シルクロードから嫁が来た!!

キルギス共和国出身のロシア人と結婚した男のムダ話。旧ソ連諸国のお話も

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

イメージ 2

【白樺にくくりつけられたジュース収集機(ってかただのペットボトルなんですが、、、、)。(画像上)、露店なんかでは地元のオバサンが採れたての白樺ジュースも売ったりします。(画像下)。ロシア圏では大自然の恵みを上手に利用する光景をしばしば見かけます。白樺ジュースもそのひとつ。多彩な清涼飲料水に囲まれた日本をうらやむロシア圏の人は多いですが、逆に日本人の僕から見ると自然の恩恵を上手く利用する彼らの方がよほど羨ましくみえることがしばしばあります。】


ロシア圏を旅する楽しさは、色々あります。
中でも見たことも聞いたこともない食べ物や飲み物との出会いは非常に興味深いものです。

全てではないものの何となくイメージできる欧米やアジアの旅とは違います。
よくも悪くもサプライズが体験できるのがロシア圏の旅の醍醐味です。

今回ご紹介するのは、そのうちの一つ、『白樺ジュース』です。

昔からロシア圏では白樺は人々の生活に密着した身近な存在でした。
とりわけ厳しい自然環境に暮らすシベリア地域の人々には貴重な天然資源でした。

まさに“残すところがない”徹底的な使い方をされてきたのです。

耐久性に優れた幹は、住宅建材や家具などに多用されてきました。
(ロシア産白樺は近年日本にも輸出されており、評価は上々だそうです。)

また、白樺に寄生するキノコは薬としても重宝されてきました。

ロシア語で『チャーガ』と呼ばれるこのキノコには様々な効能があるとされています。

胃腸薬や体力回復剤の他、ロシア圏では、ガンの治療薬としても知られています。
文豪ソルジェニーツィンの代表作『ガン病棟』ではこのチャーガが治療に使われるシーンがあります。

もっとも、日本では、サウナでの利用法が一番有名かもしれません。
束ねた白樺の枝葉で身体を叩いて血行を良くするロシアサウナですね。
日本のテレビ番組でもよく紹介されていますからご存知の方も多いでしょう。

さて、白樺ジュースの話に戻りましょう。
文章の流れ以上、ジュースと明記しましたが、実を言えば、そんな大層なものではありません。

白樺の幹や枝にナイフ等で傷をつけ、そこから出てくる樹液を集めるだけ。
本当にそれだけ。

実に簡単でしょ?

ロシア圏の田舎では、よく白樺の枝先などにペットボトルをくくりつけている光景を見かけます。
これらはもちろん、白樺ジュースを収集している訳ですね。

最初僕は、白樺の表皮の下はカサカサみたいなイメージを持っていました。

過酷な環境に育つ植物だけに生命感に溢れたみずみずしさなどある訳ないと勝手に考えていたのです。
ですから、そんな白樺の樹液をチビチビ集めるなんて途方もない時間がかかると思っていました。

ところが、意外にも内部は多量の水分があり、割合スピーディーに収集できるのには驚きました。

地域や状態にもよるのでしょうが、大体一晩程度でペットボトル1本くらいは集められるようです。
聞いた話では、白樺の代謝が活発になり、水分を積極的に取り込む春先が一番手早く収集できるとのことでした。

さて、気になるお味なんですが、これがなかなか面白い味です。
程よい酸味とかすかな甘さ、そして淡い木の匂いがあいまった不思議な味わいです。

かすかに白く濁った半透明と言う色合いもあって何だか天然のスポーツドリンクみたいな感じです。
クセになるほどウマイとは思いませんが、これはこれで悪くはありません。

特に人口甘味料的甘ったるさの清涼飲料水に慣れた日本人の身体には、体内が洗われるような清清しさを感じる人が多いかもしれません。

自然の恵みを体内に取り込むような印象とでも言いましょうか?
実際白樺ジュースの中には多量のミネラルが含まれており、体内の毒素を浄化する働きがあるそうです。

とまあ、ロシア圏ではポピュラーな白樺ジュース。
きちんとしたビンに入れられ飲料メーカーの商品として大量生産及び販売もされています。

もっとも、ヘタなメーカー品よりも自分で集めたものの方がウマイとは知人のロシア人の弁。
僕も市販品、ご家庭のお手製品と両方飲みましたが、お手製品の方が新鮮で美味しいと感じました。

ところで、ツラツラ書いてきましたが、白樺ジュースには困ったことも。

それは、“飲むとおなかがどうもゆるくなる”こと。
ストレートに書いちゃえば、飲むたびにどうも下痢気味になるのです。

最初は単に自分の体調が悪いからかも?と考えていたのですが、どうやら真相は違うようです。

白樺ジュースに含まれるキシリトールが原因なのです。

日本でも歯磨き粉やガム等に使用されているキシリトールですが、軽い下剤効果もあります。
そのため、人によってはお腹がゆるくなる現象が起きるそうです。

僕の場合、おかしな食べ物や飲み物が多いロシア圏で鍛えたおかげ(?)か胃腸は人並み以上に頑丈と自負しています。

ところが、白樺ジュースとはどうも相性が悪いのか飲めば必ずトイレを探す羽目になるのです。

そんな訳で、ロシア圏などで白樺ジュースを勧められた際は必ず“近くにトイレはないか?”
てな調子でキョロキョロ見回すクセが付いてしまったような気がします。

皆さんもロシア圏の旅の際、白樺ジュースが出されたら、、、、、、
まずは近くにトイレがあるかどうかをさりげなく探されることをお勧めします。

あ、そうそうロシア圏のトイレは驚くほど汚いのものがありますので、トイレがあるなしだけでなく、キレイ度チェックもお忘れなく。。。。

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事