シルクロードから嫁が来た!!

キルギス共和国出身のロシア人と結婚した男のムダ話。旧ソ連諸国のお話も

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【お気に入りのビール『シベリツカヤ・コロナ』。おつまみのピスタチオナッツと食べると美味です。酷寒の地ってイメージが強いロシアですが、夏は暑い日もあり、地域によっては軽く30度を超えます。そんな日の夕方にはやはりこのビール。軽い飲み口が実にいい味わいです。日本にも輸入してくれる会社があればいいのですが、まだ見たことがないのが残念。機会があれば是非!】

ロシアと言えばウオッカ、ウオッカと言えばロシア。
こんなイメージを持つ人は多いでしょう。

しかし、ここ数年そんなロシアの酒潮流に変化が出ています。
ウオッカに変わってビールが主役に躍り出てきているのです。

キリンビールのシンクタンク、キリン食文化研究所が2008年12月に出したレポートがあります。
題して『2007年世界のビール消費量』。

これによると、意外や意外ロシアは世界第三位のビール消費国なのです。
1位の中国、2位のアメリカに次ぐ銅メダルです。

アメリカの人口はロシアの3倍、中国は10倍。
そんな国と競うぐらいですから、その飲みっぷりが分かりますね。

ちなみにロシアと人口が同程度の日本は7位となっています。

ロシアの場合、特筆すべきはその伸び率。
年々高い伸び率を記録していて、ビール消費量は増加の一途なのです。

人によってはこの数字を不思議に思うかもしれませんね。
何しろウオッカのイメージが強すぎてロシアビールは影が薄いからです。

しかし、侮るなかれロシアのビールはなかなかレベルが高いのです。

もともとロシアには美味いビールを作る土台がありました。

その源流は、ビール大国ドイツでした。

第二次世界大戦(独ソ戦)敗戦でソビエトに強制移住されたり抑留されたドイツ人や東側に組み込まれた東ドイツから製造技術が入ってきたのです。

ドイツ仕込みの“赤いビール”は昔ながらの製法で丁寧に作ったためか非常に美味だったとのこと。
当時飲んだドイツビールこそビールの王様とは旅先で出会ったロシア人のお年寄りの弁。

ところが、まだまだ時代はウオッカ全盛時代だったからでしょうか?
ビールはあまり愛飲されなかったようです。

元々ロシア人は、『強い酒を飲んでこそ男!』みたいな部分があります。

伝統のウオッカ人気は強いアルコールで酷寒をしのぐと言うのが定説なのですが、この“酒に強い=男”イメージも実は根強く信仰されているのです。まるで、大学の体育会みたいですね(笑)。

ですからアルコール度の低いビールは『男が飲むもんじゃねえ!』と敬遠したのかもしれません。

それでもビール文化は生き続け、やがて会社組織になっていきます。

有名なのはバルチカ社でしょう。
1978年に創業したこの企業は、年々業績を伸ばし、今やロシアのトップメーカー。
ロシア市場では40%を超えるシェアを誇り、海外へも出荷されています。

バルチカがここまでヒットしたのは何故でしょうか?

その秘訣は、ユニークなラインアップにある。
勝手な想像ですが、僕はそう考えています。

バルチカのビン(あるいは缶)には0から9までの番号が振られています。
0番はノンアルコール、1番がライト、2番が白ビールなどそれぞれ違う味になっているのです。

つまり、自分にあったビールが選べるので買いやすい訳ですね。

参考までに書くと一番最後の9番はアルコール度8%とかなり高め。
うっかり大ジョッキなんかで飲むとクラクラ来ます。

そういや昔ウクライナのキエフでガイドをしてくれた下戸の男性は普段ノンアルコールの0番一辺倒だったものの、彼女に振られた晩はヤケ酒で9番をやっていました。当然ベロンベロンになり僕がアパートに運んだのも今は昔の思い出でございます。

さて、バルチカも美味しいのですが、僕のお勧めは『シベリツカヤ・コロナ』。
名前の通り、シベリアの大都市オムスクで作られるビールです。

よく言えば濃厚、悪く言えばしつこい味のバルチカより軽い口当たりの風味が魅力的なビールです。
僕はキルギスのビシュケクにあるスーパーで500ミリ缶の6本セットを買ったのが初めての出会いでしたが、スイスイ飲んでしまい、気づいたら6本全て飲んでいました。

師匠格のドイツビールより美味しいかもと感じる味には、ロシアビールも成長したもんだと別に自分が何をしたわけでもないのに、感激してしまいました。

ともあれ、資本主義社会になった今ではロシアでもウオッカ飲んで男気見せてる場合でないようです。
ビールを軽く飲んでリラックス。明日の仕事に備えましょってスタイルが若者の間に定着しています。

いずれロシア人の代名詞がウオッカからビールへと代わる時代が来るのかもしれませんね。



閉じる コメント(16)

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ロシアや東欧でも真夏は暑いみたいですね。
以前、本を読んでいて、気温華氏100度ってあったのですが、
体温かと思って語訳して理解しちゃったことがあります〜。
東欧の夏がこんなに暑いはずがない!なんて、思い込み〜でした。
お話の舞台はチェコでした...。

2009/1/25(日) 午後 1:14 sayusan 返信する

ゴルバチョフは下戸やったからロシア人に人気がなかった、って話を聞いてことがありますが、
これはどうもガセっぽいですね。

夏に樺太を旅行した折、ロシア人はビールをたくさん飲むなあ!と思いました。
それどころかウォトカ飲んでる人、あまり見なかったなあ。夏やからでしょうか?

樺太ではバルチカ、お世話になりました。やっぱり真ん中のバルチカ5が殆ど。
1回だけ7を飲みました。あまり変らんかった印象でしたね。
それより3,5,7と、奇数ばかりなので「ミグみたい」って思うてました。
ちゃんと偶数もあったんですね!
ビールネタも記事にしてたのでトラバって行きますね!

2009/1/25(日) 午後 6:10 [ ケンジ ] 返信する

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銘柄をいつも指定しないで飲んでましたので、今いちの感じでしたが、次回銘柄指定をしないとダメですね。ウオッカはどの銘柄でも美味なのですが、一揆飲みのあと良く炭酸飲料を飲むようにいわれるのですが、、Migさんの通常の飲み方は? 削除

2009/1/26(月) 午後 5:34 [ 無名者 ] 返信する

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確かにロシア人って「底無しか?」と思うくらいビールを飲み続けますよね。本家ドイツより消費量も多くなってますし・・・。笑
そういえばプーチン首相もドレスデン駐在時、毎週近郊の町の醸造所兼ビアガーデンみたいなところへ家族で出掛けて、ビールを飲みまくってたってインタビューに書いてました。笑
あまり量は飲めないですが私もドイツのビールが大好きです。
ロシアでは何を飲んだかあんまり覚えてないですが・・・多分バルチカを飲んだ気がします。韓国ビールも幅をきかせてると聞きました。クロネコ

2009/1/27(火) 午前 7:03 [ ban*aiu*lau* ] 返信する

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アイルランドでは「ギネスの倉庫にビール窃盗団」ってのがありましたが、ロシアなら「工場ごと買収」でしょうねえ・・

そういえば、ロシアビールのホップは国産か輸入のどちらなのですか。あまりビール飲まない国では「輸入もの」が幅を利かせる?

2009/1/27(火) 午後 5:19 [ tero19632001 ] 返信する

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そういえば、ロシアでは「航空機でのアルコール提供禁止」って話はどうなったのですか。やはり高空では「ビールもウォッカ並みに酔っ払う」のでしょうねえ・・

2009/1/27(火) 午後 5:22 [ tero19632001 ] 返信する

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SAYUSANさん 僕もロシア圏の夏は暑くないと感じていたのですが、異様に暑い日もあって驚いた記憶があります。

特にシベリアの場合は沼沢地が多いせいか、湿度が高い場所もありましてね。おまけに蚊がブンブン飛び回ったりするんで下手すると日本以上にうっとおしい場合があります。

そういう意味でもロシア圏は一筋縄では行かないんですねえ。ウチの嫁と同じです(笑)

2009/1/28(水) 午前 8:19 mig21 返信する

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ケンジさん ミーシャ(ゴルバチョフ)さんが下戸かどうかは知らないのですが、彼は禁酒法をしき、大変な批判を浴びましたから、それがベースになっているのかもしれませんね。

それはそうと樺太に行かれたんですね。旅行記も昨晩チラリと拝見しました。うらやましい!僕は極東方面はまったく未経験ゾーンなんで一度行きたいと考えています。今晩から本格的に拝読します。また、感想等書かせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

TBありがとうございます。こちらからも後ほどTBさせていただきますね。

2009/1/28(水) 午前 8:27 mig21 返信する

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無名者さん 僕もウオッカには各社風味が違うと思うんですが、家内は異論を唱えてましてね。ウォッカなんてどれも味は同じって言うんですよねえ。まあ、日本人ほど味覚が敏感でない嫁ですから、思い切り無視してます(笑)。

で、飲み方ですね。僕の場合は、思い切りストレートで飲みます。特に周囲に誰もいないときは、よくある小さなグラスも使わずに昔の赤軍兵みたいにビンでラッパ飲みしてます(笑)。ちなみに炭酸水のお話は初めて聞きました。ウオッカと一口に言ってもいろんな飲み方がありますね。

2009/1/28(水) 午前 8:43 mig21 返信する

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クロネコさん 本編では触れなかったんですが、キルギスにはバルス(ユキヒョウの意)と言うビールがありましてね。ドイツ人の指導で作られたビールがあります。美味しいです。さらに、シュタインブロイというこれまたドイツ人指導のビアガーデンまであるんですよ。ここのサシスキー(ソーセージ)がまたうまいですよ。

ロシアではバルチカのシェアが圧倒的なので恐らく飲まれたのはバルチカでしょうね。是非機会があればシベリツカ・コロナもお試しあれ!でも、プーチンさんはバルチカ好きでしょうから(何しろバルチカ社はサンクトが本社なんです)、プーチンさん一途なクロネコさんは浮気をしないでしょうが(笑)

2009/1/28(水) 午後 11:26 mig21 返信する

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TEROさん ご指摘の通り、ロシアビールのホップはドイツからの輸入が多いみたいです。一時は国産ホップを生産したいとの動きもあったみたいですが、気候的によくないのでしょうか?

まあ、個人的には、ドイツホップでよかったと思います。なんとなくロシアよりドイツ製ホップの方が製品的に安心できそうだし(笑)

2009/1/28(水) 午後 11:29 mig21 返信する

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TEROさん いえいえいかにアエロフロートでも与圧されていますから高空で酔うことはないです。

そうそうアエロの場合は、今もお酒が飲めますよ。ただし、有料になりました(エコノミーの場合)。アエロではその分機内食を充実させたそうですが、あまりそう思えないです。個人的にはビールで酔いつつ寝るのが楽しみでしたから残念です。シラフで乗るには少しキツイときがありますから(笑)

2009/1/28(水) 午後 11:33 mig21 返信する

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イギリスのサイトの情報によれば、ホップは南ロシアでも生産されているとあります。
ウィキペディアによれば、ホップの原産地はコーカサス地方。日本のホップ生産・輸入統計資料には近年の輸入実績は無いもののグルジアの国名が記されていました。生産適地は冷涼な気候下にある日当たりのよい南または南西斜面とのことで、南オセチアとアブハジアはまさに最高の適地。
不謹慎な冗談を言わせて貰うなら、グルジア紛争の背景には年々増加するロシアのビールの生産に必要なホップの確保があったのかもしれません。 削除

2009/1/29(木) 午前 0:22 [ ゴンベイ ] 返信する

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ゴンベイさん そうなんですか。南ロシアでもホップの生産がなされていたとは知りませんでした。情報ありがとうございます。

それにしてもグルジアで生産されているのですね。ならば、グルジア人は、ウマイビールを大増産してロシアに居丈高に売りつけるなんて態度が取れますね。グルジアよ頑張れ!(笑)

2009/2/3(火) 午前 0:19 mig21 返信する

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そんなにビール好きじゃなかったけど、ビールのお国にしばし行ってたら大好きになってしまった。

お腹いっぱいになるのが難儀ですが、あまり呑めないから、体にはいいのかも。

バルチカは別のブログで読んで、名前だけは知ってました。池袋東急のチカ食で売ってたので買ったんですが、地ビールはその土地で味わうのが大事ですな、やっぱ感動が薄いというか・・・

ビールに塩ダレの焼き鳥があれば、人生生きていけると思っちょるおまつどすん。

2009/2/24(火) 午前 1:45 おまつ 返信する

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おまつ姐さん ビールは乾いた空気の欧州ではおいしく感じますね。僕も先週強行日程で某オバマさんの国に行きましたが、かの国に行くと寒くても暑くてもビールが進みます。

で、バルチカ。最近は日本でもチラホラ見かけますね。しかし、お説のとおり、やはり現地で飲むのが一番!本場ピーチェル(サンクト)のオープンカフェで飲むのもいいですが、酔いどれがたくさんいる裏路地を歩きながら飲むのもまた風情がありまするよ(笑)

2009/2/26(木) 午後 8:16 mig21 返信する

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