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冒頭、ランボーが魚を弓で採ってた。そこでも弓かよ!ってツッコミ入れた観客が世界で3億人くらいいそうな気がする。 以上! ・・・・・とアクション映画としては、本当にこの位しか評することが無い内容な作品。しかあぁぁぁし、駄作かというとそうとも言い切れない・・・む、難しいところ。 つまり、映画自体は一昔前のアクション映画というか、まぁ、ほんと観るべきところもないようなデキ。 しかしながらミジンコはこの作品が世界で公開されることは大切なことだと思う。なぜならば、ミャンマーの軍事政権の酷い所業を告発しているという点では非常に意識が高い作品。 実際にミャンマーの軍事政権が行っているとされる暴挙の数々を映画で再現しているのが今回のランボー。 更に武装無しで危険な地域に赴くボランティア団体への痛烈な批判となっている。要は「平和」だ「愛」だのを頼りにして危険な地域に突っ込んでいき、結局は現地でとっ捕まってより多くの人々を巻き込んで死者も増やす行為っておかしいだろ?ってことがこの映画の全編で表現されている。 そう、今回のランボーは完全に巻き込まれただけ。ランボーはミャンマーまでの道案内を断り続けるのだが、ボランティア団体が迷惑な信仰心を発揮して、しつこくしつこくしつこーーーくランボーに道案内を頼むものだから、渋々承諾するランボー。いきなり襲ってきた海賊を皆殺しにしてボランティア団体から非難される。ランボーが海賊を殺さなければ自分たちが殺されていたという状況を理解していてもランボーを非難するあたりはまさにキティガイ。 おまえらランボーや傭兵に頼ってないで自分たちを鍛えんかいっ!と思ったりもして、現実に人に守られる自分に嫌気がさして自分も訓練に参加するようになった身としては、この映画のデンバーの宗教組織とかいう連中にはホトホトうんざりとなる。 現実でもミジンコはそういう宗教ヴァカ・ボランティア団体をいくつも知っているので観ていて疲れた。 それでも後にボランティア団体を救出に行くところがランボーらしいといえばらしい。 そして今回はランボー以外にもプロの傭兵が5名加わっている。この傭兵たちは延々とボランティア団体の無知さと考えの甘さと迷惑さを語る。 スタローンはミャンマー政権と宗教ヴァカ・ボランティア団体の両方を嫌っているのだろう。なんだかミジンコと気が合いそうな気がしてきた。 さて、先に述べたようにアクション映画として観たらかなりB級テイストで退屈。やけに人体が吹き飛ぶシーンが多いのでそういうのが苦手な方は注意。 銃で撃たれた人のリアリティーを出したかったらしく、弾丸が当たった体が吹き飛びまくる映像。しかもやけにそういうシーンが多い。 5名の傭兵たちはとっても影が薄い。そもそも5名でミャンマー軍事政権支配下のジャングルに侵入するなんてことは自殺行為。 ボランティア団体のことを無謀な馬鹿呼ばわりしていたが、この傭兵たちもランボーがいなかったら登場数分で全滅していそう。 なんだか劇中でランボーだけが全て、つまり世界の現実を理解している知的な存在と言える。 スタローンが目的としているミャンマー軍事政権を告発するということは達成されていると思う。 映画のデキはともかくその志の高さは伝わってきた。 アクション映画が観たいと思って観たらガッカリする作品であることは間違いないのだが、今、ミャンマーでどんなことが行われているのかを知るという点では本当に世界中の人たちに観てもらいたい作品。 60年間もカレン族はミャンマー軍事政権に虐げられている。日本人カメラマンもミャンマーの軍事政権に殺された。(映画中にそのシーンあり) 映画の質としてはだいぶダメな部類だがこういう作品があって良いと思うし、スタローンの言いたいことがよく伝わってきた。
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レビュー楽しく読ませて頂きました。ボランティア団体への批判、自分も感じました。現実にこういうキレイ事を押し付ける団体はいそうですね。スタローンファンとしては、いろんな意味でたくさんの人たちに観て欲しい作品だと思いました。
2008/6/2(月) 午前 0:02
どうもです。映画自体の映像の上手さとか、ストーリーの複雑さとかで考えてしまうと非常に評価が低くなる作品なんですけれど、描かれている人々とそのテーマの深刻さを考えるに無視できない作品だなと思いました。こういう作品を作れば自分にも色々と危険が及ぶかもしれないことを承知でスタローンは製作したわけですから、その心意気は買いたいです。
2008/6/2(月) 午前 1:22
レビューを読んでて映画の背景にある世界観、哲学がミジさんのそれに似てるなあ、と思いつつ読み進めていたら途中「ランボーと気が合いそう」とあって笑いましたw
世界のどこかでこのゴツいキン肉マン2人が酒を飲み交わしてながらミャンマー政権とかヴァカボラとかを罵ってる姿が目に浮かぶようですw
2008/6/2(月) 午前 2:24
<スタローンが目的としているミャンマー軍事政権を告発するということは達成されていると思う。
この映画、割と評価が高かったのは、そう言う事だったんですね。私は見てないのですが、見る価値あるって言う人が多かったのを覚えてます。なるほど〜。
2008/6/2(月) 午前 2:57 [ ぴんく しゃーく ]
この映画で一番輝いてたのはやっぱりボランティア団体の彼のキティガイっぷりですね。この映画で伝えたい内容のBest3ぐらいに食い込んでる気がしま。アクション映画!と期待して観に来た観衆を少しでも裏切らないように、終盤にランボーっぽさをちょい長めに設定したんですかね。私は音が怖くて怖くてずーっと内股になってましたw映画を観て疲れたのは久々でした。ミャンマー軍少佐役をしていた俳優さんは元カレン族解放軍のリーダーだそうですね。そういう配役を見てもこの映画の伝えるものは大きいと思います。テロップからも何か伝わってくる映画って私にとって初めてでした。
2008/6/2(月) 午前 11:27
これまでのランボーシリーズでは見られなかった、新しいランボーがそこにはありました。以前のようにギラギラした野性感は少ないのですが、その分、沈着冷静と言うか。それだけ、ランボー(スタローン)も年をとって変わったということでしょうか?でも、全体にメッセージ性もあり、感動的ないい映画でした。それにしても、ミャンマー軍事政権は許せません。(もし、映画が本当だとすれば)マサでした。
2008/6/2(月) 午後 4:01
確かにメッセージ性の高い作品だなと思います。宣伝はどうしても集客がより多く見込めるであろうアクション大作としてマーケティングするのは仕方ないとは思うのですが、ちょっと勿体ない気もします。タイミング的には偶然とはいえ、ミャンマーはサイクロン被災後の軍事政権の横暴さ、国民を国民と思っていないような海外支援を断る非道な姿勢など注目を集めているところです。この時期にランボーが世界的に公開されていることは意義のあることです。
2008/6/2(月) 午後 5:59
ちょっとネタバレ:
エンディングのクレジットで流れる映像は「最後のランボー」という意味でちょっとウルっとくるかもしれません。
2008/6/2(月) 午後 6:00
私もそう思います♪
実は、ミジさんの感想を聞きたいと思っていましたので、うれしいです^^
スタローンの怒りが伝わってきました、意義のある、勇気ある製作だと思います。
2008/6/3(火) 午前 10:19
元々スタローンは脚本家としても一流ですしね。出演作が多過ぎて駄作出演も多いですが、今回のランボーは彼が通したい意志が観客に伝わる骨太な作品だったと感じました。
ミャンマー軍事政権だけではなくボランティア団体で怒るところもあるかもしれませんが、実際にああいった迷惑なボランティア団体があるのは事実ですし、スタローンがよくぞ描いてくれたとは思います。紛争地帯で信仰だけで人が救えるわけではないのが現実です。
2008/6/3(火) 午後 11:28
ブログの”こんな記事もあります”で辿り着きました。初めまして。確かにミジンコさんの言うとおり、メッセージ性の高い作品という事は同意します。スタローンの伝えたいと言う思いも分かるのですが・・・一部報道で”次回作も意欲あり”とか見てしまうと、何処までが本音なのかが疑わしく思ってしまいます。ミジンコさんも言われている通り、お金を払って映画を見に来る多くの人にとっては、後悔する作品かもしれません。
2008/6/17(火) 午前 1:53 [ mmax ]
↑どうもはじめまして。
じ、次回作を考えているんですか・・・。それはちょっと残念です。あのラストから再び人を殺すことを選ぶランボーは想像したくないです。アクション映画としては確かにチケット代が勿体無いと感じると思います。なんというかかなり古臭いアクション映画を観たような印象です。
2008/6/17(火) 午前 3:36