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アーサナと体質
アーサナは、すべての体質に役立ち、すべてのドーシャのバランス
をとる働きがあります。
ドーシャの超過分が進行するのを防ぐために、すべての人が一日最
低30分はアーサナを実行するべきです。
アーサナは、姿勢の歪みに最も陥りやすいヴァータタイプの人たち
に一番必要です。
座ったままで動きが遅くなる傾向のあるカファタイプの人たちは、
ラジャス的要素がより大きい動きがベースとなったアーサナや、
よりアクティブなフォームの運動が役立ちます。
ピッタタイプには主に、彼らの炎のような激しい気性、一つのこと
に焦点を合わせる気質を冷ますためのアーサナが必要です。
どのアーサナをするか、どのように行うか
アーサナをする上で、熟慮する主な二つの事柄があります。
一つ目は、アーサナのやり方と態度です。
二つ目は、選ぶ特定のアーサナです。
一つ目が、最も重要です。
私たちがどの特定のアーサナを行うかということよりも、私たちが
どのようにアーサナを実行するかが、重要事項です。
正しいアーサナが間違ったやり方でなされれば、アーサナは役に立
たないでしょう。
一方、その人の体質にはおそらくベストではないアーサナが、正し
いやり方で、そしてアーサナの完璧な一つの体系の一環としてもし
なされるなら、それは有益です。
私たちはアーユルヴェーダの本から、特定のアーサナをどうやるか
よりもむしろ、アーサナの持つ質が肝心だという印象を受けるかも
しれません。
それらの本は、異なる体質や異なる病気のためのさまざまなアーサ
ナをリストにあげ、あたかも人がそのアーサナをやって症状が改善
されたかのように述べられています。
特定のアーサナは特定の体質と関連しますが、そのアーサナが有益
となるためには、正しい方法で行わなくてはなりません。
ときどきアーユルヴェーダの本は、上級の修練者以外は実行するの
がとても難しいようなアーサナを推薦します。
初心者は難しいポーズを実行しようとして、トラブルをこうむるこ
とになりえます。
そのポーズは彼らの体質にはよいものかもしれませんが、そのポー
ズを適切に実行できるほど体がまだ柔軟ではないのですから。
私たちの体は、新しい動きのために準備される必要があります。
例えば、とても価値ある利点がある「頭立ちのポーズ」は、もし不
適切に行われたり、体がまだ十分に準備できていないときに行われ
れば、かえって危険なものになる可能性があります。
アーサナを強制しようと努めることは、賢明ではありません。
アーサナは、ただ単に体質だけの問題ではありません。
例えば、「頭立ちのポーズ」は一般的にカファの人によいアーサナ
ですが、太りすぎで首が弱いカファの人がこのポーズをすれば、体
を害するかもしれません。
個人の身体的な条件と基本的な体の状態が忘れられてはいけません。
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