シルクロードから嫁が来た!!

キルギス共和国出身のロシア人と結婚した男のムダ話。旧ソ連諸国のお話も

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【アルマティでのミニストップ オープンセレモニー。同社の阿部社長も出席する等、経済絶好調のカザフへの期待が見えます。(画像上)お次は、同じくアルマティにある昔なじみの小型店舗マガジーン。(画像下)見た目からして劣勢は免れないですが、あの昔ながらの駄菓子屋的雰囲気は独特のよさがあるので、頑張って欲しいです。(ミニストップの画像は現地パートナー企業РТС社のサイトより転載)】

中央アジア カザフスタン。
原油、鉄鉱石、石炭、ウランなど豊富な地下資源を有する国。
ソビエト崩壊後、経済的に苦しむことが多いロシア圏諸国の中では珍しく高い経済成長を誇ります。

21世紀に入り、資源ブームが始まって以降は特に好調。
リーマンショック時の2008年、2009年以外は10%前後の実質経済成長をしました。

2012年は5.47%とやや落ち込んだものの、それでもロシア(3.7%)、インド(4.86%)、ブラジル(1.47%)と中国(7.83%)を除いたBRICs勢をしのぐ勢いです。

そんな成長の波に乗り、ソビエト時代とは比べ物にならないほどの成功を収める人もいます。

旧首都アルマティで外国人向けビジネスを営む家内の従姉も“カザフドリーム”をつかんだ一人。

もともと彼女は、キルギスで仕入れた安い衣服をドバイに売りにいく行商をしていました。
この小商いで貯めた利益を元手にアルマティに小さなオフィスを開設。
外国人観光客相手のガイド商売を始めます。

細々始めたこのビジネスが大成功。
資源ブームで外国人ビジネスマンが多数来訪したためです。

売上げはウナギ上りで従姉は、かなりの大金持ちに。
今やドデカイ家にボディガードつけて住むゴージャスぶり。

『日本も最近は景気悪いみたいねえ。何ならカザフに来る?その気ならウチで雇うわよ。』
なーんて感じで一丁前に上から目線の台詞をのたまうまでになりました。

そんな国ですから、当然ビジネスチャンスは色々あります。
資源ビジネスだけでなく、カザフスタンが経験したことのない分野のビジネスも始まっています。

さて、今回はそんな飛ぶ鳥落とす勢いのカザフスタンに来た“黒船”のお話です。

もっとも、黒船と言ってもアメリカのそれではありません。
日本のコンビニエンスストアと言う名の黒船です。

2013年1月18日。
アルマティに一軒のお店がオープンしました。
日本でもおなじみのコンビニエンスストア『ミニストップ』です。

報道によると、ミニストップは、現在海外展開を積極的に行っています。
中でも有望な地域へは重点的に出店を進めていくとのこと。

その中のひとつにカザフスタンが選ばれたのです。
ミニストップは、2013年中に10店舗のオープンをこの国で目指しているそうです。

店舗は日本で見るそれとほとんど同じ。
購入した商品の飲み食いができるイート・インコーナーも備えています。

僕のことを知るずっと以前から日本びいきだった従姉は早速ミニストップへ急行。
金にあかせて目いっぱいの商品を買い込んだとのこと。

『今まで見たお店の中で一番きれい。まるで映画の世界ねえ。』

電話向こうで興奮してレポートしてくれました。

従姉の感激は日本人の僕へのリップサービスだけでないことは確かです。

日本(あるいは欧米型)コンビニエンスストアの出現。
この出来事は多くのカザフスタンの人々にとって未知との遭遇だからです。

もちろん、カザフスタンにもコンビニエンスストア的お店はあります。。
キオスクやマガジーンと呼ばれる小型店舗です。

地域に長年根差してきた強みを持つ一方、サービスに疑問があるお店も多いです。
加えて個人経営が多いため、商品の品質や価格にバラつきがあるのも難点。

チェーン店の均一なサービスに慣れた日本人ならウンザリすることも多いです。

かく言う僕もこの手の小型店舗に悩まされた一人。
すごーく親切なお店がある一方、とんでもない扱いを受けたことも数知れず。

消費期限がとうに切れたアイスに文句を言うと『凍っているから問題ない!』と逆ギレされたり。
『お前は外国人だから』と意味不明の理由で割高料金をふっかけられたり。
店主が朝から泥酔してまるきり会話にならなかったりとムチャクチャです。

こんな調子ですから、ミニストップの進出は脅威でしょう。
実際現地新聞の中には、『日本ストアがカザフスタンに侵攻!』と報じる等戦々恐々のようです。

とまあ、ビジネス面では向かうところ敵なしと言った感じのミニストップ。
彼らの敵は同業よりむしろ役所やカザフスタン政府かもしれません。

何せカザフスタンは汚職大国。
各国の汚職度を調査する国際団体TRANSPARENCY INTERNATIONALの世界汚職度ランキングでは、174位中133位。下から数えるほうがはるかに早い有様で汚職やワイロが深刻な社会問題になっているロシアと同レベルです。

こんな国ですから、少しでも他人の儲け話を聞くと、おこぼれを狙ってきます。

家内の親戚も何かと役所や警官に因縁をつけられ、利益の上前をはねられたそうです。
当然派手なオープンをしたミニストップにワイロ塗れの官僚は舌なめずりをしているでしょう。

また、カザフスタンは独立以来ナザルバエフ大統領が長期にわたり君臨しているほとんど独裁国家。
白いものでもナザルバエフさんが黒と言えば真っ黒けになる国でもあります。

ナザルバエフさんの言うことを聞けば色々便宜を図ってくれるでしょうが、突っぱねれば日干しや露骨な妨害に遭うのは明白です。

つまり、儲かれば儲かるほどミニストップは、政府や官僚との関係を深めていかざるを得ないでしょう。
そして、下手をするとその関係は、ミニストップの企業イメージを損なう危険さえ秘めています。

様々な文化や民族が交差する中央アジアは、一筋縄ではいかない複雑な性格を持つ地域。
単に資源がある、単に儲かるなんて安易に飛びつくと大やけどをするでしょう。

未知のシルクロードへ挑むミニストップ。
その挑戦は、日本企業の中央アジアへの理解度を測る試金石になるのかもしれません。

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お久しぶりでーす。最近ヤフーから離れたもので、更新に気が付かず失礼いたしました。

「店主が朝から泥酔してまるきり会話にならなかったり」

ワハハハ。たまった物ではありませぬが、大陸的で嫌いにはなれないですね。一緒に呑んで酔っ払っていそうな気がしますです、アタクシ。ワハハハ♪

2013/2/2(土) 午後 0:58 おまつ 返信する

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おまつ姐さん こちらこそご無沙汰していました。いろいろネタは尽きないもののなかなか仕事で。。。サラリーマンはツライす。

で、ロシアの酔いどれ天使はそりゃあ腹も立ちますがかわいくもあるんですよね。酒飲みエピソードは色々仕入れたのでまだ折につけご紹介します。今後とも宜しくお願いします!

2013/2/5(火) 午後 7:56 mig21 返信する

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こんにちは。福島在住のベコさんです。
ブログでキルギスの紹介をしています。
次回は、キルギスのフェルトを紹介したいと思い、
こちらのHPへ足を運びました。
また遊びに来ますね。 削除

2013/5/19(日) 午後 3:40 [ ベコ ] 返信する

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今や日本のどこのコンビニにも置かれているデジカメのセルフプリントですが、先日旅行したトルコやロンドン・パリでは見かけませんでした。やはり、携帯のメール添付で交換するだけで済まし、わざわざプリントすることはないのでしょうか。
セルフで客に扱わせるのは日本以外ではかなり難しいでしょうが、店員が操作するなら、それなりに需要があるサービスなのではと思いますが、、、。 削除

2013/7/7(日) 午後 0:56 [ ゴンベイ ] 返信する

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