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ヨーロッパを旅し、これから東へ向かう旅行者。 アジアを旅し、これから西へ向かう旅行者。 そんな旅行者が交差する、イスタンブールの宿。 西から来た者は、エキゾチックなアジアの雰囲気を感じ取り、 東から来た者は、西洋の印象を強く受ける。 そんな、イスタンブールの街。 ヨーロッパを旅してきた者は、トルコの物価の安さに感激し、 アジアを旅してきた者は、トルコの物価の高さに驚愕する。 イスタンブールの宿ではそんな旅行者同士の会話が面白かった。 ぼくが旅行した当時、 この名物「サバサンド」が150万トルコリラ前後で、 だいたい1ドルぐらいの値段だった。 デノミ前のトルコは、モノの値段にやたらとゼロが多くついていたので、 この「1サバ」という単位は、トルコの物価を計る上で、非常に役に立った。 ちょうどワールドカップが日本で開催された年だった。 そのためなのか、どうなのか、 それともエルトゥールル号の件があったからなのか、 トルコ人は暖かく、老若男女、やたらと親切だった。 ヨーロッパ風の街並みに、アザーンが鳴り響いていた。 アジアの面影をかろうじて感じる瞬間だった。
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2012年04月26日
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