|
放射性物質を取り除く「除染」について助言するため、9日から福島県を訪れているIAEA=国際原子力機関
の調査団は10日、村全域が計画的避難区域に指定されている飯舘村で、国が行う農地の除染実験などを
視察しました。
原子力などの専門家12人からなるIAEAの調査団は、放射性物質の効果的な除染方法などについて助言
するため来日し、9日から福島県を訪れています。10日は、自治体が独自に除染作業を行った小学校などを
視察したあと、村全域が計画的避難区域に指定され、国が実験を行っている飯舘村を視察しました。このうち
水田の実験現場では、国側は表面の土を4センチ取り除いた結果、土壌に含まれる放射性物質の濃度が1キロ
当たりおよそ1万ベクレルから4分の1ほどに減ったことや、栽培したコメからは、玄米の状態で土壌の1000分
の1程度にとどまったと説明しました。これに対し、調査団のメンバーは「問題のない低いレベルだ」と答えていま
した。また、調査団は、放射性物質が含まれる植物を「熱分解」という比較的低い400度で処理する現場を視察
しました。国側から、「高温で気体になりやすい放射性セシウムを閉じ込めたまま「炭」にして重さを減らすことが
できた」と説明を受けると、メンバーが、「大量の植物を効率よく燃やす方法を考えるべきではないか」と指摘する
場面もありました。調査団は11日まで福島県に滞在し、11日は、福島県の佐藤知事と会談する予定です。
現地を視察したあと、調査団のレンティッホ団長は、「除染は最適な方法で行わなければならず、そのために
はできるかぎり多くのデータが必要だ。視察して非常に興味深い情報を得ることができたので、今後、さまざま
な関係者と専門的な議論を深め、調査団の目的を達成したい」と話していました。除染の実験で農地を提供し
た飯舘村の高野靖夫さんは、「農業で生活していくのに先行きが見えず不安です。少しでも安心してコメ作りが出来るよう、しっかりと除染をして欲しいです」と話していたようです。
大変な作業だと思いますが、しばらくはきめ細かいデータをとりながら安全確認をしっかりして欲しいです。
|
全体表示
[ リスト ]




