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ミジンコが専攻したCS(コンピュータ・サイエンス)学部というのは全米でも最もポピュラーな学部のひとつで良い意味で奇人・変人の宝庫。 この分野には、変わった教授、名物教授も数多くいる。 そんな中でも最も著名な教授であり、最も愛されたRandy Pausch博士が昨日亡くなった。(享年47歳) とても長いすい臓ガンとの闘いだったが、彼は一度も弱音を吐かなかった。 2006年9月発病。見る見る衰弱していく姿とは裏腹に更に精力的に後進のために指導を続ける姿が印象的だった。 カーネギーメロン大学という大学を聞いたことがあるだろうか? こう言ってはなんだが全米の理工系大学の中で上位に来る存在ではない。それでもカーネギーメロン大学はそこかしこで名前を見聞きする有名大学となった。 カーネギーメロン大にエンターテイメントテクノロジーセンターを創設し、将来のハイテク技術の担い手である高校生・大学生のためのアニメ教育システム「Aliceプログラム」を手がけてきたのがPausch博士。 カーネギーメロン大学は無人ソーラーパワー車の自動航行システムなど数々のハイテク技術で並みいる米国やイスラエルの企業としのぎを削って注目されている。こりゃミジンコとしては痛快。 カーネギーメロン大学の変り種の教授たちと学生たちが莫大な予算に支えられた企業と互角以上の技術競争を繰り広げているのだから。 そういう土壌をPausch博士たちは育んできた。CSに携わる者として最も正しくもあり気高くもある生き方だ。 YouTubeにUPされた動画で彼の最後の講演(卒業式の式辞の解説)がある。 Randy Pausch Last Lecture: Achieving Your Childhood Dreams(英語がわからない人も最初の数分と終わりの数分、映像だけでも観れば、必ず伝わってくるものがあります。) 日本語字幕版(1〜9まである内の1です) この動画をベースにした共著『The Last Lecture(最後の授業)』はNYタイムズのベストセラーランキングNo.1になった。 要は式辞のタイトル「Achieving Your Childhood Dreams(子供の頃の夢を追え)」の通りのことを博士は述べている。 「目標に邁進すれば必ず道は開ける。だったら、やればいいのさ。」ってことだ。 今、地球環境がどうのとか、世界経済がどうのとか、イヤな現実ばかりに直面しているが、世界はそれほど捨てたもんではないと思う。 一応言っておくが、ミジンコは「ああ、もう世界はお終いだ。諦めよう。」と判断したときはちゃんと隠さずにこのブログで伝える。 Randy Pausch博士には愛妻とDylan、Logan、Chloeという3人の子供がいる。残された家族がまだ生きる世界をRandy Pausch博士は諦めていなかった。 世界で最も賢く先見性のあるコンピュータ・サイエンティストが諦めていなかった。 彼が後に続くコンピュータ・サイエンティストたちを励まし、刺激し、指導し続けていたことがその証明だ。 Randy Pausch博士が何万名もの技術者たちを育てて残してくれた。この彼の遺産はまさに天文学的なものでそれこそプライスレス。
既に数多くの人材が画期的な技術を開発し、これからも彼等やまだ学生の技術者の卵たちが、世界に大貢献することだろう。 このチャンスをみすみす取りこぼしては博士にあの世でなんと言われるか解ったもんじゃない。 |

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