の歴史の中で、他国の侵略にいちども屈したためしのない、
    中原でも有数の勇敢な騎馬隊を擁する国、
    そして中原随一の、名馬の産地として、ゆたかで平和な繁栄を誇っている

    アルゴスを治める英雄スタック王の王妃は、
    パロのアルドロス聖王の末妹のエマ女王。
    パロとの有力な縁戚関係を得て、パロの南の守りという存在だった。


エマ女王のもとに、パロ一の猛将ベック勇猛公(アルドロス聖王の弟)が、
控えていて、まさにベック公もクリスタル奪還のため、立とうとしていた。
そんな折りの、アルド・ナリスの登場だった。


スカールは、グル族のもとに行き、グル族族長、グル・シンに
「当面の敵はモンゴール」だと、くぎをさす。

恋人のリー・ファの登場だ。彼女は、グル族の次期族長だ。
リー・ファは、かわいい。

無骨なスカールだが、リー・ファには何でも話せるようだ。



      シンは、おれが野心をもっていると思っているが、
     それはちがうのだ。
     おれは、領地や権力などほしくない。
     アルゴス王にもなりたくはない。ましてパロの王になど、まっぴらだ。
     −−−ただ、おれは、じっとしていられないのだ。
     一箇所にしばられて、おとなしくしているのがイヤだ。
     おれのからだに流れている、グル族の血がそうさせるのかもしれん。
     おれはいつもおちつかぬ。心がさわぐ。血が荒れる。
     いくさと、放浪と、風まかせ、それがおれはほしいのだ。野心ではない」


    「おれは、ときどき、妙な思いにかられることがある」

    「いつか、おれは、誰かについてゆくか、誰かを倒しにゆくか
     −−−何でもいいが、いつか、おれは、誰かに出会って、
     そうしてそれきりこの草原には戻らぬのだろう
     −−−とおれは思うことがある、
     いつもおれはこの草原のすきとおる緑の風を、
     華麗な落日を、夢に見るだろう、と。
     おれは漂白のさなかで、おれをはぐくんだ草原を、
     そこを共にウマでかけたお前をずっと夢にみるだろう、と思うのだ。


予感や占いを信じないスカールが、不思議に何度も感じる予感。
彼もまた、自らの運命に翻弄されるのだろうか。



さて、アムネリスはとうとう
アルド・ナリスの手中に落ちてしまったわけで、

アムネリスは、アルド・ナリスに誘われてヤヌスの塔へ行き
パロの秘密である、瞬間移動装置を初めて見た。
それと同時に、パロの恐ろしさまで垣間見ることになったのだった。


しかし、それよりも何よりも
アルド・ナリスの魅力の方に参ってしまう。

とうとう、ナリスを愛してると宣言してしまうのだ。

あ〜あ〜、いいのか、アムネリス。


ところで、かの主人公・グイン、

リンダとレムス、イシュトヴァーンは、何をしているのか、
と言うと、

ケス河を下り、ロスの町にたどりつく。


その前に、レムスに異変が起こった。

ノスフェラスを立ってから夜な夜な悪夢にうなされていた。
レムスの夢の中に、あのキタイの魔道師、カル=モルが出てきていた。

夢の中で、空が割れ、白熱する火柱が立ち、大爆発が世界をゆるがす。



   (ぼくにはなにか、なすべきことがあるのではなかろうか?
    それが何かはわからないが、何か、おどろくべき・・・・・)

   (リンダにはない、ぼくだけの−−−パロの王子レムスだけの運命が・・・・・)


   (ぼくは、何をすればいい。どうやって−−−)
   (夜ごとの怪人よ。おまえは、それをこそ、
    ぼくに教えてくれるために来たのか?そうなのか?)
   (それなら、もうぼくはおじけたりしない。
    たとえそれがドールのものだとしても
    −−−どうすればいいかはヤヌスが決めて下さるだろう)


カル=モルと何を話したのか、謎だがレムスに変化が生じる。
それは、今後、姉と弟の進むべき道が分かたれる予感がある。



グイン達がロスの町に長逗留している間に、モンゴールの船がどんどん増えてきた。


モンゴール兵とロスの町の長 ロスの船員ギルド長 大船主ホリスの話しを
立ち聞きしてしまうイシュトヴァーン。

明日の日没と同時にアルゴス、トルースが連名で、
モンゴールのパロへの進軍に抗議し、対モンゴールの開戦を宣告する、
という情報が入っており、ロス港も封鎖すると。

封鎖されたら、グイン達は絶体絶命。


なんとか《ガルムの首》号に、乗せてもらうことになったが、
その船は、どうやら海賊船だった、

ラノス船長は、グイン、リンダ、レムスを売り飛ばそうと企む。

海上は嵐の予兆。

夜中、グインたちは、海賊どもに襲撃される。
その時、グインの顔を見られてしまい、おびえる海賊たち

グインはその場をしずめるため、海へ身を投げようとした、そのとき

光の船ランドックがあらわれた。

しかし、一瞬で消え、
グインは、海へ落ちる。
イシュトヴァーンも怪我をする

そして、ガルムの首号のメインマストにも落雷が。







そういえば、
宿場町ユノで、若き赤騎士隊長アストリアスが、
クリスタルに到着する前のアムネリス一行を待ち受けていた。

ヴラド大公から婚礼の命を受けたアムネリス。
意に沿わぬ婚礼を我が姫君は嘆き悲しんでいるに違いないと
思い切りの勘違いで、
アムネリスをさらって逃げようと待ち構えていた。

そこへ吟遊詩人・マリウス登場。

アストリアスを利用しようと近づく。

一体、この男は何ものなのか。

今後、注目か。




それにしても、ランドックの船の出現は、何を意味するのだろうか。

イシュトヴァーンのリンダへの思いは。

レムスの変貌は、今後どのようにパロ奪還に関わっていくのだろうか。

アルド・ナリスの思惑は。

アムネリスの恋の行く末は。

スカールは、今後どう関わってくるのだろうか。



気になることや謎がどんどん増えてきた。




参考:『グインサーガ7 望郷の聖双生児』  栗本薫著 早川書房 1981

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