LUPOの地球ぶらぶら紀行

地球をこよなく愛する産婦人科女医の多少マニアックな旅行記です

医療の笑える話

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寒くなりましたね〜。なのに京都の紅葉はまだ。
クリスマスイルミネーションより紅葉が後ってどうなんでしょうかね。イルミネーションが早すぎるんでしょうね。待降節は12月ですよね。

で、こないだ母校の医局長から職場に電話がかかってきました。
泣く泣く僻地に赴任させられて早2年。
緊急帝王切開の最中に動揺しちゃったじゃないですか。
まあおかげで、心の準備をしてからこちらから電話をすることができたのですが。

L「○○先生こんにちは〜」
医「ああLUPO先生、久しぶりだねえ。」
L「いやあ、先生が私のことを覚えてくださっているとは意外です。」
医「そんなことないよ、覚えてるに決まってるじゃないか。」
L「だって、何ヶ月も前にいろんな先生が教授の面談に呼ばれているのに、私には連絡がこなかったのでもう忘れられているのかと思ってました。」

本当なんだもーん。全然母校の教授からも医局長からも連絡が無いので忘れられたのかと思い、こっちの教授相手に「ひどーい!」としくしく泣いていたのでした。

医「いやあ、先生の学年には今連絡取り始めたところなんだよ。先生は来年度はどうしたい?」
L「えー。もう私は忘れられて戻るところもないと思って、ロンドンに留学することにしたんですけど・・(いや、本当は医局とは関係なく決めたのですが)」
医「えーー!その話って本当だったの!?もう決定?」
L「はい。先方とはメールで連絡を取り合っていて、寮の手配もお願いしています。」
医「そんなに本決まりなの!?」
L「まあ。たぶん。。」

一応メガ医局であるはずの母校産婦人科も私たちクラスの人手は足りないと見え、医局長はとっても困っているようでした。
が、2年も僻地で臭い飯を食べた私としてはすんなり母校に戻ってコマとして働かされるのは納得できません。素直にそのように伝え、ロンドンから帰って来てから、再来年の春以降、関連病院で働きたくなればお願いしますと言いました。医局長はOKしてくれました。

L「先生、私はまだそちらの医局員なんでしょうか?」
医「当たり前じゃないかあぁぁ!いつもK教授と、LUPOちゃん何してるんだろうねって言ってるんだよ!!」
L「何してるんだろうって、K先生が私をこんなところに来させたんじゃないですか!!それなのに何してるんだろうってどういうことなんですかね!?」
とキレてしまいました。
医「いや、冗談だよ〜。そういう意味じゃないよ〜。」
医局長はあたふたしてはりました。ゴメンなさい。

という訳で、医局長公認のもとロンドンに行くことになりました。ていうか、行くしかなくなりました。
ここにいるより100万倍マシ!!

今日のオペ場での出来事。

腹腔のリザーバー抜去した後、傷を縫って、業者さんがサンプルで持ってきてくれた「ダーマボンド」っちゅーのを試した。
エチコンというメーカーのもので、「ダーマボンド」=皮膚ボンド。
傷に塗ったら、ホッチキスもいらずくっついて、消毒もいらないという、スグレモノ。

手術の後、ボンドが余ってたので、学生ちゃん二人と、手に塗って遊んでいた。
左手の人差し指と親指をくっつけて、「OK!」って感じで10秒置いたら、
完全にくっついてしまって、取れなくなった。

お湯で温めてもビクともしなくて、無理にはがすと皮膚がむけそう。
半泣き。

仕方ないから、そのまま白衣に着替えたけど、かなり着替えにくい。

外来で、患者さん待ってるから、そのまま直行。
もう、誰に何を聞かれても、「OK!」しか言えず・・

不自然なパソコンさばきで外来終了。(内診なくて良かった・・)

半泣きで業者さんに、「指をくっつけたらとれなくなっちゃいましたー」というと、
たぶんこいつ馬鹿かと思いながらも、業者さんは心配そうに、
「だめですよ〜自分に使っちゃ・・。」
「えーん、ボンドはがしとかないんですかー?」
「うーん、ベンジンとかでゆっくり溶かしながらならはがせるかもしれませんが・・」

外来で、またもや半泣きで「ベンジンある〜?」
と、これまた、ある!とのこと。
たぶん、みんな大丈夫かこの先生、と思ってただろうけど、
四苦八苦しながらベンジンをかけまくって、なんとかはがせた。

親指に、うっすら人差し指の指紋。
あー、薄皮剥けちゃったかなあ。。

でも、5本指ってすばらしい。快適。

って、日勤帯になんて馬鹿騒ぎ・・
こんなアホな医者いていいんでしょうか?

こんにちは。特に楽しいこともなく日々を送っています。
以前ご心配をおかけした大学との話し合いは、「当直が月に4回を超えた分に関しては手当てが2倍(2万円・・)」という超ショボい改善となりました。産婦人科の他に、救急と麻酔科も月の当直が4回を超えていたので、該当する先生たちも若干昇給することになりました。
4月から厚生労働省が、産婦人科医の待遇改善のため、産婦人科の救急搬送受け入れ1件あたり5000点(つまり五万円)をつけてくれることになったんですよ。なのに搬送を月に5〜6件(もっとかな?)取っていながら、全く我々に還元されていないのはおかしいですよね。

どうよ、これ・・

今日、病院に新品エコーが納入されました。春に院長と副理事長と産科・新生児科で食事会をした時に、お願いしたのです。

GEのVolsonE8。
経膣の4Dプローブも買ったので、早速患者さんの診察に使ったのですが‥

3Dのボタンを押すと、

ブルブルブル

って震えるんです‥

患者さんも、「え、今動きませんでしたか?」とびっくりしている様子。
「ごめん、これ立体で見えるボタンを押すと振動するみたい。気持ち悪かった?」
「大丈夫です」


ちょっとこれは男の先生使いにくいわなぁ。
で、咄嗟に「気持ち悪かった?」って聞いた私も意味不明。
でも逆の質問は出来ないし。汗

煉獄の大学病院

みなさんこんにちは。前回の日記ではいろいろ心配をおかけしてすみません。アドバイスを下さった方々、ありがとうございました。
大学病院との交渉結果についてはまだ回答を得ていないので報告出来ないのですが、あまり期待できそうにありません。

そんな中、うちの産婦人科に危機が訪れました。
今年初期研修上がりで入局した研修医くんが10月・11月と麻酔科をローテートするのですが、5人で常時二人体制を維持しているうちとしては、当然日勤帯以外で麻酔科の当番に当たっていない時は研修医くんにもオンコールをしてもらおうと思っていたのです。
ところが、麻酔科側が「その2ヶ月は麻酔科スタッフとして扱うから産婦人科の当番に入ってもらっては困る」と言い出しまして。

そしたらうちの教授が「4人だったら来月は一人当たり休日を4〜5日拘束か」と言い出したので、思わずブチ切れ。
「私が当直が辛くて限界だから減らして欲しいってお願いしてるのに、増やすってどういうことですか!?先生は私に鬱病になるまで働けって言うんですか!?」
と思わず教授室に乗り込んで(同僚えいてぃーも道連れ)喚いてしまったとです。
涙こそ流しませんでしたが声も手も震え、全く平静な状態ではありませんでした。

教授は、「そんなこと言ってないやろ!!」と反論しましたが、麻酔科と交渉してみるが研修医くんを普段お世話になっている麻酔科に2ヶ月差し出すのはなるべく実行したいと。
しかも、「僕はここに周産期をしに来た。今の規模を維持するには二人体制でないとどうしても不安だ。」とそこは譲らない様子。

「先生の考えは理解してるし、自分だって周産期がしたいから今まで我慢して負担してきました。でももう限界なんです。私はわがままで言ってるんじゃありません!もう無理だから言ってるんです!!」
とまたもデカい声出しまくり。
「本当はもう2年も勤めてるけど岡山が好きになれないし、新幹線通勤も体力的に辛いし、大学側の態度も腹立つし、辞めたいんですよ!!」
と言うと教授は、
「新幹線通勤は、岡山に勤めてるのに個人的な事情で神戸から通ってるからやないか」
と、一番分かり合えないところに触れたので、
「神戸に住んでる人を無理矢理連れてきたからじゃないですか!!本当は岡山に住んでる産婦人科医を捕まえてきたら済む話でしょう!!」
「確かにそれは僕の力不足だけど」
「先生のじゃありません!!このクソ大学が卒業生にも逃げられ、誰もよう捕まえてこないのが悪いんです!!しかも何も分かってない!!!去年1年間岡山に住んだけれど楽しいことは何一つなくもう一度住みたいとは思いません。3月まで通うのも自信ありません」
もう、どうしようもない状態であることを確認するのみの会話でした。

まあ2年前に無理矢理連れてこられて、しかもレジデント待遇で男子禁制の看護寮住まいで現代の女工哀史だったころにも、教授とは似たような会話(?)を繰り返していたのですが、同僚えいてぃーはさすがにビビッていました。
で、
「ほらあの、フレックスにしてもらうとか・・」
と提案してくれ、教授も
「フレックスにしてみる?勤務を10時から6時にしたらちょっとは楽?」
「確かに、それなら楽かも・・」
とフレックスにしてもらえることに。

教授はさらに、
「もう僕が学会とかで岡山にいない時以外は、土日は全部少なくともセカンド(呼ばれる優先順位の低い方。あまりに呼ばれない)はするから。気力の続く限り頑張る覚悟でここへ来たから。」
病院の近くに住んでいればセカンドは家族と日常に近い生活が送れるので、拘束ならなんでも岡山に出てこないといけない私の負担を減らしてくれるとのことでした。

また、子育て中で夫婦でここに勤めている同僚女医えいてぃーは、時間外業務は免除となっているのですが、旦那がファーストコールの日に自分の母親に岡山に来てもらって、セカンドに入ってもいいと提案してくれました。

自分が限界を超えたことで、他のスタッフの負担が増えるという不条理だけど当然の結果となってしまい、非常に申し訳ない思いでいっぱいでしたが、根本的に人手が不足していると言うのは我々スタッフのせいではないので申し訳ないというのも違う気もします。

特に女医問題に関しては、妊娠・子育て中の勤務に融通を利かせるよう女性医師の権利を声高に主張する人を見かけますが、医師全体が不足している今、結局それを充足させないと女医問題の解決はありえないと実感しました。多元的で一朝一夕には解決しえない問題です。

うちの産婦人科に関しては、結局全員が無理をしてやっと成り立つ状態なので、大学側が正当に評価してくれないなら医療レベルを落としちゃうのが一番だと思うのですが、教授が維持を望んでいるので我々も頑張らざるを得ません。

教授室を出た後、えいてぃーと「あの教授がいい人やから頑張るしかないけどなあ」「いっそ変な教授やったらみんなで辞めれるのになあ」と言って、上司に恵まれるのも良し悪しだと溜息を付き合いました。

そんなこんなで大学の回答を得る前にここをすぐに辞めるという選択肢は消えました。
尊敬する人に、「上司がいい人だから辞められないというのは、しがらみの中ではいい方だよ」と言われ、確かになあと思いました。

恥ずかしげもなく赤裸々に書いてしまいましたが、あんなふうに喚き散らしたりするのは、後で自分が嫌になるのでそうならないように精神状態をコントロールしたいところなのですが、劇的な改善は見込めません。
しばらく少し低めで安定するしかないのかな。

とりあえず、騙し騙しいけるところまで頑張ります。

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