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今月は下旬に学会でイタリアに行くので、当直が前半に詰め詰めになっていてだんだん疲れてきました。
大学病院勤務なので、日常業務に加えて学生指導があります。今日は4年生の講義がありました。
人と会話をするのは好きなんですが、大勢の前でしゃべり続けるのは苦手。
その上あんまり難しい内容はいやなので、今回は「産褥(分娩後6週間)の正常と異常」というお題を頂戴しました。
これが失敗。妊娠中や分娩のことについてはしゃべることいーっぱいあるのに、産褥なんてネタ全然ない・・
90分も何話すねん。(前回は20分も早く終わってしまった)
教授に相談したら、ついでにピルの話でもしたら、と。確かに避妊の話する項目ないしなあ。
と言うわけで、またスライドをこまこま作ってプリントに。
前はピチピチの学生達対応のため念入りに化粧したのですが、部屋が暗くて関係ないことに気付き、すっぴんメガネで。
で、授業したんですけど。
今回は自分が経験したもっとも悲惨な症例など、教科書以外のことも話しました。
で、「産褥の生殖〜3人年子物語〜 音声でお楽しみください」というスライドを出し、
「今から30年以上前、授乳期は排卵しないと信じられていました。とある医学部の授業で、産婦人科の教授がそう教えていたのです。それを信じたある学生は、その後奥さんに長女が生まれた後、ちゃんと避妊していませんでした。すると、授乳中にもかかわらず、1年もしないうちに次の子が産まれました・・」
そしてそれで学習せずに14ヶ月後に3人目の女の子が生まれた、という話をすると学生は興味しんしん。
「まあ、その長女が私なんですけど。」
と言うと、学生は全員爆笑。
亡父をネタに使ってまで授業を盛り上げる根っからの関西人です。
さらに避妊について話し、「私の同級生でも膣外射精で妊娠しないなんて信じてるバカがいるけど、先生達も医者になるんだったらそんなアホなことを言ってはいけません!」とか「ピルは素晴らしい薬」とか言いたい放題学生を洗脳しました。
でも、また20分も早く終わってしまったのです。しょぼーん。
すると、終了後5・6人の学生が質問やってきたのですが、本当に医学的なことを聞いてきたのは2人だけで、後は「先生とお話ししたーーい!」という子たち。
暇だったのでいろいろしゃべってました。
「あんたも医者になったらしょうもない女が寄ってきて、できちゃった結婚をねらわれるかもしれへんから、ちゃんと避妊しなあかんで」
とか、ピル飲みたい女の子に、
「私はピル飲んでるって公言してるけど、まだまだ偏見が多くてね〜。男の医者達(メタボ)に、あいつピル飲んでるから大丈夫やでって陰で言われててショックやったわ」
とか、講師とは思えない話題をしてました。
すると他の学生もわらわら寄ってきて、
「先生何歳ですか?」
「え、32歳やけど」
「うそー、若い!27歳くらいに見えるよ〜(すでにため)」
「うそやん、今日ファンデ塗ってないで」
「お肌ピチピチ〜!!」
などとなぜか私をおだてあげるのです。
ほめられ慣れてないので照れていると、自分より10歳くらい下の男の子達に
「先生かわい〜」
と言われてしまいました。
いやあ、ここの学生たちはみんなかわいいですわ。私の母校じゃ有り得ない。
そのまま延々変な話をしてたら、休憩時間が終わって次の講義の内科の教授が来たので、惜しまれつつお開きとなりました。
授業や教育は苦手だけど、ちょっと楽しいな〜と思いました。
学生のうちに産婦人科楽しいよと洗脳するのも可能かも。うしし。
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