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前編から引き続き、角田宇宙センター見学ネタでーす。 このテに興味ない方は第2宇宙速度で置いてけぼりな内容かと思いますがw オレの日記ではいつものことなので、各自テキトーにお付き合い頂ければ幸い☆ 資源の無駄や発射場の制約が多い使い捨て型ロケットに変わる宇宙輸送機と して、基本コンセプト自体は戦前から構想されていたものでございますな〜。 使い捨て型と較べての優位点は、まず機体の再使用が可能であることが一つ。 それだけならスペースシャトルやロシアのクリーペルなんかも同様なのですが、 それらが打ち上げ自体は結局使い捨てロケット頼りなのに対し、このスペース プレーンは従来の航空機のように自力で滑走路にて離着陸可能…というのが 二つめの大きな利点。(当然、運用コストの大幅削減が見込めると期待される) そして三つめは、大気圏内では空気吸引型のエンジンを利用する設計なので、 過去のロケットが抱えていた「ペイロードの大部分が燃料(その半分は酸化剤) で埋まってしまう」という技術的ジレンマがかなり軽減される、という点です。 もちろん大気圏外ではロケットを使いますが、一番燃料消費が激しい離昇から 高度30km辺りまでを、エアブリージングエンジンで加速出来るのがGood♪ 今後の宇宙開発において、物資の大量かつ安価な輸送手段はスペースシャトル 退役に伴いますます重要性が上がってる国家を超えた緊急課題ですので、この 機体の潜在優位性はかなり大きい…と個人的には注目しております。 とはいえJAXAのは少ない予算内での、まだほんの基礎実験段階の研究ですしねー。 どうせ模型展示と概念説明パネルでお茶濁す程度だろJK…と思ってたら これはJAXA統合前に作られたヤツで、スクラムジェットエンジンとして世界初の マッハ8の飛行条件下での正味推力発生(つまり極超音速域での空気抵抗を 燃焼推力が上回った、実際の推進力ね)に成功した試作機の改良前バージョン のはずです…。(※インテーク中央の整流用ストラットの有無で判断) この試作丸出しの無骨さ加減!あまりのハードコアっぷりに愚息も昇天のイキオイ☆w まあこれが如何にトンデモ超技術かは、判らん方にはなかなか想像し難いのかも しれませんが、簡単に云えばプロペラ状のタービンで空気圧縮して燃焼するのが ジェット、でタービン無しで亜音速〜超音速領域の空気流をそのまま取り入れて 圧縮(これをラム圧という)するのが所謂ラムジェットエンジンっつーヤツです。 当然ラムジェットだけだとラム圧が低い段階では飛行出来ないので、両方を合体 させたターボラムジェットというのが現時点では一応実用化されておったり。 (米軍の超音速偵察機SR-71ブラックバードがつとに有名っすなー) んで、スクラムジェットもそのラムジェットの延長線上の技術ではあるのですが、 ラムジェットが空気流をエンジン内で一旦亜音速にまで減速させてどうにか燃焼 させてる(いやそれだけでもかなり高度な技術なんだけど)のに対し、スクラムは マッハ5以上の極超音速気流を減速無しで取り込み燃焼させるという変態っぷり! なのでJAXAの研究成果は、その規模から鑑みれば充分パねえと云って良い かと思いますよ!?…ま、まあ確かに、数年前に豪州の大学に委託した模型の 飛行実験失敗以来、他の宇宙探査ミッションに埋もれて情報途絶してたりして ちょっと心配になったりしないでもないカンジなんですけど…。 (そういや例のどや顔シワケ族辺りが真っ先に噛み付きそうな案件だしなあ…汗) まだジェットやロケットなど、他の推進システムと連携した複合サイクルエンジン の研究だって山積みなんですし、なんとか踏ん張って実用化に向けて突き進んで ほしいところでございますなあ(祈 後は展示はありませんでしたが、液体水素の換わりにより比重が大きく、その分 容積が減らせて扱いも容易なLNG(液化天然ガス)推進系エンジンや、従来の ベルノズル(釣鐘型の噴射口ね)より高効率なエアロスパイクノズルの研究など、 この角田宇宙センターでは様々な宇宙用エンジンの技術開発をしておる様子。 個人的には、カーボン材にセラミックコーティングし耐熱耐ガス性を向上させた 複合材が早く民間にスピンアウトしてきてくんないかなー♪と思いました。 (これエンジン周りに使えば、マジとんでもないものが出来てくるはず…!) さて各ブースも見終わって、最後に玄関ホールで上映してるプロモDVDを鑑賞。 これは週ごとに内容変わるらしく、今回はタイムリーなPLANET-C(金星探査機 あかつき&小型ソーラー電力セイル実証機イカロスね)の開発ネタでした♪ とまあこんな感じで、宇宙萌え!なオレ的には大満足な展示見学だったのですが 我侭云えば、実際の研究施設の方も見せてもらえたらよりコーフン出来たのにナ〜と いう思いがなきにしもあらず(苦笑 予想外に楽し過ぎて結構長居しちゃった為、本日は太平洋側まで足延ばすのは ムリと判断。ならばと前回喰えなかったうーめんのリベンジを果たすべく白石へ! あ、その前に折角なので、お隣の陸自船岡駐屯地も軽く観ておきますかね…。 こちらは東北方面隊の駐屯地の一つだそうで、各部隊の施設作業支援や災害派遣 を担任しておらるそうです敬礼!でこちら側のゲートはさほど面白くないのですが… 仙台大学を迂回して反対側に回ると、フェンス越しですが退役した車輛や航空機 が屋外展示されておりました♪ 一際目に付くこちらは、米バートル社(後にボーイングに吸収)の機体を川崎重工 がライセンス生産した、タンデムローター式の輸送ヘリKV-107ですね〜。後継の CH-47J/JA導入により2002年までに全機が退役。あとお隣には観測ヘリのOH-6 なんかもおりました♪ 右の61式は戦後設計された戦車で唯一のリヤエンジンフロントミッション前駆式で、 そのため車高が高く防御性能に問題あったり、ノンシンクロギヤなので世界一操縦 が難しい戦車とか言われてたらしい(苦笑)11年間で560輌が生産され、90式配備 に伴い2000年に全車退役。丸っこいフォルムは昔の特撮映画でも常連でしたな…。 左の74式は61の反省を踏まえた上に当時の開発トレンド盛り込んだ意欲作ですね。 エンジンは艦艇用の2ストディーゼルツインターボでちとピーキーですが、ハイドロ サスや電子化など、その利点は後継の90式やTK-Xにも引き継がれております。 こちらは15年間に873輌が調達配備されたそう。 つうかこの辺は景色が良いし、道も広くて走るのに最高ですな〜♪ などと言いつつも、既に時間は午後2時過ぎ。いい加減空腹も限界なのでさっさと 白石までかっ飛ばします…。 本日立ち寄ったのは街道沿いのこちら。昼休憩前ギリギリの入店でした(苦笑 天気は良かったけどそろそろ肌寒かったので、暖かい海老天入りうーめんを注文☆ ようやく一息付いたところで、残りの帰路もより一層安全運転に務めましたw ちなみに、今回の走行距離は226kmで、燃費は燃調を色々試してたのもあって少々
悪めの44km/ℓ強といったところ〜。まあこんなもんでしょうかねえ…。 |
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いや〜すごいとしか言いようが…施設も展示内容もそうですが
mihoto-kさんの知識量にまたびっくり(;▽;)/
秋に公開あるなら見に行きたいなぁ…行くかなぁ…。
でも斜陽と言われる日本の科学技術もまだまだ捨てたものじゃ
ないどころか、こんな最先端をしれっと一般公開しちゃう太っ腹。
アメリカならそんなものは存在しないで通すところでしょうね(笑)
仕分けなんてくだらないこと言う前にさっさと開発進めて、
資源的な意味からも月旅行第一号の座を勝ち取って欲しいものです。
そしてう〜めんうまそう…。
2010/6/6(日) 午後 0:35 [ 035 ]
>035さん
あはは勿論詳しいデータなんかは検索エンジン様々でございます♪
つかオレ的には見学しながらずっと「くそ〜ここに某岐阜のYさんが
いればウンチク聴き倒せるのに!」とか考えておりました(苦笑
来週おつかいから帰ってくるはやぶさタンもそうですが、この日本の
貧相予算ゆえの変態開発っぷりは逆に景気に左右され難いシステムだ
と欧米から注目浴びそうな気がしたりしてw(まあそのなけなしの金
すら仕分けるアホ共には絶句ですが汗)頑張ってほしいものです…。
そしてこちらにまたお越しの際には是非うーめん行きませう☆
2010/6/6(日) 午後 2:13