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ヨーロッパを旅し、これから東へ向かう旅行者。 アジアを旅し、これから西へ向かう旅行者。 そんな旅行者が交差する、イスタンブールの宿。 西から来た者は、エキゾチックなアジアの雰囲気を感じ取り、 東から来た者は、西洋の印象を強く受ける。 そんな、イスタンブールの街。 ヨーロッパを旅してきた者は、トルコの物価の安さに感激し、 アジアを旅してきた者は、トルコの物価の高さに驚愕する。 イスタンブールの宿ではそんな旅行者同士の会話が面白かった。 ぼくが旅行した当時、 この名物「サバサンド」が150万トルコリラ前後で、 だいたい1ドルぐらいの値段だった。 デノミ前のトルコは、モノの値段にやたらとゼロが多くついていたので、 この「1サバ」という単位は、トルコの物価を計る上で、非常に役に立った。 ちょうどワールドカップが日本で開催された年だった。 そのためなのか、どうなのか、 それともエルトゥールル号の件があったからなのか、 トルコ人は暖かく、老若男女、やたらと親切だった。 ヨーロッパ風の街並みに、アザーンが鳴り響いていた。 アジアの面影をかろうじて感じる瞬間だった。
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長距離バスに乗った。 どれぐらいの時間がたったのか覚えていないけど、 夜、バスはカーフェリーで海峡を渡り、 朝方、久しぶりに見る、巨大都市の中を走っていた。 きれいで快適なバスと、しっかりと整備された道路。 そして、イスタンブールまでやってきたのだ、という思いが、 長時間の旅の疲れを忘れさせてくれた。。。 スルタン・アフメット、通称「ブルーモスク」 アヤソフィア。 イスタンブールのモスクは、 イスラム教の洗練された芸術性と、キリスト教の艶やかさが融合したような、 そして宇宙基地のような建築物だった。 千年以上も前に作られたこのモスク。 なのに近未来的な印象すら受ける、その外観。 ローマ帝国、オスマン帝国。 本当に、本当に、 世界史をもっと勉強しておけばよかった。。。
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トルコの港町からフェリーに乗って、ギリシャの島に向かった。 陽気なトルコ人の船員さん。 日本の童謡、「ぞうさん」を歌ってくれた。 メロディーは、お花が咲く、あの童謡だったけど。 ♪ ぞうさん ぞうさん お は な が な が い ♪ ♪ さ い た さ い た チューリップのはなが ♪ ギリシャに到着。初めてのヨーロッパだ。 ほとんどノーチェックでイミグレーションを通過していく、欧州系旅行者たち。 僕だけ、なぜか別室に連れて行かれて入国審査をした。 パスポートを受け取り、顔をジロっと見られ、最初の質問。 「お前は○○○に行ったことがあるか?」 「いいえ、ありません。」 続けてパスポートをぺらぺらとめくりながら、急に何かを見つけたような顔をして、 そのイミグレーションの職員はこんなことを聞いてきた。 「お前はオランダに行ったことがあるんだな。」 「(!?) いいえ、ありません。」 「本当に行ったことないのか?」 「はい。一度も行ったことがありません。」 そうか、といった感じで、パスポートを返され、無事にギリシャ入国。 何だったんだ、アレは。。。(後に事実を聞くことになる。) 初めてのヨーロッパ。青空にギリシャ国旗がさわやかになびく。 お腹がすいたので、カフェでサンドイッチを食べた。 2ユーロとか、3ユーロとか、安く感じるけど、円に換算したら結構な値段だ。 トルコから来ると、「ユーロマジック」で物価が安いと勘違いしてしまって困る。 ただ、ふとした小道の雰囲気が、エーゲ海の島々の集落といったイメージそのものだ。 お金に余裕がなかったので長居は無用と思い、 夕方にはフェリーでトルコに戻ってしまった。 このままギリシャにいたら、ユーロマジックであっという間に破産してしまう。
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港町にやってきた。 船にはためく、トルコ国旗。 丘陵に海を臨んで立つ、白壁の家。 アジアの雰囲気のかけらもないこの町で見つけた、 謎の東洋人。 久しぶりの海だ。やっぱり、海はいいな。 そして、こんなの。 あんたたち、すごく素敵だよ。
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こんな円形劇場や、 なんとかポリスっていう名前の遺跡って、 古代ローマとか、ギリシャのイメージなんだけどなあ。 イランにもペルセポリスっていう遺跡があった。 そこも何だか神話とかに出てくる、ギリシャ神殿みたいな場所だった。 ローマ帝国だったり、オスマン・トルコだったり、 もう少し世界史を勉強しておけばよかった。。。 遺跡の先には石灰岩でできた、真っ白い棚田のような段丘。 温泉が流れ込んでいるのだけど、周辺の開発で温泉が少なくなっている。 この石灰棚に流す温泉の水量も調節しているらしい。 それでも突如現れる純白の石灰棚の景観は、圧巻だった。
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