テルニの司教であり、医師でもあった聖ヴァレンティーノ(ヴァレンティヌス)は、教会において人望も篤く、諸徳にも秀でていたため、キリスト教迫害を実施していた、ローマ皇帝から目をつけられていました。
彼は、信仰のために投獄されていた信者たちを励まし、彼らに奉仕していました。
キリスト教迫害を行なっていた皇帝クラウディウス2世は、影響力の大きい医師でもある彼を召喚し、棄教をすすめました。
『ヴァレンティヌスよ、なぜお前はキリスト教の信仰を棄てて、我々の神々を崇めようとしないのか?我々の命じるとおりにすれば、皇帝である私や宮廷の者たちと親しく交わってゆけるではないか?』
それに対し彼は、答えました。
『陛下、もしあなたが、神の恵みをご存知であれば、おそらくそのようには言い得ないでしょう。そして、惨めな人間に過ぎない偽の神々である歴代皇帝たちと決別して、天におられる真の神を崇めることになるでしょう』
すると皇帝が動揺したため、裁判官と側近は、ローマ長官アステリオに彼を委ねさせました。
長官の家に連れてくると、長官アステリオは彼にこう言いました。
『キリストが、あなたの言うとおりに「光」かどうかを私は知らない。もし、私の娘の盲目に、あなたの言うキリストが光を与えてくれるならば、私はあなたの望むものを与えましょう』
そこで彼はその娘の治癒のために、祈りを捧げました。
『真の光である主イエズス・キリストよ、この家にいる人々を照らしてください。この人々に、あなたが真の神であることをお示しください』
そして、彼が『永遠の光である主イエズス・キリストが、あなたの視力を回復させてくださいますように!』と祈りを唱えながら娘のまぶたに手を触れると、驚くべきことに娘は、たちまち視力を回復しました。
この奇跡を目の当たりにした長官アステリオは、神の力に驚愕し、改宗を決意し、一族40人と共に、聖ヴァレンティーノから洗礼を受けました。
そして彼らは、困難に際し、信仰を強められるべく、聖霊の賜物が注がれる『堅信の秘跡』を授けられました。
そして、当時、皇帝クラウディウス2世が、愛する者と離れて戦争に出たがらない兵士たちの結婚を禁じていた事情があり、それに対し、神が制定された「結婚」の権利は侵害されてはならない、と考えていた聖ヴァレンティーノは、婚姻を望む兵士らに婚姻を授ける機会を設けるよう求めました。
こうして、皇帝の意向よりも、神のご意思と兵士たちの願いを優先させた聖ヴァレンティーノは、兵士たちに婚姻を結ばせていました。
これら一連の出来事を耳にしたローマ皇帝クラウディウス2世は激怒し、キリスト教に入信した、長官アステリオとその一族全員を捕らえ、オスチアに連行し、斬首の刑に処しました。
聖ヴァレンティーノには、「最も憎むべき者」として、ローマのフラミニーノの会堂で、269年2月14日、棍棒で打ち叩かせた上で、斬首の刑に処しました。
もともとは『セント・ヴァレンタインデー』における恋人に贈り物を差し出す習慣は、「2月14日から、鳥たちが一対になり始める」という中世の伝承に基づいています。
主に、皇帝クラウディウス2世が、愛する者と離れて戦争に出たがらない兵士たちの結婚を禁じていた際、結婚させないのは不当であるとして、内密に婚姻を結ばせていた聖ヴァレンティーノが殉教した出来事にも関わりがあります。
つまり、いかなる状況にあろうとも、神が制定された「結婚」の権利が、戦争よりも優先され、尊重されるべきことを、主張し続けた聖なる殉教者の取り次ぎを求めて、互いの愛を告白する、というのが理由の1つであるとされています。
この他、2月14日は、かつてドイツでは、『運命の日』とされ、アングロ=サクソン民族の間や、特にアメリカにおいて『セント・ヴァレンタインデー』に、若い男女が、ささやかな贈り物を交換し合っていたことにも基づいています。
ただ、なぜチョコレートとの関連をもたせたかは、カトリックの観点からは正確にわかりません。
でも僕は、チョコレートが好きでございます。
。。。これは、関係ないですね。。。♥(*- -)(*_ _)ペコリ
聖ヴァレンティー司教殉教者は、『婚約者たちの保護の聖人』であり、幸いな結婚・恋人への愛の告白・旅行・てんかん・気絶・疫病の際の取次ぎ手として希求され、絵画では、しばしば、鳥たちや、薔薇と共に描かれます。
転載元: カトリック信仰の源泉☆エウカリスツィアの信心
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勉強になります。チョコに振り回されるだけではダメですね!
2007/2/14(水) 午前 11:14 [ のじゃん ]
このようなありがたいお話が聞けて、いいお勉強になりました。お祭りイベントで終わらせるだけでなく、このようなお話をみなさんにも知ってもらいたいですね。
2007/2/14(水) 午前 11:39 [ aki**07ak*ne ]
☆傑作☆ぽち!
2007/2/14(水) 午前 11:39 [ aki**07ak*ne ]
ベネさんの記事のおかげで素晴らしいバレンタインデーになりました。感謝してもし尽くせません。傑作ポチ!
2007/2/14(水) 午前 11:46 [ cry*ta*heal*ng*000 ]
由来を知らず、ただ聖人の名前を冠した日であることだけを知っていました。チョコレート会社の上手な宣伝にのせられすっかりチョコが定着した日本ですが、どんな形であれ愛することを伝えるのは悪いことではありません。この機会に知識を増やせるのも有り難い事です。
2007/2/14(水) 午後 0:06
はじめての投函です。とても高尚なお話勉強になります。マスコミや企業に踊らさせられて買ったチョコ、厳粛な気持ちでいただきたいと思います。
2007/2/14(水) 午後 0:07 [ わこ ]
素晴らしいベネさんの記事ですね!hona*も転載させてもらいました!
2007/2/14(水) 午後 0:31
素晴らしいベネさんの記事ですね!hona*も転載させてもらいました!
2007/2/14(水) 午後 0:32
傑作ポチ!
2007/2/14(水) 午後 0:32
画像も記事もとってもいいですね。
2007/2/14(水) 午後 1:15
そうなのね。よくわかったわ♡
2007/2/14(水) 午後 4:40 [ - ]
TBさせていただきま〜っす♬
2007/2/14(水) 午後 7:01
TBさせていただきま〜っす♬
2007/2/14(水) 午後 7:01
とっても分かりやすい説明です♪(^−^@)
2007/2/14(水) 午後 10:07
ヴァレンタイン説って沢山あるのよね〜!
2007/2/15(木) 午後 5:28
聖歌隊をしていたとき、ヴァレンタインセレモニーをしていたの。
2007/2/15(木) 午後 5:29
で、意味を聞かれてどれを話したらよいのか困ったものでしたf^^;
2007/2/15(木) 午後 5:29
チョコレートを 送るのは 日本だけでしょ。この習慣が 日本に入ってきたときに モロゾフさんが チョコレートを 送るイベントに しちゃったとかないとか・・・(。-`ω´-)ンー
2007/2/15(木) 午後 9:27
ベネさん すばらしいですね。ぽち!!!
2007/2/15(木) 午後 9:28
素晴らしい記事ですね。 深いです、勉強になりました。
2007/3/28(水) 午前 7:13