シルクロードから嫁が来た!!

キルギス共和国出身のロシア人と結婚した男のムダ話。旧ソ連諸国のお話も

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【ゴルビーのパイプライン大作戦パッケージ。なかなか個性的なイラスト(画像上)、次は説明書の一部。“パイプライン”の敷設先です。家内が大学時代をすごした街、オムスクは閉ざされた街扱いです(笑)(画像中)。そして肝心要のゲーム画面。ショボっ!でもこのショボさがある意味ソビエト的とも言えますな。(画像下)※画像は全てインターネットの懐かしゲーム愛好家のサイトより転載】

ミハイル・ゴルバチョフ。
ソビエト末期の指導者としてあまりにも有名です。

冷戦終結の立役者として。
あるいはソビエト開放政策の主導者として。
恐らく旧西側諸国の人々にもっとも知られ、親しまれた共産圏の政治家でしょう。

若い読者はご存知ないでしょうが、当時の“ゴルビー・ブーム”は相当なものがありました。
特に1990年のノーベル平和賞受賞以降は、かなりの加熱ぶりでした。

さて、そんな一大ブームに目をつけたのが徳間書店。
宮崎アニメで大もうけしたり、タブロイド紙商売で大損害出したり、とかくヤマっ気の多い会社ですな。

この会社、当時ジャリどものハートをガッチリつかんでいたファミコン業界にも進出していました。

ファミコン雑誌『ファミマガ』出版をきっかけに自らのブランド名でゲームまで発売。

しかし、専門外の悲しさか出すもの出すもの全部大失敗作。
かく言う僕も伝説の駄作『ゴーストバスターズ』に手を出し、涙を呑んだ思い出があります。

そんな負け続きの徳間書店ゲーム部隊が起死回生を託したのがゴルビー(笑)。
何とゴルバチョフさんの名を冠したゲームを発売したのです。

時代の徒花『ゴルビーのパイプライン大作戦』の誕生でした。

設定はこうです。

ゴルバチョフさんの登場で東西のみならず日ソも雪解け時代が到来。
そこで日ソ友好のシンボルとしての一大プロジェクトが発足。

それは東京ーモスクワ間にパイプラインを建設するというもの。

かくしてプレイヤーはプロジェクト担当者として東京からシベリア、そしてモスクワまでパイプラインをつなぐミッションが課されたのであった。。。。。

概ねこんな感じの内容です。

ちなみにパイプラインの敷設地点には家内が大学時代を過ごしたシベリアの大都市オムスクもあります。

当時の説明書を読むと一般外国人は立ち入れないような表現で書かれていましてね。

改めてソビエト崩壊後の社会の変化を感じるとともにかつての秘密都市めいた場所に足を運べる今の世に嬉しさも感じました。

さて、ゲーム内容ですが、画面上から落ちてくるパイプをうまくつなげていくパズル形式。
ステージをクリアすると、都市間にパイプラインが接続されたことになり、次のステージに進みます。

いわゆる当時大人気のテトリスをパクったB級テイスト溢れる“落ちモノ”ゲームでした。

驚くのは、ゴルバチョフさんをキャラクターに使うためソビエト政府に肖像権の許可を求めたこと。
何だかスゴイ気合の入りようですが、肝心のゲームは、トホホぶりが大爆発。

大体ゲームが発売された1991年は既に次世代機のスーパーファミコンが登場していました。
美麗なスーパーファミコンのグラフィックに比べ、『パイプライン大作戦』のショボイこと(涙)。

妙にカクカクした動きや全然やる気の出ない展開もアレですが、極めつけはエンディング。
涙が出るほど地味な花火のグラフィックには、もはや怒りの感情すら起きませんでした。

ホンマ、肖像権使用申請するぐらいのヒマがあるならもう少し面白いゲームにせんかい!と
心底徳間書店を恨みましたよ。

とまあ、こんな感じで徳間書店の賭けはまたも大失敗に終わりました。

結局儲かったのはゴルビーのみ。
あまりにもノーリターン・ノーフューチャーな幕切れとなったのです。

おまけにその直後ソビエトは崩壊。
ゴルビーブームも崩壊し、『パイプライン大作戦』の価格も大暴落。
中古ゲーム屋ではわずか100円でワゴン売りされる風景を何度も見たものです。

しかし、考えてみればロシア全土にパイプライン網を張り巡らすってのは、なかなか興味深いです。

資源ブームであちこちに天然ガスパイプラインを敷設する現代ロシアを予見していたかのようでしょ?

まあ、だからと言ってその事実がこのゲームの評価を高めることにはただの一点たりとも寄与することはないんですがね(笑)。

ともあれ、ゴルビーブームが生んだ珍品のひとつであることは確か。

世間はともかく僕の記憶にはこれからも『パイプライン大作戦』はひっそりとゲーム脳の片隅に生き続けると思います。
 

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対日パイプライン敷設断念、ロシアのガスプロム
2012.6.30
>ロシアの政府系天然ガス独占企業ガスプロムのミレル社長は29日の記者会見で、ロシアから日本に天然ガスを供給するためのパイプライン敷設案は「技術的、経済的に不適当だとの結論を得た」と述べ、断念したことを明らかにした。タス通信が伝えた。

えーっ!残念としかいいようがない。 削除

2012/6/30(土) 午前 7:37 [ ゴンベイ ] 返信する

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アメリカについでカナダからもシェールガス輸入の合意とか。これで対ロシアでサハリンやシベリアの天然ガス輸入価格のバーゲニングパワーが高まりますね。
北方領土問題もまとめて解決して、対中韓のバーゲニングパワーのアップにも繋げてもらいたいものです。 削除

2013/9/22(日) 午前 10:33 [ ゴンベイ ] 返信する

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