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約42年間にわたり、リビアを支配してきたカダフィ大佐が殺害されたようです。
昨夜のニュースで知りましたが、イラクの故フセイン元大統領と似たような最期であり、独裁者の
幕引きは、いつの時代も哀れで壮絶なものですね。 ナチスのヒトラーも最期は、追い詰められ自殺
しましたが、人生の終焉を感じとった時、どういう心境であったのでしょうか?
それにしても42年間も独裁体制を維持したカダフィ大佐の死は、チュニジアやエジプトといった
周辺諸国の民主化への動きがきっかけになったと思いますが、よく実現したものです。
もっとも盤石な体制と思われたリビアで民主化運動が起きても、簡単にはカダフィ体制が崩壊する
とは思えませんでしたが、フランス・イギリス・米国等のNATO軍の支援が大きかったですね。
むしろ、NATO軍が中心となって積極的にカダフィ体制の崩壊に関与し、独裁者の死まで導いた
と言えるほどでした。 数年前の米国によるイラク攻撃によるフセイン体制の崩壊と似てます。
どちらも、背景に石油資源という利権があるから欧米諸国が積極的に政権転覆に関与したのは、明ら
かです。 しかし、明らかにやり過ぎのようにも見えます。
アラブの民主化や中東の民主化は、欧米諸国が強引にやると失敗ばかりしているので、必要最低限
の人道的な支援を中心にするべきですね。 アラブや中東の価値観と欧米諸国の価値観は、相入れな
いものがあるので、欧米諸国のグローバル・スタンダードを押し付けるのではなく、ローカル・スタン
ダードも尊重しないといけないと思います。 欧米諸国が勝手に国境を引いたため複数の民族が
混在するアラブ諸国では、独裁者がいて何とか統治できてるケースも多いので、体制の崩壊は、必ず
しも上手くいくとはかぎりません。 リビアがイラクのような混乱した国にならないように願いたい
です。 今回、カダフィ体制崩壊に関与したNATO諸国は、リビアのことを第一に考えた国つくり
の支援をしていかないといけないですね。
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