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2008年1月末〜3月初までロンドンの病院に短期留学してました。ついでの旅行と現地での爆笑話を載せていきます。ロンドン上陸前に季節はずれのギリシャに行きました。
みなさんこんばんは。今のところ元気にしております。
ごくまれにネットにつながるので、今のうちにギリシャに寄った時の日記をたれ流させてください。
★ロードス島
大阪空港を出発してから3回の乗り継ぎを経て、トルコに程近いロードス島に到着したのはまだ薄暗い早朝だった。時差ぼけを恐れて、荷物を部屋に置いた後、朝焼けの港を散歩した。
ロードス島といえば、医療者に端を発し中世に活躍した聖ヨハネ騎士団の要塞都市として、歴史の島というイメージが強かったが、ロードスシティの港にはヨットや豪華なクルーザーが所狭しと停泊し、ヨーロッパ有数のリゾート島であることが実感できた。
雲の中に太陽が昇り、はみ出した朝日がロードスシティの旧市街の宮殿や城壁を照らし始めた。港の桟橋で海の中を覗くと、驚くほど水が澄んでいるのがわかった。明るくなった旧市街を歩いてみると、噴水の周りで鳩が水を飲んだり、猫があくびをしたりしている。オフシーズンとはいえ、旧市街の土産物屋やカフェの半分ぐらいは日が高くなる前に営業を始め、狭い旧市街は瞬く間に観光客でいっぱいになった。細い石畳の路地がいくつも入り組んだ、迷路のような旧市街を一通り歩いてロードス島に来たという実感を得た。あっという間に旧市街と新市街の探索を終えてしまったが、時差ぼけ防止のため夜まで起きていなければならなかったため、カフェで読書をした。日本と違って携帯も鳴らないため、驚くほど読み進むのが早い。物思いにふけったりしながら、ゆっくりと時間が過ぎていく。遠い異国の小さな島で、普段欠けていた貴重な時間を見つけることが出来たと思った。
翌日はバスに乗り、リンドスと言う遺跡の街へ向かった。ロードスシティが島の北端にあるのに対し、リンドスはロードス島の東海岸の中央に位置する。海にせり出した丘の上という、絶好のロケーションにあるアクロポリスだ。白い壁の家々が並ぶ街を抜け、石壁に囲まれた丘を登っていくと、てっぺんに修復中の神殿の柱が見えた。そこからは太陽に照らされた地中海が見渡せる。浅瀬の色がエメラルドグリーンに近く、カプリ島のアウグスト庭園から見える海と同じ色だと思った。
アクロポリスの隣にあるビーチは、オフシーズンのため人気は少なかったが、水も砂も美しく、太陽に照らされて細かい光の網がキラキラと揺れていた。私にしては珍しく、日焼けを厭わず桟橋の先まで歩いてみた。海を覗き込むと、さほど浅くは無いのにエメラルドグリーンに光る水の向こうに海底が見通せた。大小の魚の群れがゆったりと行き交っている。エーゲ海の島々が、古代ロマンの舞台だけでなく欧州屈指のリゾートであることが頷けた。
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