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早朝のやさしい日差しが農村を照らします。 宿の屋上からは、ヒマラヤの山々が見えました。 静かな朝、村を歩いていると、 民家の軒先に、鮮やかな染料が無造作に並べられていました。 |
旅行
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トルコ入国後、 長距離バスの休憩所で、初めてトルコのご飯を食べたときのこと。 その味を形容する適当な言葉が思いつかず、 相方と二人、 長距離移動後の長い空腹から解放された、という事情も加わり、 ただただ、お互い見つめ合って、笑ってしまうだけだった。 それから、 トルコではこんなロカンタ(食堂)で晩ご飯を食べるのが楽しみでしょうがなかった。 今日は何を選ぼうか、と。 本当においしいものを食べたとき、おいしい以上の言葉なんか思い浮かばなかった。 ただ、ストレートに、「うまい」と思った。 そしてその「うまい」という言葉すら出てこないで、笑ってしまった。 人々の生活のエネルギーに満ちている、久々の大都市。 うまい飯。 陽気で人懐っこいトルコ人。 ハロー、ジャポンニャ! ナカータ! バザールデゴザール!! カラテ、カラテ! ジャッキー・チェン! ブルー・スリー! あまりにも居心地のよいイスタンブールの街に、 少し長居をしてしまった。
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ヨーロッパを旅し、これから東へ向かう旅行者。 アジアを旅し、これから西へ向かう旅行者。 そんな旅行者が交差する、イスタンブールの宿。 西から来た者は、エキゾチックなアジアの雰囲気を感じ取り、 東から来た者は、西洋の印象を強く受ける。 そんな、イスタンブールの街。 ヨーロッパを旅してきた者は、トルコの物価の安さに感激し、 アジアを旅してきた者は、トルコの物価の高さに驚愕する。 イスタンブールの宿ではそんな旅行者同士の会話が面白かった。 ぼくが旅行した当時、 この名物「サバサンド」が150万トルコリラ前後で、 だいたい1ドルぐらいの値段だった。 デノミ前のトルコは、モノの値段にやたらとゼロが多くついていたので、 この「1サバ」という単位は、トルコの物価を計る上で、非常に役に立った。 ちょうどワールドカップが日本で開催された年だった。 そのためなのか、どうなのか、 それともエルトゥールル号の件があったからなのか、 トルコ人は暖かく、老若男女、やたらと親切だった。 ヨーロッパ風の街並みに、アザーンが鳴り響いていた。 アジアの面影をかろうじて感じる瞬間だった。
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長距離バスに乗った。 どれぐらいの時間がたったのか覚えていないけど、 夜、バスはカーフェリーで海峡を渡り、 朝方、久しぶりに見る、巨大都市の中を走っていた。 きれいで快適なバスと、しっかりと整備された道路。 そして、イスタンブールまでやってきたのだ、という思いが、 長時間の旅の疲れを忘れさせてくれた。。。 スルタン・アフメット、通称「ブルーモスク」 アヤソフィア。 イスタンブールのモスクは、 イスラム教の洗練された芸術性と、キリスト教の艶やかさが融合したような、 そして宇宙基地のような建築物だった。 千年以上も前に作られたこのモスク。 なのに近未来的な印象すら受ける、その外観。 ローマ帝国、オスマン帝国。 本当に、本当に、 世界史をもっと勉強しておけばよかった。。。
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トルコの港町からフェリーに乗って、ギリシャの島に向かった。 陽気なトルコ人の船員さん。 日本の童謡、「ぞうさん」を歌ってくれた。 メロディーは、お花が咲く、あの童謡だったけど。 ♪ ぞうさん ぞうさん お は な が な が い ♪ ♪ さ い た さ い た チューリップのはなが ♪ ギリシャに到着。初めてのヨーロッパだ。 ほとんどノーチェックでイミグレーションを通過していく、欧州系旅行者たち。 僕だけ、なぜか別室に連れて行かれて入国審査をした。 パスポートを受け取り、顔をジロっと見られ、最初の質問。 「お前は○○○に行ったことがあるか?」 「いいえ、ありません。」 続けてパスポートをぺらぺらとめくりながら、急に何かを見つけたような顔をして、 そのイミグレーションの職員はこんなことを聞いてきた。 「お前はオランダに行ったことがあるんだな。」 「(!?) いいえ、ありません。」 「本当に行ったことないのか?」 「はい。一度も行ったことがありません。」 そうか、といった感じで、パスポートを返され、無事にギリシャ入国。 何だったんだ、アレは。。。(後に事実を聞くことになる。) 初めてのヨーロッパ。青空にギリシャ国旗がさわやかになびく。 お腹がすいたので、カフェでサンドイッチを食べた。 2ユーロとか、3ユーロとか、安く感じるけど、円に換算したら結構な値段だ。 トルコから来ると、「ユーロマジック」で物価が安いと勘違いしてしまって困る。 ただ、ふとした小道の雰囲気が、エーゲ海の島々の集落といったイメージそのものだ。 お金に余裕がなかったので長居は無用と思い、 夕方にはフェリーでトルコに戻ってしまった。 このままギリシャにいたら、ユーロマジックであっという間に破産してしまう。
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