美穂蘭の舞台制作現場日報 (フロム大阪)

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私はギター一本の弾き語りライブを長くやっていたのだが、あるときから、いきなりショーを始めた。

ピアノ、ギター、ドラム + 役者 + コーラス

これが受けたので、次から編成を大きくした。

一番多いときで

ドラム、ベース、ギター、アコーディオン、トランペット、サックス + 役者二人

これを陰で支える振付師、演出家、衣装制作者などを入れると20名近くになった。 おかげで大舞台も踏ませていただいた。

そしてミュージックショーが徐々に芝居よりになり、歌が極端に減った。
これにはお客様からのクレームが爆発。  半分面白い!と言ってくれる人もいたのだけど・・・。

しかしなんといってもショーのメインディッシュは美穂蘭の唄である。
それに気づかせてくれたのは、他ならぬ私のお客様たちだった。


      お客さんは一番に美穂蘭の歌を聞きたいのである。



その頃私はマドンナのコンサートDVDを見た。
イッセー尾形さんの芝居もよく見に行っていた。

マドンナはとにかく豪華絢爛、これでもか、これでもかと演出をかまし、アイデア満載、ショーに出ている人数も半端じゃなく多い。 お金を惜しみなくかけて、
足し算型のショー構成の最たるモンだった。

これに対しイッセー尾形さんのお芝居、役者一人だけ、舞台装置はバックの白い板と、あっても椅子一個。 小道具は一切使わないが時々楽器を操る。
これは引き算型の極致・・・。

この二つを見て思ったのが、足し算型は外タレにかなうはずもなく、それを追っかけたところで上には上がいて、二番煎じになってしまう。 無駄な苦労が待っているだけ。
私はそこは目指すべきではない。 
それより上手に引き算することを考えた方が賢いということだ。
お金も無いからこそ、あるもんだけで何とかする発想に切り替えれば、「創意工夫」が生まれてくる。

その辺りから考え方を変え、より少ない楽器、ある人材、最低予算でショーを作っていこうとし始めた。

振り付け師も演出家も舞台監督も雇えないなら、自分でやるしかない。
照明プランも今では自分で立てている。

イッセーさんみたいにまだ極めてはいないが、かなりの引き算型ショーになってきているはずだ。

今はいかに少ない楽器でオモシロ可笑しく、また豪華なムードを出すか、工夫していくのがエコ蘭の使命。

余計なものをそぎ落とせば落とすほど「歌の力」が問われるようになってくる。
「人間の力」と言い換えてもいい。 だから怖いといえば怖い。

そぎ落とす、削る、 音数少なく、ベラベラ喋らず、

        ・・・究極は何も歌わない歌・・・

これはイメージ、超感覚的な表現。 
どうしても歌いすぎてしまう。  歌手だから。
多くを歌わず、それよりも大事なのは”間”。
最高の間を作ること。

これは口で言うのは簡単だけどそうた易いことではない。

今の私にはまだその域に全然達しておらず、まだまだ歌いすぎている。
聞かせるシンガーから、聞いてもらえるシンガーにいずれはなっていきたい。


ああだけど・・・・たまにはバックも豪勢に、フルバンドで、オーケストラでやってみたい。   が、いずれそういう機会も出てくるだろう。   
足し算はいつでも出きる。 

エコ蘭の長いつぶやき・・・語りすぎました。
・・・ご清聴どうもありがとうございました。
イメージ 1
原点は弾き語り


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