LUPOの地球ぶらぶら紀行

地球をこよなく愛する産婦人科女医の多少マニアックな旅行記です

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国内、海外旅行に頻繁かつマニアックに行くので、旅行記をブログに公開することにしました。
これは2007年3月に行ったマダガスカル日記です。
旅行される方、質問などあればどうぞ。




みなさん、こんにちは。帰国直後にみまわれた腹痛からも解き放たれ、ようやく社会復帰しつつあるLUPOです。

現実に戻ってしまうと、マダガスカルの厳しいけれど牧歌的な日々は、あっという間にはるか昔のことかのように思えてしまいます。日本とは時間の流れ方が完全に違う。
言葉でも、画像でも、表現しきることは出来ないけれど、忘れないうちに書き留めてしまいたい。熱くなりすぎるかも知れませんが、よろしければお付き合いください。


バンコクから約10時間のフライトを終えて、マダガスカルの首都アンタナナリボに到着したのは早朝だった。アンタナナリボの空港は、これが一国の首都の空港かというくらい小ぢんまりとして、のんびりした空港だった。全員疲れは見せていたが、その日の午前のうちに、島の西海岸にあるモロンダバという街に乗り継がなければならなかった。
昼過ぎに、飛行機がモロンダバ空港に着陸したあと、私達はタラップを降りて灼熱の太陽の下を歩かされた。日よけのために長袖、長ズボンだった私達には、気温は体温ほどに感じられた。
モロンダバの空港はアンタナナリボよりはるかに小さかったが、かろうじてターンテーブルがあった。幸い誰もロストバゲージにならず、荷物を受け取った後、ガイドのマリオさんとドライバーさんと会い、4WDに乗り込んだ。

初日の最終目的地、キリンディー保護区内のキリンディーロッジまでは約100km。それをおよそ3時間もかけて車で行く。
その理由はすぐにわかった。道が舗装されていないも同然で、雨季の終わりだったため、あちこちに水溜りの跡があり、凹凸がかなり激しかったのだ。
「車酔いのする人は、マダガスカルは無理だよね」と言いながら、車窓を見ていると小さな集落がいくつも見えてきた。建っているのがやっとに見える、木で出来た小さな家々。鶏や、背中にコブのあるゼブ牛が放し飼いにされ、子供達が何をおもちゃにするでもなく遊んでいる。
集落から完全に切り離されているような道でも、頭に大きな荷物を乗せた女の人や、帽子もかぶらない男の人たちが、三々五々、ゆっくりと行き交っている。
この暑いのに、どこからどこまでいくのだろう。日暮れまでに、目的地につけるのだろうか・・。勝手にそんな心配をしていた。
このあたりに住んでいる人たちは小柄で、アジアの血も入っているとは思うが、ほとんどアフリカ人と思われる人たち。

まばらに見えてくる、さほど能率的と思われないサトウキビ畑を見ていて、首都アンタナナリボに着いてから漠然と思ってきたことが、言葉になった。

この国は、進化を拒絶している・・。

先ほどバンコクで見た、高層ビルの数々。あれは、先進国に追いつけ、追い越せのバベルの塔だった。アジアのあちこちで、行われている切磋琢磨。
ここは、かなり昔に大陸から切り離された島国のままなんだな。誰も、他の国のことなど知らずに暮らしている。

ボコボコ道を一時間ほど行くと、ぼつぼつとバオバブの木が見えてきた。初日にして、私がマダガスカルで最も見たかったものと出会うことが出来たのだ。
巨人が木を引っこ抜いて、逆さ向きに植えなおしたと言われている、バオバブの木。
マダガスカルには6種類のバオバブがあるが、私が一番好きなのは、見えない天上にぶつかっているように見える、フラットタイプのバオバブ。

バオバブは太くて高くて真っ直ぐで、一番古いもので樹齢700年くらいだそうだ。強い日差しに、幹が特殊な金属のように光って見える。
マイミクのふじさん開発の超広角レンズに偏光フィルターをつけてくるくる回しながら撮ると、青空や雲の感じも、幹の光り方も、少しずつ違って、不思議な写真がたくさん取れた。

そして、夕方にキリンディーロッジへ到着。思えば日本を出て以来、一度もベッドで寝ていない。それどころか、着替えてもいない。すでに全身から汗が何度も噴出していた。
ところが、ガイドのマリオさんの口から、信じられない言葉が。
「もうしばらくで、ナイトサファリに出発します。」
え、ご飯より、シャワーより、前に?ほんま、若いうちにしか来れない国やな・・。

マダガスカルのナイトサファリは猛獣がいないため、歩きだ。歩き始めてしばらくすると、マリオさんが、「今日は何分ぐらいサファリをしたい?」ときいてきたので、「見られる動物の数によります!」と答えた。
ところが、なんとマリオさんはどっかの国の夜行性ザルの研究班のガイドだったらしく、そのサファリはかなりスパルタだった。
はじめは車道だったが、しばらくして林道に入り、オリエンテーションもつかぬままひたすら1時間半ほど歩いた。
その日は満月が近く、日の入り後から月夜で明るかったが、私達の目には木々の間の動物など到底見えない。なのに、マリオさんは次々に見つけて、私達に教えてくれた。手のひらサイズのネズミキツネザルや、体はコアラそっくりだが顔がアンバランスに小さいスポーティブレムールなどのサル、鳥、カメレオンなど、たくさんの夜行性の動物に会うことが出来た。

相当くたびれ、ずこちゃんなどは半分眠りながらロッジに帰ると、夕飯が用意されていた。こちらで主食の米、外国人しか食べないと思われるジャガイモ(!)、ニンジン、ゼブ牛など。高温多湿の中、ビールと食べるとおいしいこと。デザートのバナナフランベは、絶品。

食事を終えて部屋に入ったが、当然電気はなくろうそくの明かりのみ。シャワーはあるが水しか出ない。手探りで蚊帳をつり、日本から蓄積してきた汚れの一部をなんとか流した後、私達はようやくベッドで眠ることが出来た。

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