LUPOの地球ぶらぶら紀行

地球をこよなく愛する産婦人科女医の多少マニアックな旅行記です

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少し前のこと。
合併症で長期入院中の妊娠9ヶ月の部長の患者さんに、週に1度だけ超音波検査を頼まれてしていました。

「赤ちゃん発育はしてるっぽいけど、やっぱりちょっと小さめみたいやねえ。(本来発育を評価するには2週間以上あけなくてはいけません)」
「そうですか・・」
そのまま赤ちゃんの色んな部分を観察し、プローブを赤ちゃんの股間に当てると、ぽろりーんと男の子の印が。
「りっぱなタマタマとおちんちんやねえ」
とつぶやくと、妊婦さんは
「え〜先生、生まれるまでのお楽しみにしてたのに・・」
「うそ!性別知らなかったんや〜。ごめん、ごめん。」
「先週言ったのに・・。」
「そうやったね、今思い出した。ごめん、○○さんに週1回しか会わないから忘れてた〜。ごめん。」

一応、日本産科婦人科の見解としては原則的に胎児の性別は教えないことになっているのですが(http://www.jsog.or.jp/about_us/view/html/kaikoku/H19_4_shusseimae.html)、実際は分かり次第性別を知りたい妊婦さんが圧倒的に多く、全国で胎児の性別が告げられています。
この妊婦さんのように「生まれるまでのお楽しみ」派は少数なのです。

とは言え、取り返しのつかないことなので20回ぐらい謝りました。

数時間後、別の入院中の妊婦さんのエコーをしていたときのこと。
「先生、○○さんに赤ちゃんの性別言ったでしょ〜」
「な、何でそれを。ほんま悪いことしたわ〜」
「○○さん、部屋に帰ってきてからその話題でみんなでめっちゃ盛り上がっててん!」
「マジ!怒ってた?」
「あの先生オモロいから許すって言ってたよ〜」

おお、良かった!
しかし、私がオモロなかったら許してもらえなかったのか?
オモロくて良かった。ほっ。

<お願い>
赤ちゃんの性別を知りたくない人は、念のためエコーのたびに言ってくださいませ・・

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